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アセット・マネジメントとプロパティ・マネジメントの違いはなんですか?
タイトルの通りです。 AM・PM・FMをウィキペディアその他で調べましたが、 その住み分けがよくわかりません。 PM会社はAM会社から業務を受託されるようですが、 AM会社が直接資産管理をしないのはなぜですか? AM会社は不動産だけを見るのではないからだ、とすれば、 AM会社がFMを得意とする(社名にファシリティと付くような)会社に 不動産のことを委託すれば良いのではないですか? PM会社の存在意義がいまひとつ薄い気がします。 この辺りのことに詳しい方がいらっしゃったら、 教えてください。 よろしくお願いします。
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アセットとかプロパティとか言っても本来は様々ですが、あなたの文章を読むと不動産のジャンルの話かなと思いますので、その前提で回答します。 まずPMの位置づけから入りますと、主には物件の物理的な管理業務を行います。 例えば一棟のビルであれば各種法定点検や管理人、清掃業務等も含めて様々なメンテナンスが必要ですが、そのような物件の維持管理業務を行います。もちろん全てをPM会社が行うのではなく、専門業者への発注も含みます。 又、テナントとの契約関係、貸室の造作関係、賃料受け取りなど、テナントの対応窓口としても前線に位置する役割です。 一方、AMはPMのように物件の維持管理を直接手掛ける立場ではなくて、その一つの物件(資産)をどのように運用すべきかを考える立場です。収入(賃料)を増やす為にはどうすれば良いか、支出を減らす為にはどうすれば良いか、そもそもその物件をいくらで買えば良い運用が出来るのか、又どの程度運用していくらで売却すれば良いのか、など投資家の代わりとなって資産の運用や処分を行います。そしてその内容を報告する立場なのです。 もちろんPMの選定や業務に対して指示することもあります。 それと、AMとPMの業務は常に明確に線引き出来るものでもなく、重なってくる部分もあります。AMもPM的な内容を理解していないと判断出来ないこともあるし、PMだって黙々と建物を維持していれば良いわけではなくてAM的な収益性向上という視点は求められます。 ちなみにファシリティのほうは、上記の説明とは少し次元の異なるジャンルだと思いますね。 こちらは企業が業務上で必要な不動産や資産(本社ビル・工場・研究所・設備などなど)をどのようなバランスで保有し、維持管理していくのが企業経営上で最適なのかを考えていくものです。
お礼
>PMだって黙々と建物を維持していれば良いわけではなくてAM的な収益性向上という視点は求められます。 知り合いにPMの仕事をしてる人がいて、このような状況です。 なので、 「だったらAMが自前でPM業務をやれば、それだけコストが下がるのでは?」 と思ったので質問しました。 逆に"外注"的な発想で分業していると思えば納得です。 丁寧なご回答、ありがとうございました。