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【アインシュタイン】人間が同時に二つの場所に存在することは不可能とは?【海辺のカフカ】
タイトルがわかりづらかったろうと思います。 すいません。 とりあえず説明します。今、村上春樹の『海辺のカフカ』という 小説を読んでいます。その中の台詞として以下のようなものが 出てきます。 「いかなる人間も同時に二つのちがう場所には存在できない。 それはアインシュタインが科学的に証明しているし、法的にも 認められている概念だ。」(「海辺のカフカ(上)」p 353より) これはどういう意味でしょう。 僕も実は小学生のころから、どうして人間は二つの場所に 存在できないのか疑問に思っていました。現在の生と同時に 自分の分身がどこかで動くという可能性があるような気がしていたのです。 ただ、この思い込みはアインシュタインによって不可能だという ことが証明されたみたいです。 アインシュタインはどのようにして、この事実を証明したのでしょう。 教えてください。 よろしくお願いします。
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- nekostop96
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アインシュタインの事は良く判らないのですが、 私も「海辺のカフカ」を読んだ時に唐突に生霊の話が出てきたので???と思っていたのですが、 下の回答者の回答でモヤモヤが晴れたような気がします。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410805629 ドストエフスキーの『人間は呪縛から逃れられない存在』 ・・確かにカフカの登場人物たちは「呪縛から逃れられていない存在」ですよね。 『無垢な人間』を暗示するようなナカタさんも出てきますし・・。 ただ、カフカの別の世界は「罪と罰」のような暗黒の世界ではなく。 まるで胎内めぐりのように、光を求めるカフカ少年の解脱から再生の物語のように感じました。 あまりにも有名なドストエフスキーの作品を一つも読んでいないので、 いい機会だと思って読んでみます。
- mmky
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追伸 #7のngc7000さんのご指摘のように、 (人間は同時に二つのちがう場所には存在できない。)とはアインシュタインさんはおっしゃってはいないと思いますが、ハイゼンベルグの不確定性理論→確率的統計理論には反対していましたね。これは位置を確定できないという理論に反対したのですが、その真意は、神は確率論で宇宙を作ったのではないという明確な思想をもっていたからと推定しています。(そのようにおっしゃっていたということは何かで読んだことがあります。) だから同一の時空に同時に同じものが2つ存在できないという考えは量子の世界でも人間の世界でも同じことだと思います。 それから、アインシュタインさんの時空モデルはそれ以上の多次元時空の存在を否定してはいません。むしろ4次元のモデルの一つが存在するということを証明していると考えれば、5次元以上のモデルの存在の可能性は否定はできないのではと考えられますね。考えだけですが。 だから、可能性だけであれば、4次元以降の多次元宇宙の中で同時に2つ以上の存在の可能性はありますね。 質問者のEvianusさんの疑問は、同一時空では難しいかもしれませんが、多次元宇宙であれば可能性はあると思います。4次元の時間軸超平面から更に5次元以上になりますと、時間の概念がなくなりますので存在は原因と結果の連鎖になると考えられます。過去と今と未来(確定していない。)が同時に存在することも考えることは出来ます。 ということで、答えようがないというのが正しいのですが、物理学の世界でもまだまだ信じるしかない世界はたくさんあるというのがほんとうではないのかなと思います。何を信じるかということですよね。 mmkyさんは、何一つに偶然はない(確率論で世界が出来たわけではない)というアインシュタインさんのお考えには、賛同している一人です。 参考になりますか??
