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薬学部生の企業への自力での就職について
薬学部の場合、修士課程まで行った場合、企業の方から募集が来ると聞いたのですが、研究室によっては、企業からの募集がほとんど来なくて自力で就職することになることもあるようですが、もし自力で就職する場合は、どのくらい大変なのでしょうか? 経験したことある方や事情を知っている方がいましたら、回答お願いします。
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- neko-otoko
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旧帝大の薬学部の院を卒業後、製薬企業で研究者をやっている者です。 企業への就職に恵まれている工学部とは事情が違いますので、 薬学部に限らず、製薬企業の研究・開発職を目指されるのでしたら、 就職活動は、結構苦労するものと思っておいたほうがいいです。 もう少し詳しく言うと、電機や自動車などの工学系メーカーは、 工学系専攻に対して学校・専攻単位で大規模な推薦枠を設定しています。 だからどの研究室に入っても、基本的に推薦の恩恵を享受できます。 ところが、製薬企業にはそのような学校推薦システムはありません。 推薦は教授推薦と呼ばれるものが殆どで、教授と各企業のつながりに よって有る無しが決定されるので、研究室により事情が異なります。 同じ大学の院生でも研究室ごとに就職状況に非常に大きな差が生じます。 仮に推薦があったとしても、あなたの希望する企業だとは限りません。 どの企業に推薦があるかは研究室次第ですし、年によっても違います。 運よく大手の推薦があっても、研究室に枠が1人だけという場合が多く、 研究室内に就職希望者が複数いる場合は枠の取り合いが発生します。 博士がいる場合は、修士よりも優先されることが多いと思います。 また、一口に推薦といっても教授と企業のつながりがどれほどかに依り、 効果の強い推薦から受験票程度にしかならない推薦まで色々です。 このように、薬学の場合は推薦は限られていて、使い勝手も悪いです。 ですので多くの人は自力で就職活動します(これを自由応募という)。 推薦があっても自由応募をします。推薦で受かる保証はないですからね。 ただ、推薦が落とされるまでは他の企業に応募しにくいかもしれません。 さて、自由応募なら教授がどの企業に推薦があるかに縛られませんし、 自分で自分の好きな企業を選ぶことが可能です。とはいえ、 昨今は自由応募で製薬企業の研究職に内定を貰うのは狭き門です。 大手なら倍率100倍超で、私の出身校でも学年に2,3人程度です。 また、中堅は大部分を推薦で採用するので自由応募枠は非常に狭いです。 こういった事情から、やはり推薦がある研究室に人気が集まります。 私は推薦は全く使わず(というか教授が推薦枠など持っていなかった)、 自力で研究職の内定を勝ち取りました。就活の流れを紹介すると、 修士1年生 09月上旬 製薬企業のHPで研究職の募集が続々と開始される。 エントリーシート(ES)を書く毎日(30社ぐらいに応募)。 09月下旬 選考(グループディスカッションや面接)も徐々に始まる 10月上旬 連日、各社のESの合否がメールで来る。 (製薬研究のES通過は難関です。勝率は半分程度でした) 10月中旬 選考のピーク。毎日のようにスーツを着て面接会場へ。 現在やってる研究内容の発表もあり。何度も落とされる。 11月上旬 持ち駒も次第に減ってくる。全滅した時の事を考える様に。 そろそろ製薬企業の選考も終盤。次は食品業界か・・・。 11月下旬 持ち駒が尽きかけていた頃、運よく内定を頂く。 こんな感じでしょうか。製薬研究は年内にほぼ決着が付きます。 そこで内定が無ければ、食品や化粧品など他業界に移っていきます。 これが自由応募の場合の平均的なケースだと思います。参考になれば。 (ただし年によって時期等は少し異なりますので注意してください)
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
ほとんどの会社が大学とつながりを持っています。自力で就職先を探そうとしてもそのような人を探している企業は限られています。巡り会わせがよくないとしになれば就職口を探すのに苦労することになります。