サブプライムローン
ニュースステーションのサブプライムローン関連の報道を見ていて思ったのですが、古館さんが”サブプライムローンは悪だ、悪だ”と言っていたのですがサブプライムローンの問題というのはサブプライムローンを担保に社債を発行したところ、住宅ローン(=サブプライムローン)を返済しない人がとっても多くなってしまったがために社債の価値が目減りした、っていうのが問題なわけで、サブプライムローンが問題の引き金になってはいるのですが、サブプライムローンを担保にした社債の価値の目減りが金融機関に打撃を与えているというのが正確だと思うのです。
それで”悪だ悪だ”といわれるサブプライムローンを担保にした社債への投資は各金融機関ダメージを喰らってしまったのかもしれませんが、サブプライムローン以外を担保にした社債(証券化商品)ももちろんあるわけで、そっちは普通に利益を上げているのではないかと思うのです。
もしそれが正しいならば、サブプライムローンにだけフォーカスをあてる報道は素人臭い、もっと言えば偏向報道にあたるのではないでしょうか。各金融機関は、証券化商品への投資全体で見ればプラスなのではないでしょうか。
テレビ朝日に経済部というものがあるのかどうか知りませんが、ほぼ公共機関であるテレビ朝日がプロなのに(内実をわかっているのに)サブプライムローンが世界経済を襲う!みたいな報道をしてしまうのは現実に即していないと思うのですがテレビ朝日の意図がわかりません。サブプライムローンを担保にした証券化商品はマイナスになりましたが他の証券化商品はプラスです!やったー!サブプライムローンを担保にした証券化商品はコケましたが証券化商品全体への投資ではガンガン儲かってます!イェイ!と言う報道機関がないのはなぜでしょう?代わりにサブプライムローンこわーい、おそろしー、悪だーとだけ言っている…。
ニュースステーションの報道は素人の床屋政談レベルのものなのか、それともなんらかの意図があるのか、もしくは僕の認識が間違っているのか、決めかねています。誰か教えてください。公共の電波でここまで違和感のあることを言っていいのか、と疑問に思いました。
どうぞよろしくお願い致します。