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アンプの出力にあるコンデンサの働きについて
この「アンプの出力にあるコンデンサはスピーカーを効率よく動作させるため直流分をカットして交流の成分のみ取り出している。」という考えで正しいですか。 http://www.aki-den.jp/kit_manual/%89%b9%8b%bf%8a%d6%8cW/F10_TA7252.pdf 「このアンプに交流を加えても負の部分は増幅されないので、入力の前にある程度の直流のバイアスを加える必要がある。」で良いですか。 「交流を交流のまま増幅するには、差動増幅するか、プッシュプル増幅するしかない。」であってますか。 だとすると今8オームで5W位のアンプキットを探しているんですけどなかなかないんですよね。
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>「アンプの出力にあるコンデンサはスピーカーを効率よく動作させるため直流分をカットして交流の成分のみ取り出している。」という考えで正しいですか。 いいえ。 直流分をカットする理由は、「直流カットをしないと、スピーカーに直流が流れて、ボイスコイルが焼き切れるから」、です。 (5番端子には電源電圧の1/2の電圧が常時かかっている) >「このアンプに交流を加えても負の部分は増幅されないので、入力の前にある程度の直流のバイアスを加える必要がある。」で良いですか。 いいえ。 1番端子には、電源電圧の1/2の電圧がかかっています。 信号が入ってくると、これを中心にして±に振れます。 従って、直流バイアスを加える必要はありません。 >「交流を交流のまま増幅するには、差動増幅するか、プッシュプル増幅するしかない。」であってますか。 いいえ。 上記のように交流のまま増幅しています。 もうちょっと補足すると・・・ 入力信号はGND(0V)を中心に±に振れています。 従って、VRの中点も同じく、GNDを中心に±に振れています。 ところが、1番端子とVRの中点の間にはコンデンサが入っているので、 1番端子は、電源電圧の1/2ほど持ち上がった状態のままで、±に振れます。 (これがコンデンサの役割です) 同様に出力側(5番端子)も、電源電圧の1/2に保たれながら、1/2を中心に、±に振れます。 そして、出力(OUT)は再びGNDを中心に±に振れる、ということです。 (1番、5番端子は電源電圧の1/2になるように、IC内部でバイアスがかけられている) 以上、駆け足で説明しましたが、納得できない箇所がありましたら、遠慮なく質問してください。
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- anachrockt
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C1で入力側と「電気的」に絶縁ではなく,「直流的」に絶縁でしょう. 入力と出力に書いてある+-の符号は,お説の通り入力と出力の位相関係を示す為に書いてあるようです. 8Ωのスピーカーに繋ぐと3W位になると思いますが,2台繋げることはできません.(BTLにすれば可) もっと出力を取りたかったら,高級アンプにも使われ定評のあるLM3886はどうでしょう? http://www.geocities.jp/kzuticd/main/LM3886.html LM3886で検索するとキットもありますが,高価なのが欠点です.
お礼
よくわかりました。ありがとうございました。
お礼
なるほど。C1で入力側と電気的に絶縁し、その交流電圧のみを取り出し、IC内で2等分圧した電源電圧に乗せているんですね。 わかりました。直流分があるとスピーカーが焼損してしまうというのもあるんですね。 ずばり回答して頂きすっきりしました。ありがとうございます。 入力と出力に+-の符号が書いてありますけどこれは入力と出力の位相関係を示す為に書いてあるんでしょうか。入出力信号は交流ですよね。 8オームのスピーカーに繋ぐとちょっとパワーが弱い気がするんですが、これを2台繋げてパワーアップなんて無理ですよね。