いやいや,今現在の社会で必要とされる燃料を補うには,それ専用の燃料プラントを作らなければ成らず,さらにその燃料を作るにはプラントを動かすためそれ相応電力が必要になり,プラントを立てるためにも必要な資材を運んだりするにも燃料が必要になり,バイオマスでできた燃料の純度を高めるための処理にも結構な費用と工程が必要となり・・・
結局は,化石燃料のほうがまだまだ使い勝手や対コストがいいんです。
エネルギー収支比(EPR)という値が低いのもありますし,企業のイメージ戦略に載せられているだけというのもありますね。
マクロ的に考えれば,太陽電池なども"作らないほうが"環境にはいいんです。
パネル一枚あたり作るのに要する材料・電力はその元を辿れば,製造時に廃液を生み出し,電力はCO2を生み出します。
で,パネルが20年で生み出す総電力量はつくるのに要する電力量よりも少なかったりします。
単純に,パネルが増えると現時点での発電量が増えるからいいのであって,なかなか難しいところです。
せめてパネル一枚あたり,太陽光変換効率が30%以上で,耐用年数が30年以上といった高性能になっているならいいのかもしれませんが。
無論,そんなことが元で売れなくなったら開発費用も上がらず,性能も上がらないので厄介な状態になっているわけです。
企業の言う"環境にやさしいエコ"というのは,マクロ的に見ればマイナスが多かったりします。
…というわけで,バイオマスも太陽電池と同じ道を辿ることは決定しています。
核融合発電の実用も後何十年かかるのか分からず,新エネルギーは全て企業の扇動のように見えてもしょうがないと思います。
お礼
結局エネルギーへと変換されるその部分だけ見て理想的なものだと思っていただけで、変換されるまでの道を考えると完全な移行は困難…と言うより実用はまだしない方がよいものなんですね。最善な方法ってなんなんでしょうね…もう少し勉強してみます。 詳しくありがとうございました!