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三国志について
とても今更な質問でお恥ずかしいのですが、お答え頂けると嬉しいです。 今三国志を題材にした映画がやっていますが、三国志というのは元々史実なのでしょうか?その時代に書かれた書物などを元に、現代に再編したお話ですか?それとも、人物だけが実在の人物で、お話は後付(もちろん書物が残っていたとしても細かい所は創作に頼らざるを得ませんが…)なのでしょうか。 登場人物が過去実在だった…というのは聞いたことがあるのですが、覚束ない記憶ではっきりしません。 また、読んでみようと思うのですが、初めて読む場合はどんなものがお勧めなんでしょうか?(これはカテゴリが違ったら無視して下さって結構です!)
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- WAR
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「蒼天航路」という漫画はお勧めします。 展開がダイナミックで面白いですよ。 これも漫画ですが横川光輝の「三国志」もとても面白いです。 「蒼天航路」と比較して読むのもいいです。「蒼天~」で肯定的に 描かれている主役"曹操"(魏の創始者)が横川版では悪役に描かれて いて両方とも読むとより楽しめます。 横川光輝版「三国志」は「三国志演義」という蜀を興した劉備元徳が 善玉、曹操が悪玉という一種の史観で描かれている広く認知されている 講談的なお話しが元になっています。 「蒼天航路」は「三国志演義」によって広く認知された [劉備=善,曹操=悪]という世界観を一回リセットして一番確かと 思える資料が一番多く残っている曹操にスポットを当て再構築した 物語です。 両方共甲乙つけ難く面白いし入手し易いです。 漫画喫茶などでも大抵は両作とも揃えているでしょう。 正史「三国志」は個人的にはなかなか敷居が高いです。 私は何度か挫折してそのままです(^^;) 上記の漫画を読んで興味をさらに覚えたら三国史に関するエッセイや 学術的なものを読んでみたらどうでしょうか。 熱く論じている作家さんや大学教授など内容もなかなかバリエー ション豊かです 最後になりますが そもそも三国史は魏・呉・蜀という三国にまつわる『断片的な記述』 がマスターピースですので三国史を"史実"というのには私は抵抗が あります。 また"正史"とは国が公式に認定するから"正"という意味であって 日本語的な"正しい歴史"とはニュアンスが大きく異なりますので 注意が必要です。このことは実はちゃんと認識されていない場合が よくあります。 で正史に何が書かれているかというと 誰が○○をした。○○を言った。 という書かれ方が主なようです。 日本人の考える 「XXX年に○○○の戦いが□□□□で起こった。そしてその理由は ---である」といった"歴史"とはこれまたニュアンスが違うのです。 "正史では~"とまるで"正解"のように書かれているものもよく ありますが"公式ブックでは○○と書かれている"ということに 過ぎません。 そういうわけでそもそもマスターピースが千切れ千切れで想像の 余地が今もこれからも多い残っているのが「三国史」の一番の 魅力だと私は思います。
- phantom1
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“三国志”自体は、陳寿と言う人が紀元二世紀前後の史実について書いた史書で、正史三国志と呼ばれていますが、一般に流布されている物語としての“三国志演義”は、もっと後の明朝時代に、創作を加えて纏められたフィクションです。 演義の方に登場する人物には、関羽の家来である周倉など、正史には登場しない架空の人物も出て来ますし、正史と演義で随分性格や評価が違う人物も存在したり、戦いの様子なども、かなり面白おかしく脚色されています。 初心者の方は、物語として楽しめる三国志演義の方から入るのが良いでしょう。正史は初心者にとっては少々難解だと思います。
- webuser
- ベストアンサー率33% (372/1121)
>今三国志を題材にした映画がやっていますが、三国志というのは元々史実なのでしょうか?その時代に書かれた書物などを元に、現代に再編したお話ですか?それとも、人物だけが実在の人物で、お話は後付(もちろん書物が残っていたとしても細かい所は創作に頼らざるを得ませんが…)なのでしょうか。 両方あります。 創作の三国志は羅貫中の『三国志演義』をベースにしているものが多いです。 史実のものとしては陳寿の『三国志』があります。 区別して『正史三国志』と言われたりもします。 日本が初めて書物に登場する『魏志倭人伝』もこの『正史三国志』の一部です。 >初めて読む場合はどんなものがお勧めなんでしょうか? 正史、創作のどちらですか? 後者なら、初めて読むなら、横山光輝のマンガ「三国志」か、小説なら吉川英治の「三国志」あたりがオススメです。