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PPS樹脂 加熱後冷却時の収縮応力について

はじめて質問させていただきます。 表題についてですが、現在樹脂の収縮応力について調査しています。 そこでPPS樹脂を加熱後、室温に冷却する際に、応力が一旦緩和して再度緊張化する現象が検出されています。PETでは今現在そのような傾向は検出されてないのですが、要因が不明です。なぜでしょうか?教えてください。

みんなの回答

  • dgdsdhk
  • ベストアンサー率57% (23/40)
回答No.2

#1です。 追加の質問に関しては、わかりません。 力不足ですみません。 でも、面白い現象ですね。 PPS自体、繊維にすると透明になることすら 知りませんでしたし、 (私の知っているPPSはミルクチョコ色でした) ご質問の件は、私の知っている常識(ポリエチレン)と 逆の傾向です。 つまり、高結晶:不透明、低結晶:透明 逆に、理由がわかったら、教えてほしいです(笑)

  • dgdsdhk
  • ベストアンサー率57% (23/40)
回答No.1

PPSは専門ではないので、自信はありませんが、 結晶性の違いが原因ではないでしょうか。 PPS:結晶性、PET:非晶性 一般的な話ですが、結晶性樹脂を射出成形する際に、 残留応力(残留ひずみとも言う)が残る場合、収縮が おこったり、クラックが発生したりします。 原因を大別すると以下のようになります。 (1)冷却時に厚み方向に温度差がある (厚みが大きいものほど顕著) (2)成形時のせん断による分子配向 (成形体の表面と内部で異方性が生じる) (1)については、固体粘弾性(E')の温度依存性をみて E'の急激な変化がみられる温度域に成形温度がある場合 残留応力が残ると言われています。 (2)については、分子配向が起こり易い高分子ほど、 残留応力が残ります。 (1)、(2)ともに、結晶性の違いにより、挙動が大きく 異なりますので、一度、この辺りを検討してみては どうでしょうか?

vespasve
質問者

お礼

dgdsdhkさん ご回答ありがとうございます。 (1)について、Eプライムの最大変化温度での成形時に残留応力が残る ことははじめて知りました。参考になります。 (2)については、私も結晶と配向に着目して、現在調査しています。 そこでさらに質問なのですが、配向度の低いPPS繊維と配向度の高いPPS 繊維を同一温度で熱処理した場合、配向度の低いPPS繊維は透明度が低く なり、配向度の高いPPS繊維は透明度を維持します。 おそらく結晶化度のアップが要因だと考えますが、なぜ、配向度の高い PPS繊維は透明度を維持できるのでしょうか