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euはすごいのか
こんにちは。 euはすごいのかお尋ねしたいです。 かつて大日本帝国でお雇い外国人として高給を払って欧米害人を雇っていた時期がありました。 今はだいぶ経ちましたが、かつての欧米列強は昔ほど力がないのは明らかです。 今はもう留学したり、技術を学ぶために社員派遣する価値がないのかと疑問に思いますが、実態はいかがでしょうか。 ものづくり、制度、などメディアの偏向報道が殆ど触れない実態を知りたいです。 よろしくお願いします
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>かつて大日本帝国でお雇い外国人として高給を払って欧米害人(欧米の外国人?)を雇っていた時期がありました。 たしかに、そういう時期はありました。ただ、その背景には、長い鎖国によって欧米など先進大国の文化文明から大きく後れを取ってしまったわが国日本には、まずなによりも、彼らを直接招聘して、彼らが手にしている文化や文明をじかに吸収しようとしたことにあるのです。 >かつての欧米列強は昔ほど力がないのは明らかです。 たしかに、そのように見えることも事実です。たとえば自動車産業や高速鉄道の技術といった分野では、むしろわが国のほうがすぐれていると言っていいでしょう。しかし、実際にヨーロッパに留学してみれば、今はもう留学したり、技術を学ぶために社員派遣する価値がないのか・・・といった疑問はすぐに消え失せることでしょう。 それでは欧米と日本、なにが違うのか。 まず技術力の中身が違います。日本の国産車はどれもとてもよく出来ています。極力材料を削りながら、それでも故障などない高性能のクルマを日本のメーカーは作り出すことができます。そして、大量生産をしながら品質はつねに均質で不良品などはきわめて少ないものです。 それでは、ヨーロッパで開発された彼らのクルマはどうか・・・、彼らは日本の自動車メーカーの生産方式に憧れを抱いていることは確かです。品質管理も日本ほど完全ではありません。ですが、それでいて、彼らの作り出すクルマは独特の品質の高さを見せてくれます。 材料も工程に要する時間もギリギリで作り出す日本の量産車が優れているのか、それとも、ヨーロッパの、削りたくないところは削らない、そうした良心的な無駄をあえて意識的に残す、そしてそこから生まれる感覚的な質の確かさと余裕を愛する彼らのクルマが優れているのか、この違いが文化の違いであり、文明の程度の違いだと思うのです。 そうした考え方の違い、そこから醸成される文化の違い、そうしたものについては、日本人はまだまだ彼らから学ぶものがあまりにも多いことを感じるのです。日本製のクルマ、家電製品、とても魅力的だ、だが、あまりにも繊細で安直で、ひと味足りない・・・、彼らにそう思われたら、日本の工業製品は彼らの購買意欲を掻き立てられないのです。だからこそ、留学でもして、彼らの文化をまだまだ取り入れるべきだとわたしは思います。 つぎに、たとえばフランスのパリ。あるいはヨーロッパ全域で考えても、ここには世界中の技術者や技能者(職人)が集まってきます。料理人、ファッションデザイナー、航空技術者、画家、ミュージシャン、サッカーの選手エトセトラ。こうして彼らが集まれば、自然、それぞれの分野でしのぎを削る研鑽が始まります。その中からとりわけ高い技術や技能を持つ名人が現れ、そうした名人をたよって、またお弟子さんや、名人から直接技術技能を吸収しようと考える人たちが集まります。 こうなれば、技術や技能はますます磨き上げられ、そこに、他では見られない高度な文化が生まれます。そうした世界に身を置く人であれば、できれば、本場の本物の技術や技能を身につけたいと考えるのは自然なこと、ましてや、留学なんか意味がない・・・などとは考えもしないことでしょう。 とっさには、こんな書き方しかできませんでしたが、これがわたしが見てきた日本とヨーロッパの大きな違いです。アメリカについては、書ききれませんでした。 なお、付け足しですが、今日のEUの構想を初めて提唱したのは日本の血を引く人であったことはご存知でしょうか。その人の名前はリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギー。お母様はかの青山光子さん。リヒャルトは彼女の次男さん。ついでに書きますと、往年の名画「カサブランカ」の中で、ナチスに占領されたパリからアメリカに向けて亡命するラズロも、このリヒャルトがモデルだと言われています。詳しいことは検索などで調べてください。 .
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- f272
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それは分野によりますが,どの分野でも明治の初めころに比べると格差が小さくなっていることは確かです。しかし日本では行われていないような研究や技術があったりしますから,留学や社員派遣がまったくの無駄になることはありません。