• 締切済み

ペテロ?

この前、大学の一般教で「宗教学」を習ったのですが、講義の途中で個人的に気になる事がありました。 「神曲」に登場する「ぺテロの門」と「天の国の鍵」のシモン・ペトロは何か関係するのですか? 女子高では宗教関係の授業は扱わなかったので、知識が無く困っています。 インターネット検索では詳しい記事がありませんでした。 よろしければ、長文でも構わないので詳しい説明をお願いします。

みんなの回答

回答No.3

 ベースになっているのはキリスト教の信仰でしょう。そして、それは聖書です。キリスト教はイエスの教えを中心とした新約聖書と、ユダヤ教と重なる旧約聖書に分かれます。どちらもある程度理解できれば良いのでしょうが、それは簡単には出来ません。  旧約聖書の教えの中には、現在の私たちの法律と同じ規律も含まれています。例えば、(1)殺すな (2)偽証するな (3)姦淫するな (4)盗むな などありますが、中心は神に従う事です。法の場合、ハンムラビ法典などが古くから影響があったと思われます。モーセの十戒は、新約のキリスト教でも引き継がれています。しかし、イエス・キリストの登場によって大きな変革がなされた。その大きな点は、約束の成就と復活信仰でしょうか。復活信仰はエジプトなど、周辺から影響を受けていたとされます。それは、ピラミッドなどの思想からも想定されます。日本でも死者の魂がお盆などに戻ってくると考えられています。ヒンズー教でも死者を母なるガンジスに流す埋葬があったと思います。ですから死後の世界や、復活は人類共通の思いと言えるでしょう。  そのイエスの復活も含めて、死後の世界を3っつに語っているのが、ダンテの神曲と思われます。私も図書館で覗いた程度にしか知りませんが。カトリックの信仰と言われます。人は死ぬと、地獄・煉獄・天国に行くとされ、煉獄は両方の中間に位置し、天国に行けるように努力する。  さて、ペテロが鍵を持つとされる聖書の箇所は、マタイ16:13~20です。ここで、補足できるのは、死後の門は複数で、鍵も複数とされます。聖書の原点であるギリシャ語では、複数とされます。ですから、ペテロがキリストから預かった鍵は複数だった。マスターキーでは無かった。(私は鍵というよりも、権威や権能と解釈したいですが) ダンテが天国に至る過程に導女ベアトリィーチェが登場します。神曲自体は、古典に近い内容と感じます。  結論ですね、シモン・ペテロはイエス・キリストから、これらに行くための鍵を授けられた。でも大事なのは、鍵の問題ではなく、人々の生き方にあると思うのですが。  

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.2

>「ペトロの黙示録」についての詳細もご存知でしょうか? 無いですね。 外典として出版されているようですが、ネットではその本の内容は確認できませんでした。 ざっと英語でのペトロの黙示録の概略を読みましたが、ヨハネの黙示録と同様の、おどろおどろしい内容でした。 http://reluctant-messenger.com/apocalypse-of-peter.htm 『The closed door is the river of fire by which the ungodly shall be kept out of the kingdom of God, as is written in Daniel and in Peter, in his Apocalypse....』 と解釈されているようです。 もともと、聖書の最後の審判の解釈は、エジプトの宗教の死者の書を参考に作られています。 まあいずれにせよペトロの門とは天国の門のことですね。 神曲にペトロの黙示録の内容が使われたということですが、ペトロの黙示録はヨハネの黙示録同様シュールな内容で、作者が麻薬やってトリップしたときに見た幻覚か?と思えるような内容です。 ただ、リアリティーは無いが、「嘘をつくと閻魔さまに舌を抜かれるぞ」と子供に言えば、子供はしばらくその嘘を信じて嘘をつけなくなる程度の効果は期待できたと思えます。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.1

