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日本史の研究
僕は高3で、将来日本史の研究をしたいと思っています。そこで、大学や史料編纂所などの研究機関に勤めたいのですが、現在それらの門戸はどれぐらい開かれているのですか?また、そうしたところに勤めるにはどのような努力が必要でしょうか? あと、研究機関に勤める前提として博士号があるといいのは分かっているのですが、以前文学博士号はとりにくいと聞いたことがあります。そのへんは実際のところどうなんでしょうか?回答お願いします。
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まず、大学についてですが、例えば東大の日本史学科には教員は7名です。25歳で就任して65歳で退職するとすれば、平均で6年に一人しか補充はありませんね。 東大以外でも、大学の日本史教員というのは需要が少ないでしょう。そして、一般総合授業科目の一つである日本史を教えることが主な仕事ですから研究はなかなかできないと思います。いま、教員公募情報をみたら、史学では(日本全国で)8名で、しかもイスラム史や戦争史などをひっくるめた数値です。 東大の資料編纂所は人数が多くて、40名のようです。すると毎年一人は補充している計算です。これ以外に研究所もあるかも知れませんが、数は知れているでしょう。 これらの機関に採用されるためには、一流と言われる大学の博士課程を修了しないとムリだと思いますが、修了した年にポストが空くとは期待できません。非常勤講師などを勤めながらチャンスを待つのでしょう。上に公募のことを書きましたが、大学教員採用で公募するのはまだ希で、ボス教授のコネで探すケースが多いと思います。推薦して貰うにはしかるべき研究室を出て、十分な研究業績を積むことです(研究業績を挙げるためには一流大学の有力研究室に在籍していないといけません)。 学位については、文科系ではなくても良いようです。文学博士は取りにくいし、実際に東大教授で博士学位のない人もいます。しかし、若い人では学位を取得した人も多いようです。工学系の課程博士では、在学中に論文誌に原著論文2編程度が採録されていないと学位が中々取れませんが、文系でもその程度の業績があれば、博士に相当する研究業績があると見なされるのではないでしょうか。
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- kazuki1119
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最初に言っておくと日本史の研究をしているのは文学部だけではありません。経済学でもたくさんの日本史の研究家がいますし法学部にもいます。理系でももちろんいます。 ですから色々なアプローチを考えられてはいかがですか?日本史は文化、経済、政治、化学などその総体なのですから。 本気で好きなら受かってからでも様々な先生にアプローチをかければいいですよ。きっとよりよい答えが見つかると思います。
- tatsumi01
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No. 1 のものです。 東大はご存じと思いますが、入学時には専門を決める必要がありません。史学科だったら、文科III類から進学する学生が多いと思います。 今すぐ専門を日本史と決めないで、文科III類に入り、進学振分までにゆっくり考えたらどうでしょうか。教養課程2年間のうちに日本史に関する思いが変るかも知れませんし、逆にもっと強くなるかも知れません。 就職に有利、ということを考えるなら(難関ですが)教養学部国際関係論分科を目指すこともできますし、文科III類からの定員は少ないが法学部や経済学部に進むことも可能でしょう。 内部でいろいろ情報を集めたりもできます。研究職や教員について、史学科の教授に事情を尋ねたりもできるでしょう。
お礼
そうですね、いますぐ決めないで、とりあえず大学にはいってからでも遅くないですね。 回答ありがとうございました。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。正直なところ、僕は東大を目指していて、歴史に関しては多少自信があるんですが、東大、大学院を出たからといって簡単に教官になれるわけではないようですね・・・。個人的にはかなり史学に思い入れがあるんですが、そこまで不安定要素が高いとなると、進路に関してかなり迷います・・・。