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硝酸銀と水酸化ナトリウムの混合液に濃アンモニア水を加えと起こる反応について

硝酸銀と蒸留水を混ぜた液をA液として水酸化ナトリウムと蒸留水を加えた液をB液とします。これを混ぜて濃アンモニア水を加えると色が消えるのはいつも行っているのでわかるのですが、どうして色が消えるのでしょうか?この試薬を「tollens 試薬」というそうですがわかる方をしえて下さい。 そもそもこの試薬は銀鏡反応を起こすためのものですがなぜグルコースだと反応が起こるのでしょうか? グルコースは確か還元剤だったと思うのですがグルコースのどこがどうなって銀を還元させるのでしょうか。 よろしくお願いします。 私の予想だとA液とB液の混合物は金属色していたのでアンモニア水を加えることにより銀が何かと結合して色が変わるのだと思うのですが、具体的に銀が何になったのかはわかりませんでした。 グルコースはフルクトースやラクトース、スクロールに比べると一番単純な構造なのでそれが還元に適しているのだと思うのですがOの隣のOHが置き換わりやすいから還元作用があるのでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • yasto
  • ベストアンサー率80% (8/10)
回答No.1

硝酸銀の銀イオンは、水酸化イオンと反応して、不溶性の水酸化銀となり、析出します。これが金属色の原因ではないでしょうか?しかしながら、アンモニア水を加えうるとアンモニアと銀イオンが錯体となって、再度、水に可溶となります。このときの、錯体の色ではないでしょうか? グルコースは、一般的には6員環的な構造をしていますが、水中では微小量異性化して、ケトンとして存在しています。 このケトンが還元性を有しており、グルコース自身は酸化され、銀イオンは還元されて、銀金属となって、有名な銀鏡反応となります。

baieru
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 謎が解けました。 ケトンによる還元ですか・・・。グルコースも意外に奥が深いですね。 私のイメージでは砂糖の仲間としか思っていませんでした。私は無機化学が好きなので有機化学のような巨大な似たような形の複雑な化学式は大っきらいだとずっと思っていましたがちょこっと違うだけでだいぶ違う反応が起こるのですね。意外に楽しそうだと思いました。

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