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照明の節電について
「蛍光灯は入り切りを頻繁にすると消費電力が増える」と聞きます。 でも、かと言って点けっぱなしも勿体無いし…。 今回、その具体的なライン‥というか目安を知りたいと思い質問させて頂きました。 もし一般的なグロースタートタイプの40W蛍光灯が部屋に設置点灯されているとして、 消灯している時間がどれ位ならば消した方が得なのか、 若しくは、どれ位の無使用時間ならば点けっぱなしにすべきかアドバイスをお願いいたします。 (アバウトな回答でも結構です)
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回答番号:No.3~4 です。 事情よく解りました。ご苦労様です。 1回点滅したとき、どの程度寿命が短くなるかは、一般論では難しいでしょう。回答番号:No.1, 2 の方がお答えになっているのは、相違がありますが、一概にどちらが正しいとも決め兼ねないところがかります。 また、経営者に納得して貰うには、単に時間数だけでなく、簡潔に説明できる範囲で、客観的裏づけ資料が必要でしょう。 そのための順位付けとしては 1 法令に基づく数値 2 学協会などの公的機関が発表している数値 3 学校や研究所機関で研究して公的に発表した数値 などがあると思います。 さて、冷陰極型蛍光ランプの始動時にヒーターに電流を流すことによる寿命の短縮時間は、ヒーター部の材質と管球内部のガス環境、それに通電時間と電流値で決まりますが、そのような資料を上記の中から探そうと思えば、学会資料か印刷物の文献になると思います。 照明学会の文献を調べましたが、古い文献は現実的に調査困難ですし、最近は公害問題や省エネ問題など最新技術に関する資料が中心で、今回のような資料は見当たりませんでした。 昭和30年に発行された照明設計という本 (著者は有名なParry Moon と D.E.Spencerを、照明学会編集委員をされた黒澤涼之助先生が翻訳の校閲をされ、株式会社技報堂が発行、全325ページ) の第2章光源と照明器具第10節照明費という項目があります。ここではライフサイクルの中の総ての要素を組み込んで説明していますが、維持の部分で経営的に経費に影響する要素は、汚れ・ランプ自身の老化による減光・ランプ購入費・交換手間・廃棄費用などで、点滅に要するロスはネグレクトされています。 また、昭和40年台頃印刷された民間会社が発行したパンフレット(B5全8ページ、ただし半分は英文)で、照明設備保守管理という資料に、非常に具体的に最も経済的な管理方法が理論的に書かれていますが、ここでも点滅による要素は書かれていません。 この時代は、40W蛍光ランプが一般化された時代で、最も世間に注目されていた頃のものでしょう。 このようなことを考えると、点滅による消耗は理論的にはあるものの、固定資産としての建築物の損失要素としては微々たるもので、論ずることに大きな意義が認められないのではないでしょうか。 これらは、あくまで私見として記載させて戴きました。 より具体的な裏付けが必要でしたら、照明器具メーカーの技術者に問い合わせると何かデータを持っているかもしれません。 ただ古い技術ですので、若い方には無理かもしれないですね。
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- t_saito
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参考意見です。 グロースタートタイプの40W蛍光灯を現在お使いでしたら、照明器具本体の交換をご検討されるのも、交換費用と維持管理費用を含めたトータルコストで有利になりませんか。 最近の照明器具は国策もあり省エネルギー化が進み効率が良くなり電気代が非常に安く済むようになりました。 また、ランプ自体も最近の照明器具にしか使えないもので、高効率のものがありますので、同じ部屋の明るさでよければ、一ランク下の大きさのものでも済むかもしれません。 大きな販売店で相談されると良いでしょう。
お礼
