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進化論における新たな種の子孫繁栄方法とは?
進化論について質問です。ど素人です。 種Aから新たな種Bが分岐したとします。 その分岐した新たな種Bはどうやってその子孫を繁栄させるのでしょうか? まさか、偶然に同じ地域に同世代の種Bの異性が生まれていて、偶然会い、偶然愛し合い、偶然その子供が生まれる。それと全く同じように近所で種Bのカップル数組誕生していてその子供たちが種Bの第二世代、第三世代となっていくというのでしょうか?非現実的です。 ではどうやって分岐した新たな種Bは子孫を繁栄させていくのでしょうか?進化論は、どのように第二世代を誕生させる説明をするのでしょうか?
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No.7のものです。書き忘れた事があったので補足します。先にNo.7の方をご覧いただけるようお願いいたします。 PとP1は交配可能。 P1とP2は交配可能。PとP2も交配可能。 P2とP3は交配可能。 でも、PとP3は交配不可能。よってPとP3は別種。 これがNo.7で出した具体例の結果ですが、これに関して、以下のような疑問が出ることが予想されます。 「PとP3が別種なのはわかった。でも、PとP2が交配可能で、P2とP3が交配可能なら、P2は、「P」と「P3」のどっちの種に属するんだ?」 御尤もです。 この質問が妥当であるからこそ、「種の区別は、交配不可能であることによってなされる」という定義に対して「異論を唱える学者がいる」のであり、種の下に「亜種」という、議論の便宜のために慣習的に作られた区分があるのであり、数百年の昔から、「分類学」という生物学の一分野が存在するのです。だから、この質問に対する明確な回答はありません。個別のケースにおいて、生物学者達が判断するしかありません。
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- aoitori007
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No.6のものです。 >A7とBとで交配可能なのであればB31とB32の間で交配不可能になったのかもしれない。しかし、かならずA→Bになりもはや交配不可能の別種というのであればその分岐点は必ずあるはずです。 分岐点は必ずあるはずです、というのが思い込みで、分岐点はありません。 まず「種」の区別は「交配不可能であること」によって為されます。これは生物学上の定義です。(但しこの定義に異を唱える学者がいることも付記しておきます。) 但しここでいう「交配不可能」というのは「生殖活動ができない」事と、「生殖活動はできるが、子孫には繁殖能力が無い」事の両方を含みます。この、「生殖活動はできるけど、子孫には繁殖能力が無い」というのは大事ですので、覚えておいてください。 下の方のご回答で、狼と犬は交配可能ですよね、という話がありましたが、いわゆるオオカミとイヌは、どちらもネコ目イヌ科イヌ属に属し、生物学的には同種です。(もちろん細かい形質の違いはありますが、これは亜種として扱われます。「亜種」という区別は、生物学者達が議論の便宜上作った慣習的な概念で、明確な定義があるわけではありません。) >X→Y→r→、→無 この、と無との間が交配不可能という時点です。 xという種と無という種が現存するということは 必ず分岐点があるはずですよね。 違います。 XとYは交配可能。 Yとrは交配可能。 rと、は交配可能。 、と無は交配可能。 でも、Xと無は交配不可能なのです。 「交配可能」や「交配不可能」という言葉を、無意識のうちに「=」や「≠」に脳内で変換していませんか? 確かに、(X=Y)かつ(Y=r)かつ(r=、)かつ(、=無)であるならば、論理的に「X=無」と帰納され、「X≠無」は矛盾、となります。質問者様の疑問はもっともだと思います。 ですが現実は、Xと無が交配不可能となって初めて、別種として認定されます。 例えば・・ Aというタンパク質があるとします。このタンパク質は体外から取り込むことはできず、かつ生き物にとって必要不可欠なタンパク質だとします。従って生き物は、このタンパク質を体内で合成しなければなりません。 ある生き物Pは、タンパク質Aを合成する回路を3つ持っているとします。 Pの子孫P1が産まれたとします。P1は遺伝的変異により、Aを作る回路のうち、2つは持っていますが、1つは失っています。この状態では、PとP1は(他の部位で遺伝的な変化がない限り)交配可能です。何故ならPとP1の子孫は、タンパク質Aを合成できると考えられるからです。 P1の子孫P2が産まれたとします。