対.会社
・自己都合の場合は退職金を減額するのが一般的(希望退職募集の例を除く)
・定年退職は退職金の減額を伴わない
・会社の規則または慣行によって定年が決まる例が多い
⇒したがって、会社都合退職である
対.雇用保険
・会社都合退職は労働者の意思に反して、将来の継続雇用の期待を奪う離職
なので、保護の必要性が高い
・自己都合退職は自分で離職を決めているので、手厚く保護する必要は低い
・定年退職は規則等により予め離職時期が知らされているため、準備期間を
確保できる。また、現在は年金支給年齢にも近いので、手厚く保護する必
要は低い
⇒したがって、定年退職者の給付日数は会社都合退職者より短め
※ 但し定年退職者は再雇用の期待が低いため、支給開始日は短く設定する
雇用保険は「会社都合か自己都合か」という形式に関心があるのではなく、一般的・合理的に考えた場合の必要度の差で区別をしているものです。
お礼
御礼が遅くなり申し訳ありません。 大いに参考になりました。 会社都合と判断できる力強い援軍と感謝します。