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「環境のせいにするな」という叱り文句。

「甘えるな。こいつは環境にしている」 客観的に見て身勝手な理由で事件を起こした加害者によく浴びせられる罵声の一つです。 けど社会が乱れれば犯罪も増える、これ当たり前のことですよね。 そして常識をきちんと教えれない親が増えれば常識を知らない人間が増えてきて当たり前だと思うのですが。 例えば、生まれつき一生分の衣食住を確約された100人の子供と、将来肉体労働しかできないことを確約された100人の子供を比べたら、犯罪を犯す確率は後者のほうが高そうな気がしませんか? 何が言いたいのかというと、私は人間の性格は環境によって大きく左右されると(明確な根拠があるわけではありませんが)信じています。つまり、凶悪な犯罪を起こす人間は性根が腐っていたわけではなく、周りの環境によって犯罪者(or予備軍)に育てられたのだと思ってます。 議題を簡潔にまとめると「人間の性格は先天的なものなのか、後天的なものなのか?」ということですが、心理学的にはどういう見解なのでしょうか? 私は心理学素人なので言葉を砕いて説明していただけるとありがたいです。

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回答No.6

kigurumiさんや他の方も、書かれていますが、一口に心理学といっても、 統一見解がある訳も、結論がある訳でもありません。他の要素も沢山絡んで来ます。 > 例えば、生まれつき一生分の衣食住を確約された100人の子供と、 > 将来肉体労働(※1)しかできないことを確約された100人の子供を比べたら・・・ 言わんとすることは、わからないではないですが、これでは、単なる統計学です、 人は、機械ではない(一定の刺激に、一定の反応を起こすものではない)と云うのが、 心理学の立場です、そして、何より重要なのは、人はそれぞれに、個性(性格や考え方など)をもっています。 もしも。 一生分の衣食住を確保され、しかし“希望”がまったくない100人と、 将来的に肉体労働しか約束されなくても、“希望”を与えられた100人とならどうでしょうか?。 繰り返しますが、人間は機械ではありませんし、 後天的な環境を一定して培養することも出来ません、 環境がどうとか、先天的な根本の性格(以降=性格)がどうとかよりも、 本人の性格が環境をどのように解釈し受け入れたのか?、 臨床心理では、その“解釈”の部分が一番重要と考えています。 そういった意味で、後天的な環境も先天的な性格もあるのでしょうが、 ある程度の年齢からは、自分で自分を鍛え上げて育てて行く作業と、 その個性なりの自然で建設的な自己顕示欲の発露の方法を、 他者(友人、仲間、職場など)を通して、学んで行くことが必要だと、考えています。 (他人に危害を加えない)大多数の人は、あえて言葉にしなくても、 色んなことを、諦めながらでも、涙を流しながらでも、そういう作業をしているのだろうと思います。 14・15ならいざ知らず、ハタチを超えてなお、 自分の失敗したことを他人の所為にする未熟な思考の持ち主に育てたのも、結局自分自身です。 蛇足ながら・・・ たとえ、どんな環境や事情があっても、行った事(殺人なら殺人で)で裁かれるべきです、 精神鑑定なんていくらでも誤魔化されますから・・・ 特にこういった、無責任な無差別殺人犯は、死刑なんて甘すぎます、 恩赦無しの独房での終身刑が相当かと思います。

dordotto
質問者

お礼

すいません。やはり分野がちょっと違ったみたいですね。心理学ではなく最先端の生物学or遺伝子学かもしれませんね。なんか人間の性格を決定づける塩基配列が見つかったとか見つかって無いとかニュースでやってたような気もしますし。 そうですよね。性格が変わるのではなく、世の中からの教えをどう受けて、それにどう対応するかが「成長する」ってことなんですよね。大変勉強になりました。 回答ありがとうございました。

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  • kigurumi
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回答No.5

