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人工呼吸器のモードについて

人工呼吸器モードのBIPAPモードがいまひとつわかりません CPAPとはなんとなく違うことはわかりますが・・・ また、BIPAPはどういう患者に使用するといいのでしょうか? 利点 欠点を教えてください。お願いします!!

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回答No.4

 閑話休題。当初(もともとの考え)は、あくまで『CPAPを切り替える』ということでしたので、片方の圧ごとに数呼吸ある状況を想定しておりました。ところが、人工呼吸器に使用した場合このモード、設定をいじる事によってPCV的にも使用でき、またAPRVも行う事が出来るということから、一躍脚光を浴びました。特にPCV的に使用する場合(以下の説明は、PCVについての知識がお有りという事を前提としておりますので、もしご不明の点がございましたら追加でご質問いただければと思います)。コンベンショナルなPCVは吸気相中は呼気弁を閉じ、吸気弁(もしくは、フロ-レギュレータ)の調節によって吸気流量を増減する事で設定吸気時間中一定の吸気圧を維持する様に制御しておりました。これは、当然自発呼吸が無いような患者においては問題が無かったのですが、現在の人工呼吸のスタンダードは「自発呼吸の温存」ということですので(そのために、従来のコンスタントフロー/タイムサイクルの人工換気が自発呼吸との同調性の悪さから敬遠されているという一面があります)、吸気相中に患者が息を吐こうとした時、過剰圧になってしまうという危険がございます(これは、前記「コンスタントフロー/タイムサイクル」でも同様ですね)。  ところが、このPCVと同じ設定でBIPAPを使用した場合。吸気相といっても実際は「CPAP」ですので、この間患者は自由に息を吐く事が出来るです。これは、過剰圧やファイティングのリスクを軽減するという意味で、画期的な事です。そのため、特に人工呼吸の専門家の間では、BIPAPの「PCVとしての」使用が一般化しております。  欠点という程ではないのですが、一般的なPCVの注意点(一回換気量の監視、フローの確認など)はBIPAP中にも必要となります。特に呼吸回路中に何らかの狭窄があっても、過剰圧にならないために発見が遅れてしまうという危険は意識しておいた方が良いでしょう(が、その程度の事は人工呼吸器を扱う上での常識と言えばそれまでなのですが)。  以上、先ずはご参考まで。

回答No.3

さて、このBIPAP。元々は小児(新生児)の人工呼吸で用いられていたCPAPが、当然ながら分時換気量を増やす事が出来ないということから、設定圧の異なる二つのCPAP回路(当時、CPAPは人工呼吸器でなく特殊な回路を用いて行っていたそうな)を一定秒数ごとに切り替えて使用し、高いPEEPから低いPEEPに下がる時に換気量を増やす事によって結果的に分時換気量を増やす、という目的で考えられたものです。ところが、ほぼ同じ年にドレーゲルが同様の換気モードをBIPAPという名前で人工呼吸器に搭載したことから、結果的に『BIPAP=ドレーゲル』という風になってしまいました。これは余談ですが、同様の換気モードは各メーカーから別々の名前で(バイレベル、バイフェージック、デュオパップ、等など)出ておりますが、実はドレーゲルはBIPAPを商標登録したわけではなく(実際、ドレーゲルのそれにはマークが付いてません)、ただ「事実上のイメージが確立しているので、他メーカーに使用された時、裁判を起こせばドレーゲルが勝つだろう」という理由からいろいろな名前が出てしまっているのだそうです。困った話です。 

回答No.2

 基本的には「二つの圧の間を一定時間ごとに切り替える様に動作する CPAP」のことです。で、これについて説明しようとすると、かなりの長 文になってしまいますので、後ほど投稿させていただきたいと思います。  すみません。

noname#160321
noname#160321
回答No.1

既に見られたと思いますが、一応wikiを、↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%91%BC%E5%90%B8%E5%99%A8

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