日本で、独身男性が結婚難に陥りました。
最初は農村の跡継ぎ息子が、「田舎は不便」「妻も農業をさせられる」「姑や村との付き合いが煩わしい」との理由で嫌われました。
バブル経済時期になると、日本の女性も収入が上がったのですが、結婚する男性に対しても「年収1000万!」「高収入,高学歴,高身長!」などと贅沢(わがまま)を言うようになりました。都会の大企業勤務で残業にあえぐような男性さえ、嫌われました。
そのころ、結婚できない日本男性に、「フィリピンや中国から、日本男児の花嫁になりたい女性が来るよ」と紹介する企業や第3セクターのような団体が現れました。
その結果、「日本人の配偶者」という資格で来日するフィリピン人や中国人が増えたのです。
こいういう結婚は御存知とは思いますが、相手国の経済事情というより情報網(人脈)の関係で、1980年代後半にはフィリピンから日本の農村への花嫁が多かったのです。後に、中国人も増えますが。
花嫁として日本に行った女性が、帰省して日本の情報を伝えます。日本は田舎でも不便は無いが、やはり都会の方が便利で、同国人にも会い易い。
そうなると、次に現れた入国手段は「興行ビザ」です。「ダンサー」や「タレント」の資格で日本に来て、接客業で働くのです。フィリピンは、国策としてこのような人材を育てているようです。
日本は、基本的に「単純労働」を目的とする外国人の入国を規制しています。本国で高い技術者や専門職(ITや料理人など)として働いた人や、日本で技術を身に付ける(留学生や研修生)目的ならいいのですが、なかなか誰でも認められるものではありません。
男性の方が、「かなりのプロ」と認められないと日本に滞在できないのです。厳しいのです。
でも、女性なら「配偶者」や「フィリピンパブの歌手」でも入国できるのです。案外、甘いのです。
詳細は、上記から拾えるキーワードで、報道や法務省などの統計を確認してください。
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