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オゾン層
二酸化炭素が増えるとオゾン層は破壊されるんですか?CO2とO3が反応してO2にしてしまうんですか?
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結論から言えば、二酸化炭素がオゾン層を破壊するわけではありません。 <面倒であれば読み飛ばして下さい> ・オゾン層を破壊するのはフロン類です。 ・フロンの中には『Cl』という『塩素原子』が含まれています。 ・この塩素原子は、『オゾン(O3)』のもつ酸素原子『O』と引っ付きたがります。(オゾンは酸素原子3つから成り立っています) ・それによって、塩素原子(Cl)は無理やりオゾン(O3)から酸素原子(O)を一つ奪い取って一酸化塩素(ClO)という物質に変化します。もちろん、酸素原子を奪われたオゾン(O3)は、酸素(O2)になってしまうわけです。 ・無理やり酸素原子と一緒になった一酸化塩素(ClO)はとても不安定で、時間が経つとくっ付いていた酸素原子(O)は、別の酸素原子(O)と引っ付くために塩素原子(Cl)をひっぺがしてしまいます。(一酸化炭素:ClO よりも酸素:O2 の方が結合しやすく安定もしやすいので) ・酸素原子(O)に去られた塩素原子(Cl)は、負けじとオゾン(O3)から酸素原子を奪います。 ・これが繰り返し行われると、オゾン(O3)は塩素原子によって酸素(O2)に分解され続け、一時的に一酸化塩素(ClO)になっていた酸素原子(O)も別の酸素原子と結びついて酸素(O2)になってしまうため、酸素が段々増えてオゾンが減ることになります。 ・フロンガスは消滅するのに長い年月がかかるので、オゾン層の破壊をイキナリ止めることは出来ません。 と、いうような事が起こっているのです。 長々と解説してごめんなさい。 それでは、長文失礼しました。
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- wiz0621
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まずオゾンというのは電荷的に不安定な子です。 不安定な子は、他の不安定な子と結びつく性質があります。 (おそらく中学校に行けば習えると思います) CO2はCから伸びてる4本の腕とOから出てるそれぞれ2本の腕が ガッチリ結び付いているので、この不安定な子には含まれません。 というわけでCO2自体はオゾンを破壊しません。 オゾンと結びつく不安定な子としてよく悪玉に挙げられるのがフロンガスです。 これはClラジカルという不安定な子を生み出すためとされます。 とはいえ原因はフロンだけではありません。 NOxから生まれるNOラジカルやOHラジカルの生成が高濃度下で 最も大きな影響を与えることは広く知られていますし さらには太陽光や宇宙線の影響で水からもラジカルが沢山出ます。 オゾンはこのラジカルと反応したがるのです。 本来、オゾン層を完全に保護するためには、フロンガスだけではなく 地球上から水蒸気をなくし、NOxの排出源である車を根絶する必要があります。 前者は物理的に無理ですし、後者は金銭的に無理です。というわけで いじめ易・・・ではなく、無理なく削減可能であったフロンの規制へと 世論が傾くことになりました。
- debukuro
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二酸化炭素は非常に安定した化合物でめったなことでは他の物質とは反応しません オゾンと反応できないくらいに沢山の酸素を持っています
- ZIMA0063
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オゾン層のオゾンは、一般的にはフロンガスなどに含まれる塩素原子と結合することによって、酸素と一酸化塩素に分解されると考えられています。 またこのフロンガスは、二酸化炭素の数万倍ともいわれる温室効果を持つガスです。 今は世界的に使用の規制がなされていますが、一昔前までは、クーラーや冷蔵庫の冷媒として、あるいはヘアスプレー缶、工場では洗浄液として用いられてきました。 なので、うまくくっつけると、温暖化するのとオゾン層は破壊されるのは関係があって、その大元はよく温暖化の原因だと耳にする「二酸化炭素」と思ってしまうのですが、実は違います、というお話です。
オゾン層を破壊するのは、塩素原子です。 フロンは空気より軽く安定しているため成層圏まで上昇します。そして、成層圏で太陽の紫外線によって分解されて塩素原子を放出します。そして、塩素原子とオゾン(オゾン層は成層圏にあります)が反応し、オゾンを破壊します(03→C0+02)。ちなみに塩素単体では成層圏まで上昇することは、ほぼ不可能です。
- kaori7774
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ご心配なさらずとも結構ですよ。 オゾン層を破壊するのは今のところフロン ( CFCs ) だけです。 二酸化炭素は昔から地球にあり、他の温室効果ガスと共に 地球を平均気温15℃に保つという大切な役割を担ってきました。 その間もオゾンはありましたが何一つ悪さはしていません。