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DTPとMacとの関係
DTPとMacとの関係性を教えてください
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初期の DTP がなぜ Mac ベースだったか、という意味でしたら、「環境が整っていたから」でしょう。 Aldus などの DTP ソフトに加えて、Illustrator や Photoshop など、DTP で必要になりそうなアプリケーションは Mac でしかリリースされていませんでした。さらに、PostScript プリンタへ対応したことで、いわゆる「WYSIWYG」を実現できていたことも大きいと思います。ディスプレー上から、試しの印刷、そして、最終的に印刷所で印刷するまで、基本的には「同じもの」が得られる、ということになっていました。カラー化が進んでからも、カラーマッチングの概念を早期に取り入れています。 ですが、Mac が DTP に向いていたのか、というと、OS 的にはそういうことはありません。当時、Apple は QuickDraw という描画システムを採用していましたが、QuickDraw と PostScript の相性は最悪といってもいいほどで、帳尻合わせはソフト側の仕事でした。 このころ、PC では Windows システムはまだ十分に普及していませんでしたし、メモリにも制限があったため、DTP などの大型ソフトはまだ載せられなかったのではないかと思います。Mac がモノクロベースで、Windows はカラーだったことも、Mac 有利だったかもしれません。と考えると、「しかたないから Mac」ということで、各ソフトメーカーの努力の積み重ねが結果的に、Mac 上に DTP に適した環境を作りだしてしまった、というのが真実ではないでしょうか。 現在では、当時 Mac 専用だったソフトも大半は Windows 上に移植されていますし、市場シェアなどの違いから Windows 用のソフトのほうが価格が低く設定されていることもあると思います。Mac だから特別有利、というかつてのようなことはもうないでしょう。とはいえ、カラーマッチングなどではいまだに Mac のほうが Windows よりも有利と聞きますが。 業界人には「Mac を持っているほうがかっこいい」ということで、機能は二の次三の次で Mac を選んでいる人もいるようですが、DTP 以外の面も含めて考えれば Windows のほうが環境的に有利なので、Mac 偏重主義は「見た目が勝負」な DTP 屋さんならではの発想、と私は思っています。
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- yukio223
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他の回答者の方とは違った視点からお答えしたいと思います。 グラフィックデザイナーやDTPオペレーターなど、使う人がMacを長年使用してきたこともあって、パソコンのシェアとは逆にクリエイティブの現場では、Macのシェアが圧倒的になってしまいました。そのため、ファイルの互換性やアプリケーションのシェアなど、のため、Macでなければ仕事ができない状況も存在します。印刷やWEBデザインなどでは問題ないのですが、グラフィックデザインの現場ではまだMacでなくては仕事ができない環境にあります。 だんだんとそれも解消されはじめてはいるようですが。 それと、本体やインターフェースのデザイン性でグラフィックデザイナーなどが好んでいるのもMac主流の一因かもしれませんね。
- qualheart
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印刷物用のデータを作成する場合、PostScript形式に対応したアプリケーションが必要でした。オフセット印刷機自体が、PostScript形式による印刷を採用していたためです。 このPostScriptにいち早く対応したのがMacだったので、MacによるDTPが広がったのだと思います。 ただし、現在は元データからPDFを作成することで、ほぼ環境に関係なくオフセット印刷またはCTP印刷ができるようになりました。 なので、現在ではWindowsでDTPを行う業者も増えていると思います。 わたしの職場も現在はMacでのDTPよりWindowsでのDTPが増えてますね。 ご参考まで。