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ボトムブラケットの形式について

カップ&コーン式のボトムブラケットについて教えてください。 昨今はBBといえばカートリッジ式が主流で、高性能とされています。もちろん、価格面から見てもピンキリですから、カートリッジ式といえども品質は様々でしょう。 自転車部品に限らず、現在は修理といえば”部品交換”という時代になりました。BBも販売上の利点から、カートリッジ式に移り変わっていったのではないかと推察しております。 カートリッジ式の内部構造は分かりませんが、カップ&コーン式はクランク軸をボールベアリングで支えるという単純な構造で、性能の如何は部品強度と精度に因ります。つまり、あくまで設計上はカップ&コーン式でも問題はないのではないでしょうか。 技術的なことがお分かりの方、または実体験から、両者の優劣をご存知の方からのご回答をお待ちしております。 よろしくお願いいたします。

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  • ici41041
  • ベストアンサー率44% (425/960)
回答No.1

カップアンドコーンのBB、昔はありましたね。個人的にはやはりカートリッジの方がいろいろな意味でカップアンドコーンより優れていると思います。販売上の利点というよりはやはり性能上の利点からカートリッジに移行したのではと思います。 もちろん回転品質から言えば、カップアンドコーンでもカートリッジでも同じレベルのものはつくれると思いますが、やはりカートリッジの方がシールド性が高いため、泥や水の影響を受けにくく、長期間メンテナンスフリーで使えます。またカップアンドコーンの場合はベアリングの玉当たりの調整など取り付けにもある程度の熟練が必要で、逆に最初の調整がうまく出来ていないとベアリングを痛めてしまうという事がありました。泥や水が内部に浸入しやすいため、定期的にグリスを交換したりと性能を維持するためには定期的なメンテナンスも必要でした。カートリッジであれば誰でも取り付けが出来、泥や水に強く、長期間メンテナンスフリーです。 結局この辺がカートリッジタイプに移行が進んだ大きな理由だと思います。ただ、適切な取り付けと、ちゃんとしたメンテナンスをすれば高性能を維持できるというのは間違いないと思います。XTRやデュラエースのBBは数年前までカップアンドコーンタイプのBBがラインナップに残っていました。下位グレードはすべてカートリッジタイプになっていましたがそのような状況でもラインナップに残っていましたから、レース用として入念なメンテナンスをすれば高い性能を発揮するという事でしょう。 現在では上位グレードのホローテックIIなどは、クランクと一体型のBBシステムとなり、カートリッジタイプからさらに進化した構造になっています。軽量化と剛性の確保、パワーロスの軽減を追求した結果でしょうね。

noname#102934
質問者

お礼

詳細にご解説頂きありがとうございました。カートリッジ式の利点がよくわかりとても参考になりました。

その他の回答 (2)

  • SUNTOUR
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回答No.3

あくまで私の経験の範囲内でお話させていただきますが、皆さんの意見は正しいのですが、BBの精度がいくら良くてもフレームのねじが切られた部分が左右が綺麗にまっすぐそろっていなければつまり、フレーム側の精度が出ていなければ回転にムラが生まれて耐久性にも問題が生じます、ショップで、BBのねじの切りなおしや、フェイスカットなどしてもらえばよいのですが、カートリッジ式なら玉あたりの調整に組み付ける人の技量に左右されませんしフレームの精度に頼らなくても回転部の精度が確保できますから私は良いパーツだと思うのですが。

noname#102934
質問者

お礼

詳細なご意見を伺えて、とても参考になりました。 さすがに、ネジの切りなおしまで視野に入れている方がいらっしゃるとは思いもよりませんでした。 やはり、総合的に判断するとカートリッジ式に分がありそうですね。現用のBBが劣化した際は、カートリッジ式に交換する予定です。 貴重なご意見をありがとうございました。

  • O-Gon
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回答No.2

ぼくはカップ&コーン式もカートリッジ式も性能的にはたいした違いはないと感じています。 つーか、ぼくの場合クランクはシマノの7410が好きなのですが、このクランクの適合するカートリッジBBは製造中止で手に入らないのです。 ですから現在、カップアンドコーンのBBをメインに使ってます。 カートリッジになったのは、整備が楽だからで、性能的には大差ないか、調整しだいでは、ややカップアンドコーンのBBの方が上だと聞いてますよ。 9速コンポである7700時代には、デュラエースのみカップアンドコーンのBBを採用していましたしね。 ただ、ベアリングが細かくて数が多かったので、整備が大変でみんなめっちゃ悪態ついてました。 ぼくの知る限りでは、大抵の人は、整備が楽なアルテグラのBBに変更していたようです。 で、BB単体では性能はそう変わらないでしょうが、クランクと合わせた場合は、クランクシャフトと一体になった今のセットにはかなわないんじゃないかなー? 個人的には硬ければ良いってモンじゃないと思いますが、こういう意見は少数派ですよね。

noname#102934
質問者

お礼

カップ&コーン式をお使いの方から貴重なお話を伺えて、とても参考になりました。 実は、私もカップ&コーン式を使用していまして、出先でガタが出たので、通り掛かりの自転車店に調整をお願いしたのですが「部品が無い」と言われて断られました(一見さんお断り?)。自宅で不具合を発見できれば簡単に調整できますが、スタンダードだと思い込んでいたBBの部品が無い(それ以前に、ベアリングの玉押しが緩んでいただけですが…)のでは、カートリッジ式へ交換しようか検討中です。 メンテの問題も考え合わせて、検討しなければいけない時期になりましたね。 ご回答ありがとうございました。

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