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この重合はラジカル重合、カチオン重合のどちらなのでしょうか。
光重合に関する質問です。イオン交換水とポリビニールアルコールの10[%]濃度の混合液に、開始剤としてメチレンブルー、促進剤としてトリエタノールアミン、モノマーとしてアクリルアミドを溶解させています。今まで、この場合の重合はラジカル重合だと思っていましたが、勉強を進めていくうちにカチオン重合ではないかと思い始めました。どなたか詳しい方教えて下さい。メチレンブルーとトリエタノールアミンの酸化還元反応で発生したトリエタノールアミンのラジカルカチオンがアクリルアミドと反応し重合が起こるのだと自分では理解しています。高専の情報系学科出身で化学をほとんど勉強してないので苦労しています。
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難しい質問ですね。doc sundayさんも仰ってますが、アニオン重合は知られていますね。ご質問の重合が二重結合のパイ結合の開裂であるとするとアミド基の電気陰性が大きいので、二重結合の電荷密度は低いと考えられるので、その部分にカチオンがアタックする可能性は高くはないと考えられます。即ち、カチオン重合は起こりにくいと考えられます。一方ラジカル重合だとするとジフェニルピクリルヒドラジルを添加して重合が止まれば、まず間違いなくラジカル重合で、CrCl2を添加して重合が止まれば、単純にラジカル重合とは言えないということになるように思います。もし、ラジカルとはいいけれない場合は、次の段階としてESRを用いて活性末端のG値を調べれば、ラジカルかラジカルカチオンかの違いは見れるのではないでしょうか。
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結構むつかしい質問かも。 アクリルアミドはラジカル重合が一般的ですが、アニオン重合も知られているからです。↓ http://www.j-tokkyo.com/2003/C08F/JP2003-238618.shtml ラジカル連鎖禁止剤を入れてみるとかしても…無理かなー。(汗 一応ヒドロキノンごく少量入れてみて下さいな、一回ぐらい良いでしょう。なお後で良く洗わないと残ったヒドロキノンが反応阻害剤だったら成績がぐっと落ちるので、重合反応は恐いんです。(汗、汗…;
お礼
ご返答ありがとうございます。ラジカル重合、カチオン重合だけではなくアニオン重合の可能性もあるということですか・・・。 アドバイスを参考に、さらに勉強してみようと思います。
お礼
ご返答ありがとうございます。高分子科学の教科書に、「アクリルアミドはアニオン重合では異性化重合して3ナイロンになる」とあるのですが、これはどういうことなのでしょうか。アドバイス頂けたら幸いです。