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堆肥の中でカブトムシの幼虫は育ちますか?
市販の腐葉土から堆肥を作ったのですが、使いきれずに余っています。 そこで、カブトムシの幼虫をそこに入れて育てても大丈夫でしょうか? 気にしているのは、使おうとしている堆肥が、腐葉土に米ぬかと生ゴミを加え続けて1次発酵、分解できなくなった後半年近く放置して2次発酵を終えたもの(完熟?)であるということです。カブトムシの幼虫は腐葉土をエサにするらしいのですが、この発酵済の堆肥中には幼虫がエサにするようなものが残っているでしょうか。 宜しくお願い致します。
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家庭菜園のため、牛フンや落ち葉でたい肥を作っております。春先、堆肥を利用しようとする際、カブトムシの幼虫数十匹を毎年発見し、その処分に困っております。その経験から説明します。 ご存じのとおり、好気的醗酵(1次)、嫌気的醗酵(2次)を終えた堆肥を完熟堆肥と言います。完熟堆肥ないし腐葉土では易分解性のデンプンなど糖質は減少しているため、空気に曝したとき急激な発熱を伴う分解が起きない状態を完熟とあいまいに表現しております。完熟堆肥でも分解しににくいリグニンをはじめとする炭水化物は十分残されております。だから堆肥として農地への有機物供給が可能なのですね。結論として、カブトムシ幼虫の餌、住み場所として何ら問題ないわけです。 屋外であれば、氷点以下にならぬよう多少の保温と、また氷と接触しないよう水はけに注意することです。屋内であれば乾燥しすぎないよう、注意ください。
お礼
知りたかったことをピンポイントで詳しく教えていただけて感激です! 米ぬか投入の目的がデンプンの補給で、デンプンの分解で発熱しているということも初めて知りました。 ありがとうございました。