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分位点と正規分布で成績を測る
- 学校でのアンケート調査で自分のテスト順位を10位単位で答えてもらいました。各学年で人数が違うので、偏差値を使って学力を測る必要があります。
- 成績を順位で聞いた場合、分位点で偏差値を割り振る方法があります。これには正規分布の分布表が必要です。
- 正規分布の分布表は、平均値や標準偏差から各順位の分位点を求めるために使用されます。これを利用して偏差値を計算することができます。
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こんばんは。 >>>わかりにくかったらごめんなさい。 全然そんなことないですよ。 >>> 全員が正確に回答したら、例えば75人いる学年ならば、 1~10位が約10人、 10~20位も約10人、 20~30位も約10人・・・・ となるはずですが、実際はバラバラな人数でした。 当然です。 試験の得点分布は確率事象であり、工業製品の寸法ばらつきなどと同じことが起こります。 大概、このようなグラフになります。 http://images.google.com/images?hl=ja&rls=com.microsoft%3Aen-US&sa=3&q=%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%80%80%E5%BE%97%E7%82%B9%E5%88%86%E5%B8%83 そもそも、どの順位の区間でも人数が同じならば、それは正規分布ではありません。 >>> 分位点で偏差値を割り振る方法を教えてください。 そして、この場合の正規分布の分布表はどのようにだすのですか?? その分布表をどのように使うのでしょうか。 学年内での順位と、学年全体の人数の情報はあるわけですよね? では、下記のように求めることになります。 正規分布表 http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/normdisttab.html <例1> 30人中3位とか300人中30位とかの人の場合を考えます。 その人の上には、全体×0.1 の人数がいて、 その人の下には、全体×0.9 の人数がいることになります。 (この 0.1、0.9 という値が分位点に相当します。) この場合は、正規分布表において0.9に最も近い数字を探します。 それは、0.8997 です。 0.8997 からまっすぐ左に行くと、「1.2」と書いています。 0.8997 からまっすぐ上に行くと、「+0.08」と書いています。 合計すると、1.28です。 これは、平均点よりも標準偏差の1.28倍だけ上の成績であることを示しています。 偏差値というのは、平均点を50、標準偏差を10 としたものです。 ですから、この人の偏差値は、 50 + 1.28×10 = だいたい63 です。 <例2> 30人中27位とか300人中270位とかの人の場合を考えます。 その人の上には、全体×0.9 の人数がいて、 その人の下には、全体×0.1 の人数がいることになります。 この場合も、正規分布表において0.1に最も近い数字を探すことになりそうですが、 0.5未満の数字は表に載っていません。 その代わり、「下から数えて何位か」のような考え方をします。 (上記の正規分布表の上にあるグラフを左右逆にして考えるということです。) つまり、その人の偏差値は、 50 - 1.28×10 = だいたい37 です。 以上、ご参考になりましたら。
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- arrysthmia
- ベストアンサー率38% (442/1154)
> 例えば、75人全員が「私は一位だった」と書いてきた場合、 > そこから何が判りますか? については、考察してみて戴けたでしょうか? テストの得点分布が、正規分布であろうが、一様分布であろうが、 他のどんな分布であろうが、順位で見て1~10位は10人、 11~20位も10人でなければなりません。そうでなかった分は、 アンケートの回答が、ウソまたは間違いを含んでいる…ということ になります。成績ではなくて、回答された「順位」の誤差が 正規分布する…と考える問題なのでしょうか?
お礼
アンケートは中学生を対象にしたもので、 かつ質問内容も「いつもだいたいどのくらいの順位をとっていますか」 というようなはっきりしたものにはしなかったので 間違いやウソを多少含んでしまっているのを承知したうえで あくまで推定として、調査をしています。 もちろん回答されなかった無記入のアンケートもたくさん ありましたし。 ただ、全員や大多数が同じ順位を選択することはありませんでした。 ありがとうございました!!!
