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偏光顕微鏡による液晶状態の観察
実験では、コレステリルアセテート、コレステリルベンズアート、両物質を1:1で混合した物質の、3種類の試料でそれぞれ行いました。 それぞれの物質を加温し、偏光顕微鏡でその変化を観察し、試料が溶けきったらそれを冷却し、色の変化についても観察を行いました。 このとき、合成した試料を加熱していると視野が急に明るくなり、さらに温度を上げると暗くなったのですが、これはなぜでしょうか?? また、温度によって色が複数色にも変化したのは、いったいなぜなんでしょうか??
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お使いの物質からすると、低温側にSmAがあって、その上に、コレステリック相があるだろうと思います。 ので、とりあえず、昇温により明るくなったのは、結晶がとけて、何らかの液晶相になったためで、さらなる昇温により暗くなったのは、等方液体になったためでしょう。 温度によって色が変わる理由は、昇温によりコレステリックのピッチが変化して、セル内の配向分布が替わったためだろうと思います。