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変動の予想

来月以降に住宅ローンを実行する予定のローン素人ですが以下の考え方についてご意見いただければと思います。 ここ20年の金利の平均が4%ということはバブルが来ない限り4%を超えることはなかなかないのではないかと思っています。 ということは現在の銀行の変動2.875%で優遇後1.575%(全期間優遇-1.3%)は今後どんなに上がっても4%-1.3%=2.7%までということで今から長期固定を借りる必要はないのではないかと思いますがどうでしょうか? あと3~4年でバブル崩壊から20年が経ちますが、一向に次の好景気が見えてきません。

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  • ベストアンサー
  • Domenica
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回答No.1

住宅ローン審査経験者で、現在は金利商品による資金運用を担当しています。 > 現在の銀行の変動2.875% ご質問者さまがご存じの範囲の銀行がたまたま2.875%のところばかりなだけです。 現在の「住宅ローンの変動金利型の店頭表示金利」は、2.875%ではないところも結構あります。 ご参考までにこちらをどうぞ。 http://homepage3.nifty.com/dkmiyabi/cad/ichiran5.htm > ここ20年の金利の平均が4% 「金融機関」では約4.5%平均のはずです。 4%は「都銀のみの平均」ではなかったかと。 それにこの値は『平均』ですから。 現在3.00%として、平均が4.50%になるための「利上げの可能性」は6.00%まで考えられる…ということになりますよね(2.875%ならば6.125%)。 『平均』とはそういうものです。 また、歴史において考えても「過去を絶対に超えることはない」とは言い切れませんでしょう? それに、現状を考えますと「景気が良くならなければ金利が上がらない」こともないと思います。 景気回復には「お金」にもっと活発に動き回ってもらわなければなりませんが、個人が「物価が高いからモノが買えない」、「金利が低いから銀行にお金を預けても仕方がない」という2つを考えていますと、「市中」に「お金」が出てこなくなります。 その一方でも打破しようと「市場」に資金を集めることを考え、「預貯金」の金利が上がる…ということも考えられます。 金融機関における資金の調達手段である「預貯金」の金利が上げれば、その『利息』を確保するために、手っ取り早い手段として「貸出金利」を上げることも考えられると思います。 ただ、住宅ローンを現実問題において考える場合、『全期間店頭表示金利よりも1.30%優遇』という「契約」があるのでしたら、「取り敢えず」変動金利型で様子を見られればよろしいかと思います。 ご質問者さまがご利用の金融機関では、変動金利型でも優遇が受けられるようですが、金利の優遇は『固定金利選択型』に限っているところも多いんです。 ですから、一概に「『変動金利型』の店頭表示金利が一番低いので、当然に適用金利も『変動金利型』が一番低い」とは言い切れないんです。 また、『変動金利型』の大きな特徴として、金利の上昇局面においては「『未払利息』が発生してしまう可能性がある」というものがあります。 『変動金利型』の契約は、一般的に「金利の見直しは半年ごと」「返済金額の見直しは5年に1回」となっています。 これを正確に理解し、繰上返済などで対応をしていかないと、最終回になって一気にまとまった額を返済しなければならないことが起こり得るんです。 これがご理解いただけ、かつ「どんどん繰上返済をする予定」という方には、現在の金利情勢から考えますと『変動金利型』は「適している」と思います。 ただ、多くの方はこの理解がしていただけず、借りてしまえばあとは完済まで『腰を落ち着けてしまう』方が多いんです。金利がさらに上昇を続けても、「面倒だから」とか「よく分からないから」ということで、何の手も打たれずにいらっしゃる方が。 ご質問者さまが「そう」でなく、金利の情勢に注視していられ、「どんどん繰上返済をする予定」ならば、『変動金利型』は有効だと思います。 そうではなく、「将来において少しでも返済金額が上がる可能性があるのは怖い」とおっしゃる方(収入に占める住宅ローン返済額の割合が高めの方)は、「金利上昇リスク」を抑えるために『固定金利型』(『固定金利選択型』ではなく、全期間固定金利のものです)を選択されておいた方が『無難』なんです。 現在はまだまだ『低金利』の状態なので、「金利上昇リスク」は、警戒する必要がある…と考えられます。

suffre
質問者

お礼

非常に詳しい御説明ありがとうございます! >それに、現状を考えますと「景気が良くならなければ金利が上がらない」こともないと思います。 なんだか段々不安になってきました。 借りる額の半分くらいは固定(15~20年)で2%台(優遇入れての利率)のうちに借りておいたほうがいいのでしょうか?ソニーや住信なら15~20年でも2%台後半で借りれそうです。 >金利の優遇は『固定金利選択型』に限っているところも多いんです。 そうなのですか。どこも変動でも優遇があるのだと思っていました。大手都市銀や信販系、ネット系ではいちおう変動も優遇してました。 >ただ、多くの方はこの理解がしていただけず、借りてしまえばあとは完済まで『腰を落ち着けてしまう』方が多いんです。 私は心配症なのでいつもネットで金利を確認すると思います。ソニーは半月前に金利がわかるのでいいかなあと思ったりしています。 >これがご理解いただけ、かつ「どんどん繰上返済をする予定」という方には、現在の金利情勢から考えますと『変動金利型』は「適している」と思います。 いちおう繰り上げはガンガンやっていく予定です。変動の利率上昇は心配ですが、未払い利率があると大変ですからね。 いろいろご指摘いただきまして固定も検討したいと思うようになりました。2%台で借りれるのは今のうちかもしれませんし。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.2

高金利の国は必ずしも景気が良いとは限りません。 南アフリカは経済成長率が4%程度で政策金利は12%です。金利を見る時に大事なのはインフレ率です。インフレ率より貸出金利を低くしてしまうと、金融機関は貸し出すだけ損をしてしまうので、一般的にはインフレ率以上に金利を上げてきます。 昔のデフォルトを起こしたアルゼンチンなどはインフレ率が数千%になった時期があり、その時の金利も数千%です。そして、国家がデフォルトを起こすくらいですからもちろん不景気の時期です。 景気を金利を考える指標とするのは危険です。 近年はインフレ率がマイナスになったり±0くらいでしたが、今年は一気に2%を突破しそうな勢いです。そうなると、金利の急上昇は十分想定されます。インフレ率が2%上がったとなると、それを追う形で1年や2年という短期間で一気に金利が2%程度上昇することも十分想定の範囲内です。 そして、去年辺りから世界的なインフレが進んでいることを考えても日本のインフレ率がより高くなるかもしれません。

suffre
質問者

お礼

ありがとうございます。 最近はインフレという言葉をよく聞くようになりましたが、そのようなことも知らなければならないのですね。非常に勉強になります。 2006年の金利上昇はその時期に借りていた人にとっては毎日心配だったのではないでしょうか?私はまだローンを借りていませんが、もし今後あのような上昇があった場合は自分ならけっこう精神的にかなり不安定になってしまうかもしれません。 やはり固定の安心感と計画性は大事ですね。しばらくは変動の低金利も続くかもしれないと思いますが、固定を多めにとってみることも検討したいと思います。

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