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oneself?
彼は日本語で自分の意思を伝えるのに苦労した He had difficulty making himself understood in Japanese 歓声にかき消されて彼の声は聞こえなかった He could not make himself heard above the cheers の二文にあるoneselfってどういう役割というか意味で使われているんですか? もちろんhimself じゃなくてhimとかだとダメですよね? 回答お願いします。
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こんにちは! 少し説明しやすい文に変換しますね。 1)I couldn't make myself understood in English. 日本人がよく使う文です。これがSVОCというのはお分かりになると思います。 ということは I am understood (私が理解される;能動態に直すと、 相手 understands me)という状態にもっていけなかったということです。 myself understood が、喩えて言えば、圧縮ファイルで、解凍すると、I am understood なんですね。 主語と目的語が同じときは、原則として再帰代名詞を使います。 I blamed him. (私は彼を非難した。) I blamed myself. (×I blamed me.)(私は私自身を非難した。) ですから ×I make me understood じゃなく、I make myself understood になります。 さて、お尋ねの He had difficulty making himself understood in Japanese. では、He had difficulty ~ing ~するのに難儀した で、~のところに make himself understood が来てますね。 make + [he is understood]= make himself understood の構図、見えますでしょうか? 2)He could not make himself heard above the cheers. も同じですね。He was heard above the cheers. 彼の声が歓声をものともせず聞かれた、という状態にもっていけなかった、ということです。 主語と目的語が同じですので、him はダメです。下手に使うと、主語とは違う男性を指していると勘違いされます。 さて、以上理屈がお分かりになった上で make oneself understood(自分の言いたいことを理解してもらう) make oneself heard(声を届かせる) をイディオムとして覚えてしまうことです。どういうわけか、日本の試験ではよく出ますよね☆ 以上、ご参考になれば幸いです!
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- Parismadam
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こんにちは。昨日のご質問以来ですね。 ご質問: <oneselfってどういう役割というか意味で使われているんですか?> 1.この再帰代名詞は、ここでは「人」ではなく、「物」「事」として使われています。 2.He had difficulty making himself understood in Japanese: (1)ここではhimselfは「自分の考えていること」「自分の言いたいこと」といった意味で使われています。 (2)have difficulty (in) ~ingは熟語で、「~するのに困難がある」→「~するのに苦労する」という意味になります。 (3)このmakeは使役動詞で、SVOCの第5文型になります。この時、目的語と補語Cの間には主語+述語の関係があります。 (4)ここでは目的語O=himself、補語C=understoodの関係になっていることから、 himself is understood 「彼の言うこと(思うこと)が理解される」 という受身の関係にあることがわかります。 (5)つまり、このhimselfは「彼」という人ではないのです。人ならば、補語には原形不定詞がきてmake him understand「彼に理解させる」という意味になるからです。 (6)訳出の流れは以下の通りです。 (直訳)「彼は日本語で自分の思っていることを、理解されるのに、困難があった」 →(意訳)「彼は日本語で自分の考えを、理解してもらうのに苦労した」 これが抄訳のような意訳になっているのです。 3.He could not make himself heard above the cheers: (1)ここでもhimselfは「自分の言っていること」といった意味で使われています。 (2)このaboveは「~より先んじて」の意味で使われています。could notと呼応して、「歓声より先に~聞えることはなかった」→「歓声に掻き消されて聞えなかった」という意味になります。 (3)makeの用法は上記と同じで、構文、目的語と補語の関係も同様です。 (4)つまり、このhimselfは「彼」という人ではなく、「彼の言うこと」という物になるのです。 (5)訳出の流れは以下の通りです。 (直訳)「彼の声が、歓声より先に、聞かれる、ようにさせる、ことはできなかった」 →(意訳)「歓声より先に、彼の声を聞いてもらうことは、できなかった」 となり、これが抄訳のような意訳になっているのです。 4.この構文は以下の比較でよく試験に出される問題です。 (1)I make him understand it. 「彼にそれを理解させる」 (2)I make myself understood. 「私の言うことを理解してもらう」 (1)の文では、目的語と補語の間に he understands it「彼はそれを理解する」 という能動関係があるので、目的語はunderstandの主体となる「人」でいいのです。 (2)の文では、目的語と補語の間に myself is understood「私の言うことが理解される」 という受動関係があるので、目的語はunderstandの受身の主体となる「物」になるです。「物」は主体として「理解する」ことはできず、人に「理解される」からです。 ご質問2: <もちろんhimself じゃなくてhimとかだとダメですよね?> ここではダメです。 1.himにするなら、understandと原形不定詞になります。 2.また、その場合は、他動詞understandの目的語が必要になります。 3.ここは補語がunderstoodという過去分詞になっているので、受身を示唆することから、目的語は「物」ということになるのです。 4.himselfには「物」のニュアンスが出せますが、himにはないので、置き換えることはできないのです。 以上ご参考までに。
- Tacosan
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himself なら「主語で表される人物」と特定できますが, 単に him だと「主語以外の第三者」という可能性があります. 文法的には him でもいいんですが, 意味的には himself です.
お礼
今回もまた回答ありがとうございました。