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抗原とTh2細胞
Th2細胞が抗原を認識するためには抗原提示細胞(APC)による抗原提示が必要ですが、APCが無くてもTh2細胞に特異的な抗原ならそれを増殖というとブラストすることは可能なのでしょうか。 例えば、ダニ抗原に対して感受性をもつヒトから単離した末血単核球にAPCなしで同一の抗原で刺激したとき、抗原特異的なTh2細胞数は増えるのでしょうか。よく分からないので教えてください。
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- alanami
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抗原の暴露期間や量に依存しますが、PBMCs中で抗原特異的なT細胞が増殖している時点でサイトカイン放出されていると思います。よって、抗原刺激から数日後に細胞を回収してサイトカインをELISAや細胞内染色で測定すればよいと思います。この場合はAPCは入っているので、いらないと思います。ただし抗原特異的なサイトカイン放出を測定する場合は、ダニ抗原を感作させた新たなAPCの調整が必要かと覆います。
- alanami
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ご存知にようにT細胞は抗原のペプチドを認識しますので、末梢血単核球(PBMC)に特異的ペプチドを入れれば、APCのMHCの溝に存在する内在性のペプチドと入れたペプチドの置換反応によって特異的T細胞は刺激されるでしょう。タンパクを入れた場合も、タンパクの可溶化の割合にもよるかとは思いますが、APC内で断片化されたペプチドによってT細胞が活性化される可能性はあります。しかし、ペプチドの時と比べ反応に要する時間は長くかかると思います。ダニ抗原に感受性のある人には、それ由来のペプチド特異的メモリーT細胞が居るでしょうから、PBMCに そのペプチドを放りこめば素早く特異的な細胞増殖が起こるはずです。 末梢血単核球に
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 もう1つ質問があるのですが、抗原特異的な細胞増殖が起こった後その細胞がサイトカインを放出するためにはAPCは必要なのですか。それともAPCがいなくても可能なのでしょうか。
お礼
なるほど、ありがとうございました。