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ヨーロッパ各言語で出てくる、Wikiなどに無い特殊文字について
初めて質問させて頂きます。 今ヨーロッパの各言語で用いられている文字を調べているのですが、 たまに「この言語で使われている文字はこれ」という一覧に出てこない文字が出て来て 少々困惑してます。例を挙げると ・イタリア語のアクセント記号付き文字(Wikiには英語と同じ26字しかない) ・ギリシャ語のアクセント記号付き文字(Wikiには出ていない、以下略) ・フランス語の「y+ウムラウト(上に点二つ)」 ・トルコ語の「a,i,u+キャロン(上にv)」 ・スウェーデン語の「e+アキュート(上に’)」 …などです。 Wikiで日本語から各言語の表示に切り替えると表示される(例:Wikiで 「スウェーデン」表示→左の言語一覧からSvenskaを選択すると文章中にe+'が出る)のですが 1.これらは実際に、当該言語に含まれる文字なのでしょうか? 2.もしそうだとして、何故Wikiなどで一般的に表記されないのでしょう? 3.これらの文字は登場頻度は無視して良い位なのでしょうか? 4.もし出るとしたら何処のカテゴリで出るのでしょうか? ご存知の方、(言語個別にでも)ご教授頂ければ幸いです。 よろしくお願い致します。
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1)例としてあげられたものは「綴りとして必要な『記号』であるが、それがついたものを『別個の文字』と見なさない」ものです。 2)Wikipedia については日本語版は説明が簡素なものが多く、英語版やその言語の版を見ないと分からないことが少なくありません。 トルコ語についてhttp://en.wikipedia.org/wiki/Turkish_alphabet#Distinctive_features スウェーデン語についてhttp://en.wikipedia.org/wiki/Swedish_language#Writing_system 3)いずれも無視はできないものですが、スウェーデン語やトルコ語の場合は確かに頻度は低いものです。同じ綴りの別の語を区別する、例外的な位置にアクセントがあることを示す(これらはスペイン語やイタリア語にもあること)、外来系の単語であるなど理由はいろいろです。 記号付きの文字を独立した別の文字と見なす言語の例としてアイスランド語やハンガリー語があります。 似たような例として94年以前のスペイン語でch, ll, rr を一つの文字として扱っていたということがあります(http://en.wikipedia.org/wiki/Spanish_language#Writing_system)。 繰り返しになりますが日本語版Wikipediaは情報が少ないということは知っておいてください(ただしアルファベット表にあるものが独立した文字、ということは合っているようです)。特に細かいことは抜けがちです。 ついでですが、フランス語に見られる点々は「トレマ」日本語で「分音符」と呼ばれ、隣り合った母音字が二重母音にならないことや2文字で1音を表さないことを示すものです。「ウムラウト」とは「変音」のことで音が変わっていないのにウムラウトと呼ぶのは正しくありません。この分音符はオランダ語やスペイン語(時には英語にも)にも見られます。
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現代ギリシャ語で使われるアクセント記号は一種類だけです。音節の切れ目を明示するトレマ(上に点二つ)も使われます。現代語では記号付き文字は母音字(αεηιοωυの大文字小文字それぞれ)にアクセント記号が付いたものと、小文字にトレマの付いたもの合計21種類が(理論上)あります。 これが古典ギリシャ語になると母音字に次の記号が付くことがあります。 (ア) アクセント記号 3種類(鋭、曲、重) (イ) トレマ (ウ) 気息記号といって語頭の母音字にh音が伴うか否かをしめす記号 二種類 (エ) イオタ スブスクリプトゥム (下書きのι) これは単数与格の語尾に使われる発音されないι(イオタ)を示す記号 これらが単独または組み合わされて使われます。 つまり古典語では現代語の21種に加えて独自の符号を組み合わせたものが200種以上あります。もちろん語学書のアクセントに関するくわしい説明文でしか見られないものなどめったに使用されないものも含まれますが、大半は古典ギリシャ語の文章に普通に使われます。 unicodeでは0x1f00~0x2001「ギリシャ拡張(Greek Expanded)」に割り当てられています。 ご質問に順に答えると 1.そのとおり 2.Wikipedia日本版の「ギリシア語」の項は現代ギリシャ語に関する記述が主です。Wikipedia古典ギリシア語版は存在することはするが、アクセント符号は現代語式を踏襲した簡略な方法を採用している。 3.無視できない。但し入力や閲覧のためには環境/フォントを調整する必要があるのでネット上の情報では省略されることがあるのはやむをえない。 4.質問者さんがどのような環境で閲覧しておられるかわかりません。必要があればWikiの情報より、ギリシャ語の文法書などの初めの方にある母音、アクセント記号などを解説した項目をご覧ななったほうがよいかもしれません。 ご参考までに挙げておきます。 http://homepage1.nifty.com/suzuri/index.htm
お礼
ありがとうございます。 うーん、複雑ですね…。一朝一夕で理解できるものではないと 改めて思い知りました。 簡単ながら御礼まで。
- valesne
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Wikimediaは自由参加の書き込みによって作成されたもので、必ずしも正確ではありません。内容を全て鵜呑みにせず、あくまで参考として対処するべきです。特に各種言語に関して日本語版ウィキペディアは未完成なものが多いようです。 インターネットで各国言語を学ぶならばもっとほかの権威あるソースを調べるのが良いと思います。英語版などの検索エンジンなどから簡単に出来ます。 例えば、Yahoo!UK ( http://uk.yahoo.com/ ) で Italian Language, Alphabetを検索すれば Italian Vocabulary:Alphabet( http://www.italianlanguageguide.com/italian/vocabulary/alphabet.asp ) の項で母音のアクセント(accento acuto)の説明が出てきます ( http://www.italianlanguageguide.com/italian/pronunciation/stress-accent-marks.asp ) こういう方法でいろいろ試されたら正解が出てくると思いますが(エンコードの切り替えに注意)
お礼
ありがとうございます。 日本語サイトだけに拘っているようではダメ、ということですね。 参考にさせて頂きます。
- SAYKA
- ベストアンサー率34% (944/2776)
1 日本語の濁点半濁点のようなもの 2 fontの問題 3 検索エンジンによるが正しい表記をしたいなら無視できない 4 多分・・・「ダイアクリティカルマーク」あたりの文字列。 じゃないのかな。
お礼
ありがとうございます。 やはり無視できないのですね…分かりました。 簡単ながら御礼まで。
お礼
ありがとうございます。 「記号付き文字」は必ずしも別個の文字にはならないのですね。 あと、ウムラウト(独)=トレマ(仏)=ダイエレシス(英)という 単純に名称の問題と考えていたのですが、正確には違うのですね。 勉強になります。 御礼まで。