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コーティング機とは?わかる方教えてください(AIP・ホロカソードについて)
- コーティング機(AIPアークイオンプレス方式)は、金属加工会社で使用される機械です。電気炉内に製品を入れて特定の行程を経てコーティングを施します。
- コーティング機では、素材を高温で加熱し、電気アークを発生させることで高速イオン化させます。その後、イオン化した粒子を製品表面に付着させることで均一なコーティングを実現します。
- コーティングに関連する専門用語として、ガスボンバードやメタルボンバードなどがあります。また、充填率は製品内部の特定の材料の充填具合を示す指標であり、絶縁不良やスパッタといった問題が起こらないように管理されます。
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AIP(=アークイオンプレーティング)は、対象物(ドリルや工具・金型など)の金属の表面に、蒸発によって硬い皮膜を形成する方式です。 コーティングする装置は電気炉という言い方よりは、真空炉といったほうがいいと思います。この真空炉は、外壁が負の電位になりますので、ホローカソード(全体を覆われた負の電極、という意味)というわけです。 対象物は真空炉の中に入れられ、蒸発させたい材料(ターゲットとかタブレットとか言う)を炉内に置き、その材料表面にプラズマや電子ビームなどを用いてアーク放電を起こして加熱し、材料を蒸発させるのです。 対象物には電圧(バイアス)がかけられるため、蒸発した材料は、まるで静電気によってプラスティックの表面に誇りが吸着するように、対象物の表面に吸いつけられて膜がどんどん成長していくわけです。 以下のページも参考にしてみてください。 http://www.oerlikonbalzerscoating.com/bjp/jpn/01-products-services/03-coating-technology/06-ionplating/indexW3DnavidW261.php ちなみに添付図中の説明は、 1:イオンビームの素(アノード) 2:プラズマを発生させる素(アルゴン) 3:膜を作成するためのガス(窒素等) 4:対象物 6:ペレット(チタン等) 8:真空ポンプ となります。上のような材料を用いた場合は窒化チタンTiNが対象物に膜としてつきます。通常これらの膜は数ミクロン付けます。
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- harry_200x
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AIP(=アークイオンプレーティング)は、対象物(ドリルや工具・金型など)の金属の表面に、蒸発によって硬い皮膜を形成する方式です。 コーティングする装置は電気炉という言い方よりは、真空炉といったほうがいいと思います。この真空炉は、外壁が負の電位になりますので、ホローカソード(全体を覆われた負の電極、という意味)というわけです。 対象物は真空炉の中に入れられ、蒸発させたい材料(ターゲットとかタブレットとか言う)を炉内に置き、その材料表面にプラズマや電子ビームなどを用いてアーク放電を起こして加熱し、材料を蒸発させるのです。 対象物には電圧(バイアス)がかけられるため、蒸発した材料は、まるで静電気によってプラスティックの表面に誇りが吸着するように、対象物の表面に吸いつけられて膜がどんどん成長していくわけです。 以下のページも参考にしてみてください。 http://www.oerlikonbalzerscoating.com/bjp/jpn/01-products-services/03-coating-technology/05-arc-evaporation/indexW3DnavidW261.php
- Hoyat
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「どんな事をするのか」しか知りませんが(工業技術であってクリエイティブとはなんら関係ない分野ですので)。 まずAIPアークイオンプレス方式って言葉自体がおかしいんですが^^; AIP=アーク・イオン・プレーティングなんで。 アーク・イオン・プレーティングってのは、真空アーク放電を利用して、源材料を瞬間的に蒸気化・イオン化して基板上に皮膜を形成する工程の事です。まぁ簡単に言って「メッキ加工」みたいなもんです(かなり乱暴ですが「皮膜を作る」というイメージで言って)。例えばプレス加工用金型に表面硬化を与える為に皮膜を作ったりする為の技術です。 細かい専門用語まではわからんです(技術者・技師じゃやないんで)。それは現場の上司や先輩に聞いてください。
お礼
詳しい説明(実際はまだわかってませんが)参考HPどうもありがとうございました。会社の上司などからAIPのメンテナンスの傍ら邪魔にならんように機会の構造などをこっそりと聞く次第であります。