- ベストアンサー
害虫の入手方法について
- 農薬研究学生が自家製農薬作成のために害虫を入手したい
- パセリの害虫としてはアブラムシ、ハダニ、キアゲハが挙げられるが、入手方法が分からない
- 害虫入手の方法についてアドバイスを求めている
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
害虫自体は,No1の方のおっしゃるようにパセリを栽培していればいくらでもわいてくると思います.ただし,捕まえてきた害虫をいきなり使うのは,こうした研究では良くありません. 大半の場合天然由来のものは効力が弱いことが多いですから,日頃,淘汰を受けている自然の害虫では殺虫活性を見落とす恐れがあります.ですから,専門家は感受性と呼ばれる,殺虫剤に対する抵抗性が発達していない弱い害虫を使うところから始めます.キアゲハは,抵抗性が発達したという話は聞かないのでどこのでもよいかもしれませんが,アブラムシやハダニは,その辺にいるものは,すでに殺虫剤に対する抵抗性が発達している可能性があります. 感受性の害虫は,農水省の研究所や各県の農業試験場,あるいは農薬会社の研究所などで飼育されています.行政の研究機関の場合はお願いすれば無料で譲渡してもらえることがほとんどですが,会社や一部の独立行政法人の場合は有料の場合もあります. パセリの害虫の研究はメジャーとは言い難いので,おそらくパセリを餌に害虫を飼育しているところは,ほとんどないと思います.こうした研究では,試験が楽で飼育方法が確立しているメジャーな作物(米とかキャベツや大根など)の害虫でうまくいったところで,それを試験が難しい野菜で試してみるという手順を踏む場合がほとんどだと思います. 微生物でも植物でも天然物由来の殺虫剤を発見するのは大変で,成功例は数えるほどしかありません.どういう害虫で試験をするのかを含めて慎重に計画を立てられた方が良いと思います.
その他の回答 (1)
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
畑に行けばいくらでもいます アゲハなら柑橘の農場にいます ダーウインやファーブルは自分の足で研究の対象を集めたのですよ どういう環境に生息するかを知ることが重要だと思います