思い込んだ部分が、単に間違いなだけです。
化学式は、現実を表しているだけです。
単に、
酸化銅を調べてみると、酸素原子と銅原子が同じ数含まれていた。
硫化銅を調べてみると、硫黄原子と銅原子が同じ数含まれていた。
酸化銀を調べてみると、酸素原子と銀原子が1対2の割合で含まれていた。
という事実を表しているだけです。
この比を表すのが化学式(正しくは化学式の中で、組成式とよばれるものです)で、1は省きますが、2以上の整数は元素記号の右下に小さく書きます。
で、酸化鉄を調べてみると、
酸素原子と鉄原子が、同じ数含まれているモノと、
酸素原子と鉄原子が、3対2の割合で含まれているモノ
もっと違った割合で含まれているモノ
があった。これらは、物質の性質が違っていて、「酸化鉄」には、いろいろな種類があることが分かった。
単に、まだ中学校ですから、易しい化学式を先に習っているだけです。モノの仕組みを正しく理解せずに、自己流に解釈をしていくと、どんどんと分からなくなっていくので、気をつけましょう。
この後、ドルトンの原子説など、いろいろな理論を学んでいくことになると思いますが、まずは、「事実」があって、それをどう「説明」するかを考え、事実を記録する「図式」を表す方法を考えた、というのが、科学の作法です。
最初に決まりを考えてしまって、事実が合わない、とするのは筋が悪いので、今のうちに事実の捉え方自体を直しておきましょう。
ちょっと古い化学の考え方では、元素には手があると考えます。
酸素や硫黄には2つの手が、銅にも2つの手が、銀には1つの手が、鉄は、2つか3つの手があります。酸素と銀は、酸素に2つの手があるので、銀2つと酸素1つがくっつくと考えます。
まだ習っていませんが、銅も1つの手を持つときがあります。
お礼
ありがとうございます。よくわかりました。 それと、イオンは教科書に載っていませんでした。 何年か前は載っていたらしいですが……。