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短期記憶を鍛えるには?
話をすることが苦手です。 何かを話そうとすると、自分が何を言ってるんだか、段々わからなくなってしまいます。 例えば3つのことを順番に話そうとしても、1つめを話している間に他の二つが何だったか忘れてしまったり、頭の中で迷子になってしまいます。 イメージ力とか短期記憶を鍛えればいいのではないかと思いますが、どういうことをすれば鍛えられるでしょうか?
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- ruehas
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こんにちは。 「イメージ力」や「短期記憶」といいますのは大脳皮質で行われることなのですが、これを鍛える方法というものはありませんし、仮に鍛えられたとしましても、それで話し方が上手になることはないと思います。 ですがご安心下さい。練習をすれば誰だってすぐに上手になります。 良く、「イメージ力を鍛える!」などといった本がありますが、効果がないとは言いませんが、大脳でできることといいますのは、基本的にはそれは「新しい記憶を蓄積する」ということでありまして、少なくとも成人した脳内ではイメージや思考を行うための新しい回路が作られ、これが強化されるといったことはほとんど起こりません。ですが、これに対しまして、小脳の方には「訓練の結果を学習する回路」というのを幾らでも作ることができます。 確かに、我々は脳内にイメージを短期保持し、これに基づいて言葉を話します。ですが、そこからどのような言葉を選び、どのように組み立てるかといったことにはどうしても訓練が必要です。そして、このような「訓練の結果」を学習しているのが「小脳」です。 時間を掛けさえすれば誰だって正しい文章を作ることができます。ですが、喋るということになりますと、この作業が瞬時に素早く行われなければなりません。 話す訓練をたくさん行えば、言葉を選んだり、それを組み立てたりといった「作業の手続き」が小脳に学習されますので、これが大脳皮質の思考を助けてくれます。ですから、細かいことは小脳が自然とやってくれるのですから、大脳ではもっと重要な言葉の意味や目的といったものを整理することができますし、相手の話を聞くといった余裕も生まれます。ですが、これを全部大脳でやろうとしますならば大元の意味や目的を見失ってしまい、果たして、文章はたちまち破綻してしまいます。 世の中には、まるで口から先に生まれてきたようなひとも稀にいます。質問者さんはそういうタイプではないですね。ですが、基本的には、話の上手なひとといいますのは話すことに慣れたひとです。そして、それはこのような脳の役割によって説明が付きます。従いまして、練習さえすれば誰でもすぐに上手くなるということです。 では、このような脳の構造を頭に入れた上で質問者さんがおやりになることはひとつです。 まず、自分のイメージしたことを言葉に変えて頭の中で文章を作る練習をして下さい。この際、その文章の主語や述語、あるいは、それが適切な言葉であるかどうかは意識してチェックをして下さい。そして、小脳では「聴覚情報」や「言語運動」も同時に処理されていますので、実際に声に出してやれば更に効果は高いです。 また、時間が取れればそれをワープロなどに打ち込んでみると良いです。これでしたらかなり長い文章でもチェックできますし、言葉を正しく並べ替えたならばそれをもう一度反芻して下さい。 巷には「上手な話し方」といった本もあります。ですが、私がお勧めするのは話すためのテクニックを身に付けるということではありません。実際に言葉を使うことによって、その手続きを小脳に学習させるということです。 費用は一切掛かりませんから騙されたと思ってやってみて下さい。半年もすれば質問者さんの話し方は驚くほど上手になるはずです。 アナウンサーやセールスマンが上手に話すのは、それはそのような日常環境に接しているからです。質問者さんは、それを意識してやったことがなかったというだけの話です。 それに、三つのことなんて誰だって無理ですよ。あまり焦らずにゆっくりと喋ったらどうですか。
お礼
何だか希望の光が見えてきました。 ありがとうございます。やってみます!