P2は遺伝的変異により、P1が持っていたタンパク質Aの2つの合成回路のうち、1つを失っています。その代り、全く新たな方法でタンパク質Aを合成できるとします。この場合、PとP2、P1とP2は交配可能です。何故なら、それぞれの子孫はタンパク質Aを合成できると考えられるからです。 P2の子孫P3が産まれたとします。P3は、P2が持っていたタンパク質Aの2つの合成回路のうち、P由来の回路は失っていますが、P2で新しく生まれた回路の方は受け継いでいます。 この場合、P3とP2は交配可能です。何故なら、P3とP2はタンパク質Aを合成する回路を共有しているので、その子孫もタンパク質Aを合成できるからです。でもP3とPは、回路を一切共有していないので、その子孫はタンパク質Aを合成できません。よってP3とPの交配は不可能です。より正確にいえば、「P3とPは生殖活動はできる、しかしその子孫には繁殖能力がありません。」 具体例は以上です。 先の例でいえば、XとY,Yとr、rと、,、と無の関係は、=ではなくて≒です。XとY、Yとr・・の間の相違はとても小さくても、Xと無の間の違いとなると、生殖不可能なほど大きくなります。 こんな説明でご理解いただけますでしょうか? 当方生物学が専門ではなく、実は法学が専門の人間なのですが・・私も進化論には興味があるので、ちょっと横やりを入れさせていただきました。
お礼
ありがとうございます! ヒントを得て自分なりに他例を考えてみました。 第一世代P (a,b,c) 第二世代P1(a,b,d) 第三世代P2(a,d,e) 第四世代P3(d,e,f) ()内で二つ共通だと交配可能。共通が一つだと外見上酷似だが交配不可能。 これによると、一つ違う世代同士では交配可能です。 二つ違うと不可能。三つ違えばもはや全然違うものです。 どうでしょうか?こういうふうに考えました。 こうなるとPからP3という完全別種になる過程において分岐点はありません。 これが今の私ながらの理解そして結論なんですが。 間違っていればまたご指摘を(お気軽にどなたでもかまいません)お願いします。
- aoitori007
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どうも、ご質問は言葉遊びの域を出ないような気がします。 >そして交配可能な種A→A2→A3→A4→A5と独自に長い年月を経て、さらに→A6→A7→B(現在もはや交配不可能の別種)ということですよね。 過渡期のA5とA6はAとも交配可能だしお互い交配可能。 さらにA5とA6とA7およびAはお互い交配可能。 が、現在のBの直前期には、A7とBが隔離された中で混在したということですかね。 多くの方々が指摘なさっているように、生物の形質変化は極めてゆっくりと起こります。但しここでは、大規模な気候変動とか、生息地が隔離されるとかの急激な環境変化が起こる場合は除外します。 A5とA6は交配可能。 A6とA7は交配可能。 なら、A7とBも交配可能と考えるのが自然じゃありませんか? もちろん、何らかの要因により、A7とは交配不可能なBが突然出現する可能性はあります。その場合は質問者様の指摘されるように、子孫を残せず滅びます。ですが、それは「進化」とはいいません。「遺伝的な病気」です。 進化というのは、あくまで生存に有利な形質を獲得した個体が生き残り、子孫を残す事です。他の近縁種とまったく交配不可能な形質、というのはこれに当てはまりませんので、そもそもそれは進化とはいいません。
お礼
ありがとうございます。 言葉遊びあるいは揚げ足取りの感じにとられると思うのですが、 自分では理解したいというのが本音です。 交配不可能となる時点が必ずあるわけですよね。 X→Y→r→、→無 この、と無との間が交配不可能という時点です。 xという種と無という種が現存するということは 必ず分岐点があるはずですよね。 A7とBとで交配可能なのであればB31とB32の間で交配不可能になったのかもしれない。しかし、かならずA→Bになりもはや交配不可能の別種というのであればその分岐点は必ずあるはずです。
- otx
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長い年月をかけて、Xの形だった染色体が徐々にYの形になって、そのうちrの形になって「、」の形・・・しまいにはなくなってしまった。 逆に、Xの形だった染色体の一部がちょっと分離して「、」の形になった、これがいつしかXの形になっていった。 (この間、遺伝子がどう変わり生物の姿かたちがどう変わるかはここでは無視) このような変化が、生物でものすごーーーーーーくゆっくりと起こっているとします。太古の昔は今と違って車や飛行機等がなく、移動できる範囲が限られます。 最初に発生したある生物は各地に広がっていったのはいいけれど、その後住み着いた先でそれぞれ隔離されたような形になって、このものすごーーーーーくゆっくりとした変化が起こってしまった後に、再び出会ってみると染色体の数が違っていたので、もう交配が不可能になっていた。 と、以前のやつに書いていました。 という感じではないでしょうか?この変化とともに体の構造や遺伝子の変化も伴っているとしたら、もうそれは全くの別の生物ですよね。
