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スペースシャトルにブラックボックスを搭載しても意味ない?
通常,全ての機内データがNASAにリアルタイムで送信されているものだと しても,墜落時には通信装置の不具合も予想されるわけですから,フライト レコーダやボイスレコーダのようなものがシャトルに搭載されていても おかしくないのでは?と思いました. しかし,そういったものを回収しようという報道がありませんので, やはり搭載していないと考えるべきなんでしょうか? もちろん宇宙空間からの回収は不可能であることは私でも容易に理解できます から,搭載するとしても機体が地上or海上に落下することが前提となりますで しょうか.
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こんばんは。残念な事故でした。 シャトルのブラックボックスですが、1986年のチャレンジャー事故の場合は、CVR(cockpit voice recorder)の内容が公開されています。 (発射2分5秒前から、エンジン推力全開1分13秒後の大西洋上での爆発までの、コクピット内の音声記録。内容は書く気になりません…) スペースシャトルのブラックボックスについては、これ以上詳しいことはわかりませんが、通常の航空機に搭載されているブラックボックスは、飛行記録装置:FDR(flight data recorder)と、操縦室音声記録装置:VORの2種類からなっています。(参考URL:飛行機辞典 CVR、FDR) このブラックボックスの強度ですが、手元の資料によると1100℃の火災に30分耐え、最高対地速度3300Gの衝撃まで可能(破損しない)となっています。さらに墜落後は、自動的に60日間超音波信号を発信します。 しかし過去の墜落事故で、ブラックボックスが深海に水没してしまい、回収できなかったことがあるようです。 シャトルの場合、地上で機体の様々な情報をモニターしているのは、地上からシャトルを誘導・支援するという意味合いが強いでしょう。シャトルは航空機ではありませんが、No.1の方の回答のようにブラックボックスを搭載する意味はあります。過去の航空機事故でもVORの記録により、乗員の計器の見落としが事故の理由であることが判明した事例がありました。 必ず回収できるのか、またどんな事故でも破損せずに記録を再生できるのかという点は難しいでしょうが、ブラックボックスは機体の正確な記録が残るため、事故時の原因解明のために必要不可欠だと思います。
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こんにちは。今回の事故は大変残念でした。私個人的には同時多発テロのときよりも衝撃が大きかったです。 早速ですが、昨日くらいにブラックボックスに関して報道がされてましたと思います。まだ発見されていないと。確かニュースで言ってたと思います。間違ってたらすみません・・。 全く素人で今回のスペースシャトルの空中分解のような墜落事故の場合どの程度の衝撃などが加わるのかわかりませんが、ずっと前、航空機用のブラックボックスの話でテレビで、1000度以上の熱に一時間近くさらして耐久テストを行うことになっている。とか、テレビでやってたのですが、あれを見たかぎり今回のような事故でも結構耐えられるんじゃないかと、私は思います・・。素人の戯言でした。 参考になればうれしいです。
お礼
いえ戯言なんて,とんでもないです. ありがとうございました. ただ私の耳には,未だブラックボックスに関する報道が飛び込んできません. (ニュースサイトで検索かけてもさっぱりでした) ところで私自身は,遺族のためにも,”そのとき”シャトル内ではどんな事態が 起きていたのか,できるだけ正確な情報があって欲しいものだと念願しています.
- SCNK
- ベストアンサー率18% (514/2762)
詳しいことは分かりません。 しかし今までの報道などからするとテレメータでデータを地上に送信しているようです。 フライトボックスなどが必要ないかとのことですが、大気圏突入時には周囲の大気が電離して電波の通信ができなくなると思います。その間を考えると搭載する意味はあると思います。 それにテレメータがどれほどの情報量を送る事ができるかという問題もあるでしょう。大量のデータは電波では厳しいのではないでしょうか。 宇宙空間からの回収もあながち不可能ではないかもしれません。昔、ディスカバラ衛星が地上を撮影したフィルムカプセルを空中でMC-130で回収した例もあるからです。機体が破壊されたときに分離するようなカプセルを搭載すればよいのです。
お礼
ありがとうございます. なるほど,逆に言えば,民間の旅客機などにスペースシャトルと同じしくみを 導入しようとしても,機体や地上の計測・通信設備に膨大な費用がかかって しまうために,ブラックボックス方式に頼っているのだという推測が成り立ち ますね.
補足
たいへん申し訳ありません,実は下の「お礼」の文章は,No.2 の方へのものを 誤って記入してしまったものです. 正しい「お礼」は次のとおりです. ------------------------------------------------------------------------- ご回答ありがとうございます. そういえば,初代ガンダムでも,ガンダムが大気圏突入の際,一時通信が 途絶えるシーンがあったことを思い出しました. なお,私が回収不可能と考えましたのは,宇宙空間でシャトルの機体が分解し, 部品が地球の軌道を半永久的に回ってしまう場合のことです.
- old98best
- ベストアンサー率36% (1050/2908)
スペースシャトルのブラックボックスは、意味が無いそうです。 通信装置が故障している状態は、イコール墜落した状態だそうです。 シャトルでは異常を基地に報告しているのではなくて、直接機器から状態を基地に送っているそうです。 今回も、翼の温度の異常が地上で分かっていましたから… つまり、交信やシャトル内部の音も含めて、ブラックボックスは地上に設置されていると考えてください。
お礼
ありがとうございます. なるほど,逆に言えば,民間の旅客機などにスペースシャトルと同じしくみを 導入しようとしても,機体や地上の計測・通信設備に膨大な費用がかかって しまうために,ブラックボックス方式に頼っているのだという推測が成り立ち ますね.
- asuca
- ベストアンサー率47% (11786/24626)
それに近いものは積んでいたと思いますよ。 ただ今回のように燃え尽きたとしたら果たして無事に残っているかどうかはわかりませんが。 乗せる意味はあります。帰還時には地上と通信ができないつまりモニタリングができない状態の時間がありますので。 今回もその地点での事故でしたね。
お礼
早速のご回答,ありがとうございます. 私の疑問の中には,今の技術で,どんな高い地点から落下しても燃えることなく (壊れることなく)原型を留めるブラックボックスの製造は不可能なのか どうかというのもあります.
お礼
詳しいコメントありがとうございました. そういった過去の実績があったとは,今まで知りませんでした. 紹介くださったURLも勉強になりました. ところで「最高対地速度3300G」の衝撃実験を,もし直に目の前で見られたら きっとすごいだろうなと思ってしまいました.