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エポキシ樹脂
エピクロルヒドリンはエポキシということですが エポキシとは硬化剤と主剤を合わせてエポキシとなるのですか? ビスフェノールA系エポキシを例にすると ビスフェノールA+エピクロルヒドリンでビスフェノールA系エポキシとなっています。 これでいくと、エピクロルヒドリンは硬化剤か主剤ということに なると思うんですが。。。エピクロルヒドリンとは何ですか?
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ポリマー研究者です. ビスフェノールA(以下ビスA)というのは,分子の末端が-OHになっていて, このままでは重合反応しません.そこで,エピクロルヒドリンを反応させ, 次のような構造にします. E-B-B-B-E ここで,Eはエピクロルヒドリン,BはビスAです. 上の式では,たまたまビスAが3分子のものを示しましたが, これは,n=1~5ぐらいの様々な値をとります. なので,一般的にE-(B)n-Eのように書きます. これをエポキシ樹脂と言います. また,エポキシ樹脂主剤と言ったり,プレポリマーと言ったりします. プレポリマーの末端はエポキシ基になっているので,反応性に富み, ジアミンなどと反応させると,3次元ネットワーク構造の樹脂硬化物ができます. このとき加えるジアミンを硬化剤と言います.硬化剤には,アミン系の他に 酸無水物系があります.硬化剤で硬化したものをエポキシ樹脂硬化物と言います. 「エポキシ樹脂」という語は,厳密には未硬化のプレポリマーのことを指しますが, 世間では一般的に,硬化物のことを指したりして,混同して使われています. そのため,わかりやすく区別するために,プレポリマーのことを 「エポキシ樹脂主剤」と呼ぶ場合が多いんですね. つまり,ビスAにエピクロルヒドリンを付加したものがエポキシ樹脂主剤, これにアミンなどの硬化剤を加えて固めたものがエポキシ樹脂硬化物,ですね.
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ありがとうございました!
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