神曲は読んだことが無いのですが、、、 聖書のマタイによる福音書の16章 http://www.missionjapan.org/cgi-bin/bible.cgi?matthew/16 イエスはシモンに新しい名前ペトロを与え、「この岩の上に私の教会を建てる」と言った。 この一説によりキリスト教は、「ペトロがイエスから天国の鍵をもらった」と主張しています。 「従って、ペトロが初代教皇」となっているわけです。 ペトロは岩という意味。 キリスト教ができるよりはるか前、男根崇拝が地中海方面、中東方面で盛んだった。 インディージョーンズに登場する、ペトラ神殿。 これもペトロの岩崇拝じゃないかと思えます。 え? ペトラ神殿はキリスト教の建物か? いえ、後にできるキリスト教に影響を与えた。 古代に男根崇拝があり、それで後に福音書にその概念として一説が追加挿入されたようなんです。 (紀元3世紀頃と推定される) どうしてそんな工作をしたのかというと、キリスト教は東西に分裂しており、権力争いをしていた。 「俺の方がイエスの教えを伝えている」「俺の方こそ」と。 で、優位に立ちたかった西側 つまり 後にバチカンになる側が、東方の諸教会に対して、優位に立つために、この一節を福音書に追加した疑いが強い。 でも、そんなことレポートに書くと、方向性が違うので×なので、まあ 参考までに知っておく程度にとどめておいてください。 ま ともかくペトロの鍵とは、天国の門を開く鍵のこと。 さて、、、 キリスト教ができるより前、あっち方面で男根崇拝が盛んだった。 まあ こけしのような人の形をした偶像を作って、子沢山を祈っていたのだと思えます。 ダ・ビンチの絵画で、マリアとウリエルとイエスとヨハネが出てくるのですが、その背景には、大きな男根岩が描かれており、ダ・ビンチは、キリスト教は古代からあった男根崇拝の真似にすぎないと比喩したくらい。 で、男根崇拝。 ペトロは<岩>という意味で、ラテン語だとペトラ。 ペテロ伝説の根源は、ペテロあるいはペテル・リーベルというローマの町にあった異教時代のローマの神話にあった。 この神はミトラ教のペテル・パトルム(父の仲の父)と同一の神であり、その添え名が転訛してパパ(papa)となり、さらに教皇(pope)になった。 エトルリア時代(紀元前4世紀)にvatisと呼ばれる信託を告げる祭祀たちの名前をとってバチカンの地名が生じた。 その頃からペテル・リーベルは、バチカン神殿の地下の一室にあり、「岩」であり「父」である存在(すなわち男根柱)とされていた。 なんでも、近年そっちら方面のある都市の地下を調べたら、男根岩を祭った神殿があったらしい。 <ペトロが礎の岩>とキリスト教ではしていますが、それ以前からあった宗教は信仰によって、本当に男根岩の上に町を建ててたんですね。 <天国の門> 聖ペトロの好く祭日は、ヤヌスの日に行われた。 その時、太陽は、都市の門とマリアーアフロディテの「展開の門」の両方の象徴である<宝瓶宮>(ベツレヘム)に入った。 (この天空の現象により、マリアは子を身ごもったという神話ができた。) で、異教徒は当然のことながら、聖ペトロを、処女ユノの陰門のエンブレムであった太陽の門の番人の地位にあるものと考えていた。 門番としてのペトロは、シヴァの三叉の矛やオシリスのアンクにもとずく神秘的な鍵を受け取ったと捉えた。 オシリスのアンクは、ナイルの鍵、天のナイル(銀河)への天界の鍵 と呼ばれた。 鍵を持つ神々は、一般に死者の国へ入る許可を与えたり、拒んだりするとした。 女神ペルセポネに祈る者は、彼女を「鍵を持つ者」と呼んだ。 あるいは、代わりに、女神の夫ハデスが、天界と冥界への鍵の保持者とした。 神の花嫁 というより女神のパートナーが、地上で天国への鍵の保持者ってなっていったようなんです。 聖書で、イエスは「あなたに鍵を授けよう」と言ったが、それ以前にあった神話が影響をして、そういう話が作られることになったわけですね。 ペトロの3度のイエス否認話も、古代の神話や儀式を参考に作られた。 イエスは太陽が人格化されたものだし、イエスを生んだとされるマリアは乙女座(ベツレヘム)が人格化されたものだし、イエス(太陽)と共に旅した12使徒は、黄道十二宮が人格化されたもの。 で、これもレポートに書いちゃうと、×なので、、、、 ダンテは、地獄からスタートするわけですが、最後は女神に導かれ、天国の門をくぐったことになっている。 イエスも葬られているところに、マリアという名前の女が登場して、蘇えりその後に昇天している。 ギリシャ悲劇のオイディプスも、スフィンクス?の審判を受けて、門を通過して最終的に母の国に戻っています。 で、神の祝福とは子沢山のことなので、神から祝福を受けた者は、子孫繁栄するとされたので、男根が奉られたのではないかと。 女性を妊娠させるには、ペニスが不可欠で、萎えてしまうと挿入できず、受精しませんので、男根が立派でありますようにと男根のシンボルの岩を崇拝するようになったのではないかと。 ペトロは実在しませんが、女神によって祝福を受ける男根がペトロになり、子宮に門があり、その門を開いて中に挿入する行為、つまりセックスのことの比喩ですね。 女性と性交して天国を味わい、自分の子供を与えてもらう(神の祝福)というわけですね。 しかし、キリスト教は女性を悪魔だとしているので、女性との性交を罪だとしており、教皇が天国の鍵をもらっているので、、、、 童貞のまま教皇と交わりなさい そうすれば天国に行けるってことでしょうか。 ダンテの場合、宗教団体のボスを性交相手としていないですね。 ベアトリーチェによって天国の門を潜ったことになっています。 この場合、ベアトリーチェはダンテを再生させた女神ってわけですね。 如実にダンテの女神崇拝が現れている。 教皇が天国の鍵を持っているとする団体が、権力争いで地上を地獄化していた時代が、地獄偏に描かれているのではないかと。

a-jima
質問者

お礼

哲学的観点からの指南ありがとうございます。 他者の見解を聞くと大変参考になります。

a-jima
質問者

補足

「ペトロの黙示録」についての詳細もご存知でしょうか? こちらもあまり資料にありませんでした。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A