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東京の読み方 「とうけい」と「とうきょう」
時代小説(明治維新前後のもの)を読んでいたら、会話の中の「東京」に「とうけい」とフリガナがありました。 当時は「とうけい」と読んだのですか? どうして「とうけい」だったのですか? どうして「とうきょう」に?
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↓この資料が、読みやすくて、よくできています。 http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0715tokei.htm ★>当時は「とうけい」と読んだのですか? 「とうけい」と「とうきょう」の二つありました。 ●「とうけい」 これは漢音読みです。漢学を習った人は「とうけい」と読んだ人が多かったようです。 ●「とうきょう」これは呉音読みです。坊さんや国学者はこう読んだと思います。 他の方もおっしゃっていますが、明治の前半に書かれた小説などでは、両方が混在しています。 私は、京の都を「きょう」と読む人が多いと思いますので、普通は「とうきょう」だと思いますが、旧幕府びいきの人は、意地でも「きょう」と呼びたくなかったということが、上記資料に下のように出ています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 明治二十年頃までは、頑強にトウケイという老輩が多かった。さすがに幕府が瓦解して、江戸が吹き飛んだあとへ、遠国他国から来た人間ばかりが幅をする東京が出来たのは、感慨に堪えなかったろう。京の字をケイと読んで、京都の京の音を逃げる、ケフと読んでもキョウと読んでも上方臭い、そこを嫌ってトウケイ、無理にもそう読んで、鬱憤を霽らすのだったろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 政府のお達しには「『東京』とする」と書いてあっても、読み方までは、指定していませんので、違う読み方が出てくるわけです。 ラジオ、テレビもありませんし、そうなってしまいます。 質問者さんが読んだ小説で、「東京(とうけい)」と読んだ登場人物は、旧幕臣か幕府びいきの人物ではないですか? ★>どうして「とうきょう」に? 上の資料には、その辺の経緯ははっきり出ていませんが、私は、明治後半にできた尋常小学校の教科書(いわゆるイエスシ読本)が、決定的だったと思います。それには「トーキヨー」のフリガナがついています。 なお、旧仮名遣いでは「今日」は「けふ」、「京」は「きやう」で、発音はどっちも「キョー」です(切支丹時代から現在まで)。それ以前の大昔の発音は知りません(わかりません(笑))。
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- takuranke
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#4です、 誤字です。 貴ゾクでした。
- takuranke
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「東京」は 明治元年七月十七日の詔書で江戸を改め「東京」とすると定められました。 その当時では、「とうきょう」でも「とうけい」でもよく、 理由としては「都市としても名称の東京」はなっかたのですが、 「東の方にある都」という意味での「東京」という言葉がありました。 飛田良文氏という方がおり、 この方は両方の読み方を丹念に調査しております。 参考にして1例を挙げます 「とうけい」の例。 「東ケヰ府貫ゾク小林金ベイ」 明治五年二月二十二日の「東京日々新聞」の例です。 「とうけいふきぞく小林金ペイ」で「とうけい」です。 「とうきょう」の例では、 明治初期の坪内逍遥『当世書生気質』のなかに 、「大江戸の、都もいつか東京と」というのがあり、これは「とうきょう」と読みます。 明治の終わりごろまでは「とうけい」「とうきょう」両方を使用していました。 私見ですが、「とうきょう」になったのは、天皇が遷都宣言はしていないが、東京の地に腰を落ち着けたので、「京都」にならって、「とうきょう」と呼ぶようになったのでは考えています。 ちなみに旧かな使いでの「きょう」は「けふ」です。
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ありがとうございます。 >「東ケヰ府貫ゾク小林金ベイ」 >「とうけいふきぞく小林金ペイ」 「貫ゾク」が「きぞく」ですか?
- staratras
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明治時代の初めには「東京」の読み方は 「とうけい」と「とうきょう」の2通りありました。 しかし次第に「とうきょう」が一般的になり、今では「とうけい」とも読んでいたことさえ知らない人がほとんどになりました。
お礼
ありがとうございます。
- ASAYOSHI
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とうけい【東京】 「東京(トウキョウ)」の古称。 《参考》明治四年「東京(トウキョウ)」と改称。一般には、明治の中期まで用いられた。 学研「日本語大辞典」 (電子版) より 「東京」の旧かなは「とうきやう」ですね。
お礼
ありがとうございます。
- anderusen
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旧かな使いの読み方だから てふてふと書いて ちょうちょうと読む けふ と書いて きょうと読む けいと書いて きょう 昔はこのように書いていました
お礼
ありがとうございます。
お礼
>「東京(とうけい)」と読んだ登場人物は、 >旧幕臣か幕府びいきの人物ではないですか? 当た~り~い! もと御家人です、すごいですね。鳥肌がたちました。 ありがとうございました。