こんにちは。
中国の史書の特徴で挙げておくべきなのは、記述の方式が2種類あるということではないでしょうか。1番の参考URLの『史記』の項にすらそれがはっきりと書いてありませんが、多分このことでしょう。
年代順に事件を記してゆく編年体、業績の有る個人の生涯を通して記す列伝体。大まかなところはこれだと思います。編年体に関してもそれなりの特徴があって、分類がなされているのかもしれませんが、それは判りませんので敢えて調べることもしないで置きます。
次の、文字資料の資料的評価は、個人的には金石文に関しては相当(非常)に信頼性も高く価値が大きいと思います。この辺のことは白川静さんの『金文の世界』、『甲骨文の世界』(共に平凡社東洋文庫)を読んでみると良いでしょう。
もっとも質問は、その後の竹帛や紙に記されたものなどすべてを含めてのものでしょうから、こうなるととても一概に答えられません。