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省略された撥音便は発音するの?
古文で、「・・・なるめり」→「・・・なんめり」→「・・・なめり」とかいった、「撥音便の省略」が、文法事項で出てくると思います。 で、この「・・・なめり」なのですが、読むとき(発音するとき)は、「NAMERI」でよいでしょうか。 というのも、「省略されている「ん」を補って読みましょう」と説明している文献を目にしたため、混乱しております。どなたか、教えてください。
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「なめり」は、連語「なんめり」の撥音の無表記になります。 以下のURLを参考にしてみてください。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%AA%E3%82%81%E3%82%8A&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=15364213855900 無表記とは、表記を省略しているだけですから、見た目によらず、本来の音で読むべきものとなります。ですから、「なめり」と書いてあっても、「なんめり」と読むべきだということになります。但し、この原則は、学校の先生などでも知らない方もいらっしゃると思いますし、学習指導要領でも、「なめり」を「なんめり」と読ませるような明確な指導はないかと思います。学校では習った記憶がありません。 例は、ちょっと違いますが、東京の「高田馬場」は、本来「たかだのばば」と読みます。「の」が表記されていないのです。最近では「たかだばば」という読みもされてきています。
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私は専門家でも教育に携っているわけでもないので、学校などでどのように扱われているかは知りません。 私の考えでは、どちらも正しいです。 古文を朗読するときに、古文が書かれた当時の発音をしなければならないという規則はありません。 もっとも、「ん」を読めば、「撥音便ってわかっているのだな」と思わせる效果はあります。 また、和歌に使われた場合は、音数に影響するはずです。 但し、下記のページによると、「めり」は和歌には用例が極めて少ないそうです。 http://dictionary.goo.ne.jp/search/1926340-0000/jn/5/
お礼
ありがとうございます。 >古文を朗読するときに、古文が書かれた当時の発音をしなければならないという規則はありません。 あ、それはありますね。 助詞の「は」や「へ」、「ぢ、づ」と「じ、ず」、「を」と「お」とかって、現代語の発音で読んで、学習していますものね。そうなると、無表記の撥音便だけ、発音にこだわるのは、ちょっと変かもしれませんね。
- miirumatsu
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撥音便は「省略」とは、ふつう言いません。 「無表記」というのが一般的です。 「表記されていない」だけで、本当は「ん」が「ある」ので、発音するのが原則です。 「なめり」は「NANMERI」と読みます。 「ななり」は「なんなり」、「あべかめるものを」は「あんべかんめるものを」です。 学生さんかな。 古文を音読するとき、この撥音便をちゃんと補って読めると、古文の先生は、「オッ」と思ってくれますよ、やってみ?^^
お礼
ありがとうございます。 発音するのが原則なんですね。
お礼
ありがとうございます。 やはり、学校の指導の範囲にも入っていなかったんですね。参考書などを見ても、発音するのか否かについては、触れられていないものばかりでした。