実は、職場の上司に「電気代が掛かるから照明を頻繁に消すな」と、言われ、 経営者からは「こまめな消灯を心がけてほしい」と、両者矛盾した意見に直面したのが今回の質問の発端だったのです。 器具&管球交換は私が担当しています。 (お恥ずかしいながら、大昔に取るだけ取った工事士も持っています) 古い町工場ですので、器具はすべて対応年数をはるかに超えたFL40Wx2を使用しています。 ご指摘である器具交換も、担当者として強く薦めてはいるのですが、 在庫の関係から、蛍光管は1種類にして欲しいと言われ、 結局寿命が来ても時代遅れのFLタイプを購入することになっている現状があります。 全く知識の無い人に、幾ら高性能を謳っても所詮は照明器具… 目先の金額でしか判断されませんからね…そのあたりが歯痒いところです。 ご指摘どうもありがとうございました。
- t_saito
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蛍光ランプの始動方式にはいろいろありますが、始動時の一瞬の電力量は知れています。 ご存知のように電気代(電力量)は電流が多く流れたほうが高くなります。 モーターなどが動き始める場合には一瞬大電流が流れ回転が一定になるまでに徐々に低下する性質があり、この場合には起動電流と言って、蛍光灯の始動電流とは言葉も違います。 配線保護で設けられるブレーカー(昔で言うとヒューズ)なども、大きなモーターが負荷にあるときは起動電流で遮断しないよう、モーターの起動電流特性に合わせたブレーカーを使いますが、蛍光灯などでは、始動電流は無視できます。(水銀灯などHDL系ランプは特性チェックが必要) 蛍光灯コストは点滅を頻繁に繰返すと寿命が短くなります。 ランニングコストを考える場合には、始動時の電力量よりこちらのほうが重要です。 蛍光ランプの形状や、照明器具の始動方式によって異なりますので、計算で簡潔に求めるのは難しい面がありますが、一般的にはトイレなど点滅を頻繁に行い、演色性をあまり気にならない場所では、白熱灯のほうが良いでしょう。 白熱電灯と蛍光ランプを比較すると、イニシャルコスト(照明器具やランプのコスト)は白熱電球の方が概して安価ですが、蛍光ランプと比較すると寿命も著しく短いです。 従って玄関の吹き抜け部分など、ランプ交換が大変な場所には、交換手間の観点から蛍光灯がお勧めです。(普通の家庭であれば一日当たりの点滅回数が多くても白熱ランプよりは長持ちするでしょう) 蛍光ランプは同じワットのものでも、いろいろな色合いの光のものがありますので、食卓の上は料理が美味しく見える演色性のランプを、明るく清潔感が欲しい部屋には白っぽい光の蛍光ランプを。等選択に自由度があります。 なお、蛍光ランプの光の色合いによって、多少出る光の量が異なりますが、明るさを求めるには、ランプや照明器具に付着した埃の除去のほうが効果が大きいでしょう。
お礼
適材適所で、ランプを考えるべきなんでしょうね。 丁寧かつ、解りやすい回答をどうもありがとうございました。
- xyz68790
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節電という観点では、ONの瞬間にそれほど多くの電力を消費するわけではないので、消費電力は点灯時間にほぼ比例します。つまり、使わない時は消灯する、でよいと思います。 ただ、蛍光灯の寿命という観点では、一度ONすると30分寿命が縮むとされています。ちなみに、蛍光灯の寿命(一度も消さずに連続点灯した場合)は約1万時間(最近はそれ以上ですか?)です。 従って、節電・寿命双方を考慮して、30分以上不使用になるようならOFFするという考え方もありかと思います。
お礼
消費電力が増えるのでなく、寿命が縮まるんですね。 アドバイスどうもありがとうございました。
- tarotaro001
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1315137373?fr=rcmd_chie_detail に似た質問がありますよ。 参考にされては?
お礼
参考にさせて頂きます。 どうもありがとうございました。
お礼
私のつまらない質問に対し、丁寧なアドバイスを頂きまして、大変恐縮しております。 新しい器具と対応年数を超えた器具での管の交換サイクルの周期等、数年前からデーターを取っておりますし、 直下で細かな作業をする場合の影響や、音の発生等のリスクを含め、 会社サイドには今後も働きかけていくつもりでおります。 また何かの機会がありましたら是非アドバイスをお願いいたします。 どうもありがとうございました。