<環境のせいにするな> 無知の涙を書いた人は、切々とどうして自分が犯罪を犯したのか本に書いて訴えたようです。 自分が無知だったから と。 死刑になって当然だが、自分が無知だったから人殺しをしてしまったことをわかって欲しい と訴え続けました。 裁判で死刑になりました。 貧しい猟師町で育ち、子供を置いて男の元に行くので、兄弟は靴の底を齧って飢えをなんとかしのいで生き延びたらしいです。 裁判所の判決は、他のkれ以外の兄弟は同一の生い立ちなのに。人を殺していないから、環境のせいで殺人を犯したのではない として、死刑にしました。 確率の問題だったのかもしれない。 今は福祉がよくなり、救済措置がほどこされるようになりましたが、餓死する人は、社会が門前払いにした人と、救済サービスの存在を知らず利用しなかった人くらい。 信じられないでしょうけど、市役所が生活保護の申請を却下したことで、ある人は生きる気力を失い、子供を残して餓死したという事件がありました。  市役所は断るとき「女ならいくらでも稼ぐ方法があるだろう」と言いました。 どういう意味でしょう。 本人はそれを役所が売春をして生活費を稼げと言ったと受け止めました。 子供が団地のドアでしゃがみこんで泣いているのを近所の人が発見し、どうしたのかというと、母親が動かないと言ったそうです。 母親は餓死しており、彼女の前にあったオコタにはコーヒーののみかけがあったそうです。 ずっとコーヒーを飲んで飢えをしのんでいたようです。 今の犯罪は中流より上の家庭の子供の方が犯罪を犯す確率が高いそうです。 >私は人間の性格は環境によって大きく左右されると(明確な根拠があるわけではありませんが)信じています。 4つくらい説がありますが、一番有力な説は、生まれ持った性格と環境の両方が影響を与える です。 >周りの環境によって犯罪者(or予備軍)に育てられたのだと思ってます。 ですが、どんなにひどい環境であっても、まっとうに生きる人の方があきらかに多いのではないでしょうか。 でも、全く0じゃない。 が、少なくとも個性という原因があったとしても、誘因が無ければひきがねは引かれない。 生い立ちという環境じゃなく、救わなかった社会がひきがねをひき、餓死 いわゆる社会のネグレクト(無視)による餓死(殺人犯は社会)もあるわけです。 >心理学的にはどういう見解なのでしょうか? http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/8052/n203.html ●生得説 :発達は環境によっては変わらないという考え。 ●輻輳説(ふくそうせつ):。精神発達は、生まれつきの素質と外的環境の両者が輻輳してあらわれるものという考え。 ●環境閾値説:遺伝的素質は、最低限の環境が整わなければ顕現しない。また、環境を良くしても、発達には遺伝的素質に基づく限界がある。 もう1つあったと思いますが、思い出せません。 主流は輻輳説です。

dordotto
質問者

お礼

返信送れて申し訳ありません。 人間の性格は先天的にある程度決まっているけれど、後天的な要因によりある程度の路線変更は可能という線が強い、ということですね。 無知の涙についてのお話も興味深くて参考になりました。 回答ありがとうございました。

回答No.4

心理学に問うより先に、倫理、道徳、法律、教育等に問うべきで、その結論として誰もが良好な環境で育成されることが重要であることを前提に、心理学その他の分野にその方法論を問うのが筋。 いきなり心理学に先天的か後天的かを問うと社会性が欠落します。

dordotto
質問者

お礼

回答者様の仰るとおり、分野が違うかもしれませんね。 正直どこが適切カテゴリかよくわからなかったので…。 ただ「環境が人格に与える影響」となると心理学かなあ、っと。 アドバイスありがとうございました。

回答No.3

遺伝よりは環境でしょう。 一卵性双生児のように遺伝情報はほとんど同じなのに、性格には違いが生じますからね。 確かに、犯罪者達の生い立ち環境は決して恵まれておらず、性格を歪ませる要因が多い事は事実だと思います。そういった意味では加害者が一番の被害者なのかもしれません。 だからといってマスコミ等で、環境のせいにしていてはそのような人達がますますつけあがり、犯罪が増えるでしょう。 犯罪に走ることは、人生において「負け」を認めるようなものです。 事実そういった恵まれない環境でも頑張っている人達はたくさんいます。 そのような状況でも、どう生き甲斐を見つけて頑張るか、制約された中でどうい生きるかを考えて頑張る知恵が大切だと思いますね。

dordotto
質問者

お礼

>一卵性双生児のように遺伝情報はほとんど同じなのに、性格には違いが生じますからね なるほど、最もな意見です。 けど、権力が影響を与えれるのはあくまで環境であって、個人個人の根性までは変えることはできませんよね。確かに加害者や、場合によっては親や周りの人間が責められる場合もあるかもしれませんが、大きな視野で環境を変えるように努力することも大事ですよね。 素晴らしい回答でとても参考になりました。模範解答レベルすよ。 回答ありがとうございました。

  • sawai197
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回答No.2

「心理学的にはどういう見解なのか」ということなので、この点についてお答えします。 現在有力なのは「相互作用説」 つまり「どっちも影響する」あるいは「相互に影響しあっていてどちらともいえない」です。 そんなの「逃げ」だ! と怒られそうですが、現在の心理学の見解が実際そうなので仕方ないです(笑) 物事には必ず、たったひとつの判り易い「原因」があり、それさえ判ればすべて解決できると思うのは(あるいは「思いたい」のは)人間の性ですが、残念ながら世の中はそんなに単純でないことが殆どです。 勿論心理学者により「環境重視」と「遺伝(生まれつきの性質)重視」の立場はありますけど。

dordotto
質問者

お礼

「どっちも影響する」ってことは人間の性格は生まれつきある程度決まっているということですね。とすると環境に追い詰められた中で暴走しがちな人間がそういう類の事件を起こすというところでしょうかね。 例えば、100人の生まれたての赤ちゃんを同じ人間に育てさせたら……、なんて馬鹿な実験やってるはずないですよね。 回答ありがとうございました。

  • nisekant
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回答No.1

結局のところ、一人一人が自己の責任を果たせば起きないことだろうと考えます。 親の躾で、子供の性格が形成されるわけではないという意見。こちらは「ジャン?ピアジェ」を 後天的か先天的かに関しては「本能はどこまでが本能か」