• ベストアンサー

3万円の予算で、物理用の参考書が買えるとしたら?

 民間企業で物理系の研究室をやっています。 研究内容は、物理光学理論や実験など・・・デス。  今年分の図書費が、まだ3万円ほど残額があるので、来年の新人用に、役立ちそうな参考書を数点買おうと思っています。  で、ぜひ、みなさんのご推薦される本をお聞きして、選択の参考にしたいと思っています。  本のジャンル・言語は問いませんが  ・実験物理系の修士くらいの方が、読みこなせて、面白いもの  ・手元において、長く使うに堪えるもの  ・この1年くらいに出た、新し目のもの  ・読んで研究者としての将来の夢が少し見られるようなもの  なんて切り口はいかがでしょうか?。(AND条件でなくても結構です!)  皆様の「新鮮な知識」と「ご感想」をご教示いただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

「実験物理系の修士くらい」というところに絞ると、丸善実験物理学講座は如何でしょうか。シリーズものの実験講座はいろいろありますが、内容が古くなってしまっていて現場のニーズにあっていないものが多くなってしまっている現在、このシリーズは比較的新しいと思います。全巻買うと予算オーバーしてしまいますが・・・。 あと、自分では読んでいないのですが、これから買おうと思っているのに、 "Building Scientific Apparatus" by John Moore, Christopher Davis, Michael Coplan, Sandra Greer Westview Press; ISBN: 0813340063; 3rd edition (July 15, 2002) があります。amazon.comで目次を見ると、工作の基礎あたりから書いてあって、特に新人向けには良いと思います。 かなり分野が偏っていて光学とは縁遠い本ですが、気にいっている本に "Experimental Techniques in Condensed Matter Physics at Low Temperatures" by Robert C. Richardson (Editor), Eric N. Smith Perseus Publishing; ISBN: 0201360780; (March 1998) というのがあります。この本は決して新しくありませんが、本当に低温物理の現場で役立つ技術満載なのに加えて、随所に「ニヤリ」と笑えるところがあってお勧めです。

CaF2
質問者

お礼

どうも詳しいご紹介、ありがとうございます。 >丸善実験物理学講座は如何でしょうか  私も含めまして、近ごろの人間は、実験態度にどこか欠陥がある人間が多い気がします。ムラッけが多い人、処理が雑な人、当たり実験が下手な人、細かいことばかりに気が行く人・・・  できれば、このような名著を学んで、バランス感覚よく重要な部分が学べれば良いのですが・・・。  統計ばかりの実験技術も、実はちょっとイヤなんですけどね・・・ >"Building Scientific Apparatus" 魅力的な名前の本ですね!?  私も、大学時代は、実験道具をつくったんですが、今は仕様書を右から左に流すだけが、実験準備みたいな、仕事をしています。  原点を大事にしたいものです。  そういえば、最近、複刻電子ブロックってのが、売れてるらしいですネ? 私の子供時代って、クリスマスプレゼントといえば、これでした(笑) >"Experimental Techniques in Condensed Matter Physics at Low Temperatures"本当に低温物理の現場で役立つ技術満載なのに加えて、随所に「ニヤリ」と笑えるところが  なるほど!、ご推薦の理由がよくわかります。 役立つ・・・というのは、名著参考書に意外と欠落している要素ですよね! テクノクラートが読んでウナル本って感じなんでしょうか?  光学の分野でも、実践に役立つような名前の本だと思って読んでも、何も分からない本ってのが、けっこうあります。逆に、軽読書だと思って読むと・・・えらい書き込んであったりして驚くこともたまにありますが・・・。 さて、どの本だったら、部長のハンコもらえるかな~(笑) 今回は、貴重なご意見、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ykkw_2001
  • ベストアンサー率26% (267/1014)
回答No.1

すでにご存知かも知れませんが、 バークレー大学の物理コースの教科書はどうですか? >・この1年くらいに出た、新し目のもの この条件以外は満たしていると思います。

CaF2
質問者

お礼

さっそくのお答えありがとうございます。 「バークレー物理学コース」ですね。  私は、日本語版の「電磁気2版」を読んで、「磁場」を無視して、磁気誘導Bでぐいぐいひっぱっていくのに、感動した覚えがあります。アメリカの学生は、こんなに根源的に学んでいるんだな~!ってうらやましく思いました。 「量子」と「波動」も学生時代、何かの参考に読んだ記憶だけあります・・・ (中身は全然覚えていません)  それ以外の「力学」「統計」は、読んでないんですが、きっと良い本だろうと思います(根拠なし)。  今、丸善のWEBで見ると、電磁気はまだ第二版なんですね~。もう、30年近い古典ということになりますが、それだけディフェクトな完成度があったってことなんでしょうネ! どうもありがとうございます。

関連するQ&A