お礼
本当にありがとうございます。 「X→Y→r→、→無」というのは視覚的に大変分かりやすいです。 そしてYではまだXと交配可能、rでもまだ可能、「、」でもまだ可能しかし、「無」ではもはや交配不可能。 ということは、 X(A)→Y(A2)→r(A3)→、(A4)→無(B) といえます。長い年月を経て隔離されたX(A)は やがて「、」と「無」という過渡期を迎えます。 「、」の時点ではX(A)と交配可能、「無」の時点では不可能です。 この過渡期は隔離された、とはいえ数千、数万という者がいます。 それが徐々に徐々に全く同じに一斉に全く別種になったという話ですよね。 かなり乱暴な仮定の話をします。しっぽのあるサルから、しっぽがなくなったら別種ヒトになると仮定します。サル(A)とヒト(B)は交配不可能です。 しっぽが1cm以下になったらヒトという別種になりもはや交配不可能とします。なお2cmと3cmではサル同士として交配可能。1cmと0.5cmではヒト同士として交配可能。 隔離されたヒトの祖先がいかに一斉に同じように徐々に徐々にしっぽがなくなっていったといってもその過程においてある時点で、 かならず1.0000001cmのものと1.0000cmのものとが混在しているということになるわけですよね??前者はサル、後者はヒト。そして交配不可能。 前者と後者が混在する地点が必ずあるわけですよね。 揚げ足取りと思われるかもしれませんが、真剣です。 (この過渡期の生物て今いますか?)
- nativepage
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恐らく前後関係を誤解されていらっしゃいます。 種Aから種Bが分岐する場合、まずは隔離と呼ばれるものがそれに先立って起こります。 隔離というのは例えば種Aの一部が狭い領域に分断されたり、少数が孤島にたどり着いたりして、種Aの二つ以上の集団間で遺伝子が交じり合わなくなることことです。 この分断されたり、孤島にたどり着いた個体(群)が種Bの候補だとしましょう。 重要なのは、隔離が起こった時点ではまだ種Aと種Bの候補は交配が可能だということです。 いきなり種Aと交配不可能な種Bが誕生するわけではありません。 分断された種Aはそれぞれ別々に徐々に変化していき、長い時間が経過した後ではそれぞれ交配不可能になっていたり、外見がまったく違って見えたりするようになれば、種Aと種Bが分岐したと言えます。 なお、いつ分岐したかというのは分類学者のさじ加減一つで、はっきりした線が引けるわけではありません。 別種でも人為的に交配が可能な場合もあります。 上記の地理的な隔離の他にも、メスの好み(大きいオスを好むメスと小さいメスを好むメスなどがいる場合など)や、生殖時間(朝いっせいに放卵放精するグループと、夜するグループがいる場合など)によっても隔離は起こります。 なお、集団丸ごと変化するというウイルス進化論はガセです。
お礼
ありがとうございます。 なるほど、隔離(含精神的隔離)で別の所で進化をしていく。。。。 で、現在の学者が別種判断をするのはまさにさじ加減一つですね。 狼と犬は交配可能ですよね、たしか。 まあ、いろいろありますね。 で、ここではもはや交配不可能になった種同士のことと限定しましょう。そのほうが分かりやすいですから。 で、種Aから種B候補が何かによって隔離されたとします。 その時点ではもちろん種Aです。 そして交配可能な種A→A2→A3→A4→A5と独自に長い年月を経て、さらに→A6→A7→B(現在もはや交配不可能の別種)ということですよね。 過渡期のA5とA6はAとも交配可能だしお互い交配可能。 さらにA5とA6とA7およびAはお互い交配可能。 が、現在のBの直前期には、A7とBが隔離された中で混在したということですかね。 まさに過渡期には、A7同士が交配するとA7またはBが生まれるようになってA7はA7を探して交配しなければならないしBはBを探さなければならない。が、子供はA7が生まれるときもあるしBが生まれるときもあるのかな。分岐ポイントがピンポイントではなく長いスパンだったというのなら、その過渡期のスパン中は、交配不可能な種が生まれたり生まれなかったりなんですかね。ちょっと非現実的な感じがします。。。。 こういうふうに現在AとBは交配不可能という現実があるということは、かならず隔離した内部でA→A2‥‥→A6→A7→Bというもはや交配不可能になる過渡期の歴史を通っていると思うのですが。それがピンポイントの分岐点だっか、ものすごく長いスパンがあったのか、どちらにしても、今の私には非現実的に思えます。ですから私は何か誤解している所があるのですよね。そこが知りたいのです。