- ngc7000
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ここでポイントなのは「アインシュタインが」そのようなことを言っていたかということ。後からそのように推定できる、ということではないことです。 それともう一つが「人間が」ということです。 例え光速度で2点間を移動できても、質量増大の法則が働いて存在できないでしょう。それに光速度不変の原理は、そのようにアインシュタインが考えるとした基本原理で、「証明」したのは後世の人々です。しかも特殊相対論の世界だけで、現実的な宇宙では一般相対論ですから、この原理は成り立ちません。だから私は光速度不変の原理の拡大解釈だと書いたのです。 量子力学的には粒子は同時に存在できるかもしれませんが、アインシュタインは当時、量子力学を否定していたわけですから、もうこの時点でこれはアインシュタインの説でないということになるわけです。 また粒子は瞬間的には同時に存在しているかもしれないが、不確定性原理から、それは証明できない。また粒子は可能かも知れないが、問題となっている人間には適用できないわけです。 >存在哲学的には絶対存在価値がある(同時に二つのちがう場所には存在できない。) これはアインシュタインが言っていることですか? 哲学者や科学哲学の分野の人が言っているだけではないですか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 物理の話から離れますが『源氏物語』の幽霊について 現代語訳の作者でもある瀬戸内寂聴が、テレビで「あれは恐ろしさのあまり見た幻ですね」と語っていましたよ。 また上田秋成は私生児で父や母の顔さえ知らなかった。幼児期に重病になり、義理の母が神社に祈祷したところ、 寿命を延ばしてやろうとのお告げがあったとのこと。その体験が、怪奇ものの源泉になっているそうです。 >僕も実は小学生のころから、どうして人間は二つの場所に 存在できないのか疑問に思っていました。 そんなこと一般的には考えないと思いますが、あなたも幼児期に似たような体験があるのかもしれませんね。
- mmky
- ベストアンサー率28% (681/2420)
参考程度まで アインシュタイン的説明は、#2のranxさんの回答どおりですね。 だから、村上春樹さんの『海辺のカフカ』(「海辺のカフカ(上)」p 353より)の記述は正しいですね。 アインシュタインの相対論は、相対論という表現をしていますが存在哲学的には絶対存在価値がある(同時に二つのちがう場所には存在できない。)といっていますね。これ面白いですね。 一方、 量子確率論的には、人体も量子の粒にすれば、同時に違う場所で存在は可能ということですね。(同時に二つのちがう場所に存在する確率がある。) これは、存在価値的にはむしろ相対的ですね。 例えば、花を考えます。花はたくさんの花びらがありますね。 花びらをごく近傍で観察しますと、それぞれが独立した花だと考えることが出来ます。つまり位置の違ったところに花びらの数だけ花があると考えられますね。でも少し離れて観測すると花びらはすべて共通のものである一つの構造物のような花になりますね。普通はこれを花といいますが。 ということで、量子確率論的説明や相対論的説明は、観点の違いなのかなあと思いますね。 参考程度まで
お礼
宇宙物理学で多世界解釈というものがあると知ったのですが、 これってやっぱり仮説でしかないのでしょうか? 同時に存在する他の世界が今現在の存在に対して影響を与えている というのは夢を見すぎでしょうか? 回答ありがとうございました。
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
みんな量子論で考えているのか。 私はまた相対論の話かと思いました。 距離の離れた2地点間に時間差0で存在するためには その間を無限大の速度で移動しなければならない。 しかし、光速度を越えることはできないから それは不可能・・・という話かと。
お礼
おおお。 簡潔にありがとうございました。 すっかり忘れていました。 光速度を超えることができないんですよね。 無限に近くなるけど、その分質量も無限に大きくなって それを支えるエネルギーが莫大なものになってしまうんでしたっけ? (間違っているかも。自分=無知です。) でも、量子の世界ではどうですか? また、魂は量子のような関係性で成り立っているという (無責任な)仮説をテレビで見たとこがあるのですが、 これについて何か意見はありますでしょうか。 教えてください。 よろしくお願いします。
- aminouchi
- ベストアンサー率46% (376/804)
ご質問に関してはいくつかの観点からお答えできますが、物理のカテゴリーですからその側面からまず答えましょう。 アインシュタインは量子論が勃興してきたときに、その考え方を理解できず、反対者の一人であったことをご存知でしょうか。その文脈の中で考えれば「いかなる人間も同時に二つのちがう場所には存在できない。」いうようなことを言いそうです(どの文献に出ているかまで特定できないですみません)。つまり、アインシュタインはその事を証明したのではなく自分の考えの表明をしただけと考えられます。 次に実際に分身が可能であるかどうかですが、実際にそんなことができる人間がいるかどうかは別として例えば1mほど離れた2地点間を1秒間に50回ほど素早く往復することが出来れば人間の目には二人の同じ人間がいるように見えることでしょう(ウィンドゥズなどのマルチタスクと同じ原理です)。 この他に、肉体としての自分と魂としての自分の分離ということは、想像世界でのことでしょうし、物理のカテゴリーにはふさわしくないと思います。 法律的にはいわゆる「不在証明(アリバイ)」の概念として認められています。ある人が犯罪の犯人として疑われていても、犯罪が行われていた同じ時刻にその犯罪が起こった所と離れた場所にいたことが証明されれば自動的に犯人ではありえない、とされます。推理小説のトリックとして、アリバイをどう崩すかというものがありますが、それにしたって同時に2ヶ所(あるいはそれ以上の地点)に存在することが物理的・現実的に可能であれば、最初から一番疑わしい人間を掴まえればよいことになります。
