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日本のモノ作りはこの先どうなる?
日本は、技術力に優れモノ作りは一番だと言われてきましたが、近年市場に出される製品を見ると明らかに弱体しています。 マスメディアは、挙っていやいやまだ日本はとネジやニッチな市場をあげ一般人の目を覆い隠そうとします。 もちろん、ネジやニッチな市場で活躍される企業様やその技術力は否定するまでもなくすばらしいものです。 しかし、それらが集結された製品に至る段階でモノ作りの減衰がおこり海外製品に大きく水をあけられ、特に日本が得意としてきた独創性は見る影もありません。 これは、モノ作りの現場においても様々な規制、偏向したコンプライアンス感覚が入り込み自由の幅がなくなっているのだと一つには思うのです。 このままでは日本の産業界は窮屈な国内から完全に海外へ移転し、日本は収入がなく支出(訳のわからない国への経済支援など、これも止めるに止められない負債といえます。)だけが残る最悪の事態に陥ると危惧するのですが、皆さんはどう考えますか?
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私見として。 恐らくこのまま行けば、日本の「ものづくり」の技術は十中八九廃れるでしょうね。 何故こうなったかという理由。 (1)ものづくりを支えている技術者が一番多いのは、下請けや孫請け等の中小企業です。 ところが、バブル崩壊による銀行の不良債権の強硬回収。資金の貸し渋り。それに対する政府・行政の無策・無能。大企業の工場の海外移転等に伴う受注量の大幅な減少。受注は確保してもその受注金額の大幅な値引きの強要。等々により、それ等の中小企業は瀕死の状態になってしまっている。 (2)(1)に対する行政・政府の対策計画の無さ(政治家や官僚達は、自分達の責任を棚に上げて、自己責任という便利な免罪符を乱発している)。 (3)最先端テクノロジー従事者以外は技術者と認めない国民意識の低さ。 子供がものづくりの技術者になりたいと言ったら、誇りに思う親がどれだけいるか? 大概は「いい大学に入って、官庁か大企業に入る」ことを望んでいる。 勿論中小企業等選考の対象にすらならない。 こう言ったところでしょうか? 日本人には、海外の労働者には無い独特の『勤勉さ』があります。労働を美徳とする考えが昔からあり、それが今のものづくりの技術に結びついてきているのでしょう。 しかし最近こうしたことが、特に若年者に「ダサイ」といって毛嫌いされる風潮があり、これでは何ともなりません。 大企業のトヨタでも、最近になってやっと、このものづくりの継承が、自社の自動車作りにも必要不可欠であると認めるようになってきたようです。 何しろ、こうしたものづくりの熟練工の大量退職を目前に控えて、最先端の車(ハイブリッド車も含めた)を作るのに、特に微調整に関しては、コンピューターの正確な計測値だけでは何ともならない(冶具一つ満足に作れない)という現実に直面してきているからだそうです。 つまり派遣社員や請負労働者、ましてやこうした技術の継承の皆無な後進国労働者に全てを任せるのには限界があると気付いてきたようです。 こうした考えや危機感がもっと広がれば、日本のものづくりにも、少しは光明が見える気がしますが・・・。
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- jamiru
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日本は、技術力に優れモノ作りは一番だと言われてきましたが~ 違うよ。気付けば1番だっただけ。 一番を認識していなかったから走り続けていただけ。 まぁ自称一番を名乗る国民の国がどういう惨状になるのか分かると思いますがね。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅れましたことを先ずはお詫びいたします。様々な視点からの回答を頂きたかったためお礼を控えておりました申し訳ございません。 なるほど、単純なお言葉に見えるようで奥が深いですね。 勉強になります。
- dai-ym
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最先端の部分もまだまだ元気だと思いますが。 車にしてもプリウスなどのようなハイブリット車は日本が先を行ってますよね。 ipodなんかもシリコンメモリを利用した携帯デジタルオーディオプレイヤーはソニーの方が先に出しています。 ただ、こういうものはモノ作りというよりも設計の話しです。 大量生産品の製造拠点としては確かに弱くなっています。 これは単純に人件費が高いためにコストアップになるからです。 たしかにこの部分を高めたいのならもっと格差を広げ、厳しい労働条件を認めないといけませんね。 日本のモノ作りの危機はこういう単純作業の製造に関するよりも ニッチな市場で活躍している職人技が光る技術に関する部分だと思います。 さまざまな中小企業のこういう技術の後継者がいないために、今後そういう仕事をしてくれる会社が激減するでしょう。 鍛冶屋、鍍金工場、板金加工・・・ 農業などと同様に日本人の若い人が非常に少ないです。 また働いていても非常に働く気力がない。 そういうところで活躍している人はもうすぐ定年かもう定年を過ぎた高齢の方か外国人労働者の方です。 せめてこういう技術を残すためにもこういう外国人労働者の方がまともな形で日本で働ける(出来れば移民を認める)などをしていかないと、本当に日本には何も残らないことになりかねないですね。 どっちにしても今後の日本はバブルの頃のように総中流家庭などは無理で所得格差が広がることになるでしょう。 日本も落ち目の国だと言う認識を持たないといけないんだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅れましたことを先ずはお詫びいたします。様々な視点からの回答を頂きたかったためお礼を控えておりました申し訳ございません。 なるほど、技術・ノウハウの継承は問題ですね。 親企業も気がついてきていると話には聞きますが、どこも実行力のある対策が末端まで届いているようには思えませんね。 質問しておきながら、私は解決に結びつくような力が未だ見えてきません。
