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慈経は大蔵経のどこに収められていますか
仏教経典で、南方上座部仏教で読経されることの多い『慈経(メッタスッタ)』は 大蔵経(たとえば大正新修版)のどこに収められているのでしょうか。 何部のどこにあるのか教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。
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お礼をありがとうございます。 『スッタニパータ』の漢訳が全くないのか、といわれれば少し自信がなかったので調べましたら、Wikipediaには以下のように記載されていました。 最初期に編纂された最古の仏典のひとつとされる。対応する漢訳は一部を除いて存在しない。(第4章『八つの詩句』/支謙訳:仏説義足経)現代では国訳として『南伝大蔵経』の中におさめられている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BF この『仏説義足経』であれば、『大正新修大藏經』第四册 No. 198に載っています。 『大正蔵』第四册は「本縁部」ですから、比較的古いとされる経典(たとえば『法句経』〈ダンマパダ〉など)も載っています。 ただ、これら古い経典類の漢訳は特に、原典とは意味が大きく違う部分があると批判されることが多いようですから、原典の味わいをそのまま漢字で表現しているというふうには思わない方がいいかもしれません。 テキストがネットで公開されていますので、そのURLも載せておきます。 ↓ http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/database.html (この中の「本縁部Vol.4に『仏説義足経』があります)
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- Samantabha
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南伝の仏典には明るくないのですが、『慈経(メッタスッタ)』は『スッタニパータ』内にあったと記憶しています。 「大蔵経」と言われる、経典を集めた全集本に収録されている『スッタニパータ』の和訳をお求めというのであれば『南伝大蔵経』第24巻(小部経典二)に収録されています。 ただこれは『大正新脩大蔵経』のような漢訳ではなく、パーリ語(かな?もっと古い言語だったかな?)から翻訳された仮名交じりの古文です。 私の記憶が正しければ、『スッタニパータ』などは漢訳されていないと思います。 『南伝大蔵経』の目録のサイトを載せておきます(PDFファイル)。 ↓ http://daizoshuppan.bunkensystem.co.jp/daizo/usr/info/WEB%E5%8D%97%E4%BC%9D%E5%A4%A7%E8%94%B5%E7%B5%8C%E7%9B%AE%E9%8C%B2.pdf
お礼
お返事が遅くなりました。 丁寧なご回答ありがとうございます。 そうですか、スッタニパータの漢訳は無いのですか。 残念です。 写経の題材に考えていたのですが。 もし、何か追加の情報がございましたら、是非お願いします。 本当にありがとうございました。
お礼
Samantabha様 重ねましてありがとうございます。 「原典の味わいをそのまま漢字で表現しているというふうには思わない方がいいかもしれません。」との話。ご提言ありがとうございます。読み比べまして、検討したいと思います。 このたびは、二度のご回答に大変感謝しております。 別の方の意見が無いものか、 もう少しこのまま質問を保留継続させていただきます。
補足
Samantabha様のご回答で、私の質問のタイトルに対しては解決しているのですが、 質問の真意として、漢文の写経の題材にと考えておりましたので、 補足と言っては何ですが、 『慈経』の漢訳として優れたものをご存知の方がおられましたら、 引き続きの質問として、 ご回答いただけるならば、幸甚でございます。 よろしくお願いします。