お礼
回答ありがとうございます。 法律のところはそんなところかな、と思っていましたが、うまく 説明していただき助かりました。 アインシュタインのその話は聞いたことがあります。 また、aminouchiさんの分身の説ですが、テレビの画面ぶれを見て、 過去にイメージしました。 実際、僕ら人間は唯一の肉体を持って存在していると思い込んで いるのですが、同時に、実はその存在はぶれていて、人間が 想像できない世界で、どのような形かはわかりませんが、 存在(?)している可能性はないだろうか。と、考えたの でした。 ぶれているといっても横にぶれているのではなく、ちがう世界に ぶれている。これは小さいころに漠然と考えたことなのですが、 最近、量子力学や多世界解釈、また、シュールレアリスム などを、まぁ表面的ですが、知るにつれそのイメージが僕 の中で強化されてきました。 遺伝子改造食品やDNAの改造がなぜいけないかというと、生命体や 環境はとても複雑な要素の関係性からなっており、どこを どういじったらどうなるという、簡単な図式で説明することが できない。少しでもいじってしまうと、バタフライ効果のように 甚大な被害が生ずる恐れがある。 物理学ではその関係性の中に、反物質なども含まれていますよね。 人間の存在にも目で見えない、他の世界からの影響があるように 感じます。 (素人考えです。多分恥ずかしい文章でしょう。ただ、こういう ことを考えるのが好きなのだからしょうがない!) 読んでいただきありがとうございました。
- ngc7000
- ベストアンサー率31% (18/57)
>いかなる人間も同時に二つのちがう場所には存在できない。 それはアインシュタインが科学的に証明しているし、法的にも 認められている概念だ。 そんなことアインシュタインは言ってもいないし、証明もされていません。 これは村上春樹氏一流のハッタリですね。 光速度不変の原理や不確定性原理(これは量子論ですが)を 勝手に拡大解釈しているのでしょう。 存在しない以上、そんな法律もあるわけありません。 >現在の生と同時に 自分の分身がどこかで動くという可能性があるような気がしていたのです クローン人間ですか?クローンでも環境が違うと、全く同じ人間にはなりません。
お礼
村上春樹がハッタリをかます可能性についてはまぁ、ありえる でしょうね。専門家でもないし。 でも、僕は彼の小説を好意的に考えています。 彼は今回の小説で『源氏物語』や上田秋成の小説を引用し、 生霊などを語っています。これは合理的にはありえないかも しれませんが、だからといって完全に否定できるものではない というのが、僕の立場です。 シュールレアリズムなどの問題もありますし。 僕が村上春樹の小説に影響を受けていると、あまり考えないで ください。心理的には冷静な立場をとっているつもりです。 ただ、村上春樹の小説が僕の言おうとしていたことをうまく 代弁してくれている気がして、擁護しているだけです。 ngcさんは法については述べられていませんが、もしよろしければ 法についての考えを教えてください。 クローン人間については考えていません。 回答ありがとうございました。
- asuca
- ベストアンサー率47% (11786/24626)
質量不変の法則からいって一人の人間が2つの場所に同時にいるのはおかしいということかと思うんですが。
お礼
回答ありがとうございます。 質量がない素粒子のレベルで考えたらどうなるでしょうか。 そんなのありえないかな(自分=無知[笑]→すいません思いつきです)?
- waltusyu
- ベストアンサー率11% (3/26)
全くの素人ですが、どんなことを勉強すればいいのかの取っ掛かりになればと思い投稿します。量子論とか素粒子の話ですね、アインシュタインの有名なセリフに「神はサイコロを振らない(・・・・でしたっけ?)」というのがあり、俺は素粒子の存在確率なんて話は信じないぞ!というスタンスを取ってたそうです。でも別に証明は出来てなかったような気がします・・・・で最近の研究ではパラレルワールドってのはあるかも・・・・なんて話になってたような気がします。
お礼
回答ありがとうございます。 僕もその話は聞いたことがあります。 でも、実際量子力学の世界だと、電子(?)は同一時間に 二つの場所に存在する可能性を持っているのではありません でしたっけ? (すいません。うまく説明ができません。ううう。) 量子の世界では現実世界の物理常識が通用しないとか。
お礼
回答ありがとうございました。 源氏物語の件ですが、瀬戸内寂聴さんはそう思ったのかもしれませんが、 書物は万人に開かれていますから、どのように解釈しようと 勝手だと思います。 「物語の面白さ」という観点からいうと、瀬戸内寂聴さんの説は ちょっとつまらないですね。 合理的に考えればそうかもしれないけれど、別にせっぱ詰まった 状況でなければ特に解釈を一つにひぼる必要はないと思います。 瀬戸内寂聴も適当に、思ったことをいっただけじゃないですか? 上田秋成に関していうと、彼がそのような過去があったとは 知りませんでした。 しかし、そのような彼の「間違ったイメージ」が彼の一生を 支える原動力になった、という可能性もあるわけですね。 それを一言「幻想だよ」と言って片づけてしまうのは、ちょっと つまらないと思います。 なんというか、ngc7000とEvianusでは考え方の回路が違うみたいですね。 しかも、僕の意見は物理学のカテゴリーにふさわしくないと思います。 ただ、物理学の知識は本当に勉強になります。 あと、博学ですね!びっくりしました。 これからもゆっくりですが、いろんなことを知っていきたいと思います。 回答ありがとうございました。