- cse_ri2
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うーん。少々、日本の製造業を美化しすぎてませんかね? 言いたいことは、だいたいわかるのですが。 >特に日本が得意としてきた独創性は見る影もありません。 日本の製造業で、独創性に富んだメーカーはごく一部であり、他の大多数は他社の真似ばかりでしたよ。 独創性に富んだ製品を世に送り出していたのは、ホンダやソニーなどごく一部のメーカーだけです。 ホンダは今でも環境分野を中心として頑張ってしますが、近年ソニーの地盤沈下がはなはだしいのが残念です。 ソニーにはさほど詳しくないのですが、iPodなんかは本来ソニーが率先して世に送り出すべき製品だったと今でも思っています。 最近のニュースで、ソニーの社長が社員にハッパをかけてる記事を見ましたが、ソニータイマーなどと揶揄されつつも、一人わが道を行くソニーがなぜここまで平凡になってしまったのか、識者の意見を聞きたいところです。 少々前置きが長くなりましたが、日本の製品化技術がなぜ立ち遅れたのか。 理由は幾つかありますが、一番の理由は製造業の多くが国外市場より国内市場を重視していることにあると思います。 日本の市場は過去の不況などの影響で、さほど規模が広がっていません。 その狭い市場の中でちまちまとした商売をしているため、ガラパゴス現象と呼ばれる携帯電話市場を除き、画期的な製品というのが世に出にくくなっているのです。 今でも、世界を相手に戦っているメーカーは実に元気です。 ホンダしかり、独創性はあまりにないけどトヨタしかりです。 しかし、他の多くのメーカーは、将来性がない国内市場の中でちまちまと商売してます。 こんな調子じゃあ、元気がなくなって当然ですね。 リソースを忘れたのですが、昔の企業はメーカーも商社も、国外市場で頑張ってきた人たちを社長に据えたそうですが、今は国内しか知らない人が社長になることが多いそうです。 今の日本の世相も、国際社会よりも国内のことばかりに目が向き、悲観論ばかりが横行しています。 私も悲観論はあまり言いたくないのですが、潰れるべきところは潰れて、業界再編でも起きないかと期待したくなっています。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅れましたことを先ずはお詫びいたします。様々な視点からの回答を頂きたかったためお礼を控えておりました申し訳ございません。 なるほど、おっしゃるとおり戦後経済成長期にあった日本人は常に広く市場を世界に向けていたように思います。 結果、豊かになり国内市場だけでも十分な経済活動ができるようになったため、萎縮を始めてしまったのでしょうか。 もったいない気もしますね。
- myeyesonly
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こんにちは。 その結果、税金を国民から搾り取るだけの話でしょう。 日本は大臣が平気で「国民も働けなくなったら死んでいただくと助かる」などと発言する国です。 第104回国会議事録 衆議院大蔵委員会 第7号 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/104/0140/10403060140007c.html 同ページ一番下から、発言者数で9番目、正森委員の発言の中。 「国民は金だけ払って文句は言うな」というのが政府・官僚の本音なのでしょう。 そして国民が死に絶えれば、元総理、中曽根氏がアメリカに約束したように、日本国土を不沈空母 USS Japan 用にアメリカに売却するのではないでしょうか。 そのお金で政府・官僚連中は遊んで暮らすのでしょう。 だから少子化大臣だって、初代の人が政策をぶち上げたらいきなり自民党執行部からオシオキされました。 少子化対策なんてやられちゃ困るのでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅れましたことを先ずはお詫びいたします。様々な視点からの回答を頂きたかったためお礼を控えておりました申し訳ございません。 なるほど、興味深いお話ですね。どうすればいいのか。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅れましたことを先ずはお詫びいたします。様々な視点からの回答を頂きたかったためお礼を控えておりました申し訳ございません。 おっしゃること、いちいち感銘いたします。 良く政治家などが、トヨタは良くやっている あそこはどうだとか言うことがありますが、企業が努力しているのは当たり前ではなく、政治は経済に連動してやっているのかと思います。政治と経済の一体感が見えない。司法にやマスメディアにも一体感が見えない。 こうした中でトヨタがたとえ世界に認められる大企業であったとして先頭を切って引っ張ったとしても、日本全てを背負いきれるものでもなし、背負うべきでもなしです。 泥臭いところがあってもいい、政治は経済と一体でなければならず、いまの経済、消費世論は責任という旗の下に責任無き盲目の成長を見ているようです。