- otx
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過去このような質問がありました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4026209.html 新たな種の分化は急激なものではなく、ゆっくりとしたものだと思います。分子生物学を専門とする私としては感覚的に遺伝子の急激な変化は異常をきたすことが多いと思うし、細胞レベルで急激な変化を許容することは難しいと思うからです。しかし、ウイルスが進化に関与したということはある程度理解できますが、それがどこまで本当かはわかりません。 例えれば、アルバムがあって、1ページ目は赤ちゃんのころの写真で2ページ目は60歳の写真を見ているようなもだと思います。 現在の私たちが解析できるのは、 進化の結果である今の生物と、 ながーーーーい期間の感覚でとられた化石という名の写真を見て、 それを線でつないだ進化の系統儒ですので・・・。 図的には分岐しているとしても、その間はほんのちょっとずつ違う生物というのがいたと思います。その考えは以前の質問の回答として書いてあります。 ほんのちょっとずつ違う化石を「違う生物」と断定することは難しです。結果、違う生物と断定できるようになったものはかなりの違いですから、その違う生物だけをみると、質問者様のような疑問が出てくるとは思いますが。 ある化石が「違う生物」なのか「すでにわかっている子供」なのか、これを見分けるのにも、数年の議論が行われるくらいですから・・・。
お礼
ありがとうございます。 そのちょっとずつ違う種がもはや交配不可能になったとき どういう状況だったかというのが知りたいんですよねえ
- karaagesan
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NO1です。誤字がありました。 最後の「意見→質問」に直して読んでください。 すいません。
- karaagesan
- ベストアンサー率20% (7/34)
全くの素人ですが、今Wikipediaで進化論について調べてみました。 そこで、進化論の定義に 「生物が不変のものではなく、長期間かけて次第に変化してきたという考えに基づき、現在見られる様々な生物は、その変化のなかで生まれてきたものであるという学説。」 こう記されてあります。 質問者さんの文章ですと、AとBは全く別の生物?と見受けられますが、この定義に基づきますと、A→Bの間には長い年月がかかります。 つまりA同士から生まれるのは≒AでありBではないのではないでしょうか。 ちょっと気になったので調べて見ました。 自分もこの意見に対する回答が気になるので後から覗いてみますね。 参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございます。 進化論のチャート(図)を見ると、かならず分岐点がピンポイントにあり、どんどん進化によって分岐していきます。その分岐点はどうなってんだ?ということですよね。 A→AとBではなくて、 A→AとA'(AとA'は交配可能)そして長い年月を経て AとB(もはや交配不可能)になったということであっても、 長い年月を経てA'(Aと交配可能)からBになったそのもはやDNA上交配はできないという第一世代があるはずです。そして偶然Bが近所でも生まれててそれと結婚して、、、、となるのは非現実的だと思うのです。 あるいは、A’とA'が結婚して新種Bが時々生まれるようになり(ときどき同じDNAをもつ新種が別のところで時同じくして生まれるというのがよくわからんが)、その時々生まれたB同士が結婚して次第にAとBに分かれていったということも考えられるかもしれません。 それは、田中さんの子は中間種A’。山田さんの子も中間種A’。佐藤さんの子は新種B。田中さんと山田さんは結婚できるが佐藤さんは結婚できない。でも田中さんと山田さんの子供はたまに新種Bが生まれることがありその子供と佐藤さんは結婚できる。 こういう話になります。A'とA’が結婚したらDNA上別の種がピョンと誕生することがたまにあり、別のところで偶然にそれと全く同じDNAをもったものが既にいる。とこういう話になります。それが今まで全種で起こったと、、、、 実に理解しがたいんですね。ですからほかのちゃんと理解できる説明があれば知りたいのです。
お礼
一見、揚げ足取りや言葉遊びのように感じられるにもかかわらず つきあっていただきまして、 いろいろありがとうございました。 個人的にとてもすっきりしました。