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口語詩について
[「立原道造/草に寝て」について教えて下さい。学校の授業で「歴史的仮名遣いがあるので、これは文語詩だ」と習いましたが、そうでしょうか?]
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(NO1の回答者ですが追加します) まず「旧かなづかい(歴史的仮名遣い)を使っているから文語だ」というのは、全くの誤りです。いまの新かなづかいというのは、日本が戦争に負けた後の昭和21年から初めて使われ始めた言葉づかいです。私が教育を受けた戦前は、世の中すべて旧かな遣いです。たとえば「けふは雨が降ってゐたので…」は当然口語です。文語なら「けふは雨の降りをりたるをもって…」となるでしょう。もし「旧かなは文語だ」とすれば、昭和20年以前の日本はすべて文語の世界になってしまいます。 立原のこの詩は昭和13年に発表されたものです。NO1回答で示したように、当時のごく普通の口語(旧かなづかい)で作られています。
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- jo-zen
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回答No.2
以下のURLを参考にしてみてください。 http://www.geocities.jp/sybrma/11tachihara.htm http://www13.plala.or.jp/hosonag/shi%20shurui%20giho.htm 昔に使われていた古い言葉(文語)で書かれる詩を「文語詩」といいますので「草に寝て」は文語詩になります。
- roku43
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回答No.1
旧かなづかいを使った口語詩だと思います。文語詩なら 「そは 花にへりどられし 高原の 林のなかの 草地なりき…」 と、なるはずです。
お礼
大変参考になりました。丁寧な説明、文語への変換などとても解かり易かったです。有難うございました。