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
お礼のお言葉をありがとうございました。 >>>上は質問者の私charmsky82が書いたものです。 ええ。大丈夫です。補足欄には質問者しか投稿できませんので、わかりますよ。 ^^ >>>しかし、どれも中の数字がちょっとずつ違うみたいなのですが、 >>>正規分布表の数値はどのようにしてだしているのでしょうか。 前回に私が示した正規分布表は、縦線から左に向かって無限遠までの、黒塗り部分の面積を表す表です。 ほかの例を挙げますと、この正規分布表は、 http://www.koka.ac.jp/morigiwa/sjs/standard_normal_distribution.htm 縦線から左に向かって中央までの部分の、黒塗り部分の面積を表す表です。 これらの面積(=表の中の数字)は、解析的に解くことができないので、 コンピュータを使って計算します。 円周率をコンピュータで計算する、という話は、おそらくお聞きになったことがありますよね? それと同様です。 >>> ・計算方法を参考にして実際に計算してみました。 1~10位 7人 10~20位 14人 20~30位 11人 30~40位 10人 40~50位 13人 50~60位 7人 60~70位 2人 の計64人の学年です。 あれれ? 合計人数は必要ですが、各階級の人数のデータは、今回のQ&Aの趣旨から言えば不要なのでは。 それから、 10位の人は、1~10位のグループと、10位~20位の両方に入るわけではないですよね? ですから、たとえば 1~10位 7人 11~20位 14人 21~30位 11人 31~40位 10人 41~50位 13人 51~60位 7人 61~70位 2人 のようになるのではないでしょうか? ・・・であるとして、 階級値は、各階級のど真ん中にするべきですので、 1~10位 → 5.5位 11~20位 → 15.5位 21~30位 → 25.5位 31~40位 → 35.5位 41~50位 → 45.5位 51~60位 → 55.5位 61~70位 → 65.5位 分位点は、 1~10位 → 5.5/64 = 0.0859375 → 1 - 0.9140625 11~20位 → 15.5/64 = 0.2421875 → 1 - 0.7578125 21~30位 → 25.5/64 = 0.3984375 → 1 - 0.6015625 31~40位 → 35.5/64 = 0.5546875 41~50位 → 45.5/64 = 0.7109375 51~60位 → 55.5/64 = 0.8671875 61~70位 → 65.5/64 = 1.0234375 正規分布表で数字を見つけます。 1~10位 1 - 0.9140 → 標準偏差の 1.37倍 → 偏差値63.7 11~20位 1 - 0.7578 → 標準偏差の 0.70倍 → 偏差値57.0 21~30位 1 - 0.6015 → 標準偏差の 0.26倍 → 偏差値52.6 31~40位 0.5546 → 標準偏差の 0.14倍 → 偏差値48.6 41~50位 0.7109 → 標準偏差の 0.56倍 → 偏差値44.4 51~60位 0.8671 → 標準偏差の 1.11倍 → 偏差値38.9 61~70位 1.0234 → 1より大きいため、圏外 以上、ご参考になりましたら。
お礼
全部の順位に対する偏差値を書いていただき、本当に手間かけてすいませんでした。 本当にありがとうございました。 あれから統計の基礎を一から勉強しなおして ようやくわかってきた気がしました!!! もっと勉強したくなりました。 参考にして他の学年もだしたいと思います。 丁寧なご指導ありがとうございました。
- arrysthmia
- ベストアンサー率38% (442/1154)
順位のデータだけからは、偏差値を推定することはできません。 例えば、10人が受けた試験の成績が、 100, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1 点だった場合と 100, 99, 98, 97, 96, 95, 94, 93, 92, 91 点だった場合とで、 一位の人の偏差値は、それぞれどうなりますか? また、何らかの方法で偏差値を推定できたとしても、 そのことで > 1~10位が約10人、 > 10~20位も約10人、 > 20~30位も約10人・・・・ > となるはずですが、実際はバラバラな人数でした。 の問題を解決することはできません。 例えば、75人全員が「私は一位だった」と書いてきた場合、 そこから何が判りますか?
お礼
回答ありがとうございました。 確かにarrysthmiaさんのおっしゃるとおりのような気がしますが・・・ ちなみに順位はひとつのテストでなく5教科総合の順位なので、極端に偏ることはないと思ったので・・・。 知識も考え方も未熟で;・・・申し訳ありませんでした。 ありがとうございました。
お礼
すいません、補足のところに書いてしまいました。 上は質問者の私charmsky82が書いたものです。
補足
丁寧な回答ありがとうございました。 とても参考になりました。申し訳ないですが、また疑問点ができたのでもう一度お聞きしてもよろしいでしょうか。 ・回答にWeb上で見つけてくださったと思われます正規分布表ですが、私も「正規分布表」で検索をかけてみたら、たくさんでてきました。しかし、どれも中の数字がちょっとずつ違うみたいなのですが、 正規分布表の数値はどのようにしてだしているのでしょうか。 自分にあった正規分布表を作ってから偏差値を求めるのでしょうか。 ・計算方法を参考にして実際に計算してみました。 1~10位 7人 10~20位 14人 20~30位 11人 30~40位 10人 40~50位 13人 50~60位 7人 60~70位 2人 の計64人の学年です。 この場合だと、20~30位の人は先の分布表を使った場合 50+0.00×10で偏差値50 また、50~60位の人は 50-1.08×10で偏差値39.5 という計算方法で大丈夫なのでしょうか? 長文すいません、 よろしくお願いします。