こんにちは。釘自体は、すでに回答にあるように非常に古くからあります。
ただ今のような丸い釘ではなく、断面が四角くて今のに比べるととても太い釘です。
その訳は作り方の違いです。
昔の釘は、鉄の棒をかじ屋さんが叩いて作りました。刀と同じですね。
ですから四角いわけです。叩いて丸く仕上げるのは非常に大変ですから、あまり作られなかったようです。また今のように細くは作れません。
また頭も丸いお皿ではなくT字形だったと思います。もしくはくさび型。
今のような形ができたのは、軟鋼が製造できるようになった明治中ごろからです。
鉄の純度が高い軟鋼では、ある程度の柔らかさ、粘りがあるので、圧延、押し出し、引き抜きなどの成形が可能となり、今のような丸いタイプ(洋釘というそうです。対して日本古来?のやつを和釘というそうです)が作れるようになりました。
お礼
この場を借りて、回答してくださった全員の方へのお礼を言わせていただきます。 みなさん、丁寧な回答ありがとうございました。 私は鉄って昔は貴重なものだった、という話をどこかで聞きかじっていたのが強く頭にあったので、物を作るためにふんだんに使う釘は江戸より後のものかと勝手に勘違いしていました(^ー^;) ありがとうございました。