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「泳ぐのは僕だ」英訳すると・・・

最近、水着騒動で騒がしい競泳界ですが、一昨日、北島康介選手が 「泳ぐのは僕だ」と書かれたTシャツを着て競技に臨みました(是非については触れません)。 このシャツ、正確には 「 I AM THE   SWIMMER    泳ぐのは僕だ    是我在游泳 」 と書かれていました。 この日英中の文、微妙に合っていない気がしてなりません。 特に英文は「俺が(その)泳者だ」としか読めず・・・ かといって、並べて比べてみれば、それほど大きく誤っている気もしないのが浅学の情け無さ、具体的な言いかえも思いつきません。  さて、諸賢にお伺いしたいのは、この文「THE」からそこまでの文意を読み取らなければならないのでしょうか? 若しくは直訳すると、英語としては簡潔に言いがたいのでこの程度に端折っちゃったんでしょうか? 御教示下さい。  また、カテゴリが違いますが、中文に詳しい方の同様の御解説も頂けますと有り難いです。

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  • Parismadam
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回答No.6

はじめまして。 ご質問1: <この文「THE」からそこまでの文意を読み取らなければならないのでしょうか?> はい。theの強調用法を知っていれば、このような和訳になります。 1.このtheは補語の名詞に使われると、主語をクローズアップさせ強調する表現になります。 例: This is the life. 「これこそ人生だ」 2.意味は文脈によって「抜群の」「無双の」といった意味になります。 例: Caesar was the general of Rome. 「シーザーはローマ髄一の将軍であった」 3.印字では、theの部分がイタリック体になって、強調のtheの用法であることを明示することもあります。 ご質問2: <I AM THE SWIMMER.> 1.これを上記の強調表現で訳すと (直訳)「僕こそが、泳者だ」 となります。 2.意訳して「僕は比類のない泳者だ」「僕は随一の泳者だ」などといろいろな強調表現が考えられます。 ただ、これらはシンプルでダイレクトな強調表現ですが、今ひとつインパクトが感じられません。 3.Tシャツにある「泳ぐのは僕だ」も強調表現ですが、語尾を「僕だ」と断定しているあたりが、自己主張の強さを感じさせ、It’s me who swim.という「僕」を先に持ってきて自己主張している英語の強調構文に匹敵します。 4.日本語では、俳句など印象のある語を文末に置いて余韻を残すという伝統語法があります。 例: 古池や 蛙飛び込む 水の音 閑さや 岩に染み入る 蝉の声 これらの句では体言を文末に置くことで、それに焦点が移り、水の音、蝉の声といった「音」を強調することで、逆接的にその情景の静けさが伝わってきます。 5.ここでは「僕=北島選手」を強調するために、文末において効果を最大限に出そうとした意図が感じられます。 以上ご参考までに。

k99
質問者

お礼

専門家3方目! 実にロジカルな回答ですね。邦文との対比も考えると、この文で良かった、と言うことでしょうか。theも使い方の奥が深いんですね・・・ 御回答ありがとうございました

その他の回答 (11)

  • taked4700
  • ベストアンサー率37% (777/2050)
回答No.1

>この文「THE」からそこまでの文意を読み取らなければならないのでしょうか? 若しくは直訳すると、英語としては簡潔に言いがたいのでこの程度に端折っちゃったんでしょうか? 一般人として、答えさせていただきます。 簡潔に言いたいかっただけではないでしょうか。日本語で表現しても、「水着が泳ぐのではなくて、人間が泳ぐのだ」としないと、正確な意味は表現できませんが、これではとてもシャツにプリントできませんし、他の人に読んでもらえるほど大きな文字で印刷できません。 (It is )For me to swim, not the swimsuit.ぐらいが、一番ニュアンスが出るように思いますが、長すぎてとても使えません。

k99
質問者

お礼

確かに日本語も背景を知らないとちょっとニュアンスが判りづらいですよね。(not the swimsuit が隠れているわけですから)。デザイン的な字数の限りもありますし。その結果があの訳だった、と言うことでしょうか。。。 早速の御回答ありがとうございました

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