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生命の誕生は、進化論で説明できますか?

今から、約35億年も前に、RNAで自己増殖できる 原核生物が誕生したそうなんですが、 それまでは、まだ、DNAはなかったらしいんですね。 だとすると、突然変異と自然淘汰で、原核生物が 誕生したのではないと思うので、「生命の起源」は、 突然変異と自然淘汰では説明できないと思うのですが、 どうなんでしょうか? あと、たまたま突然変異で有利に変異した個体が 生存競争で「ふるい」に掛けられて、 より環境に適応した個体が生き残って子孫を 増やしていく・・・この蓄積が自然淘汰だと 思うんですが、 要は、自然環境が、突然変異した個体を「ふるい」 にかけるだけで、何ら、その個体に主体的に「環境」 が働きかけているわけではないと思うのですが、 そのような消極的な自然淘汰が、その個体を維持する ことは出来ても、果たして、より高度な秩序ある 更なる個体へと進化させていくほどの機能があるとは 到底信じられません。 ましてや、偶然の産物でしかない突然変異で、 高度な機能を有する秩序ある個体へと進化していくとは さらに、信じられません。 開放系であるこの地球で、太陽エネルギー以外の 何らかの別の力(目的・方向性をもつエネルギー)が 生命に働きかけて、エントロピー減少へと 向かわせているようにしか思えませんが、 いかがなものでしょうか? 私はそれがまさしく神の愛だと思うんですが・・・

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  • mojitto
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回答No.1

僕には神の愛も信じられないのですが… 神の愛の結晶が戦争を起こし、互いを殺し合う生物を産んだのですか?ここは宗教を論ずるところではないので神の愛についてはここまでにします。 現段階では諸説あるものの生命の誕生は仮設の域を出ていないはずです。また進化論と生命の誕生は別物です。ですから説明もできません。 突然変異による進化論を肯定すると、あなたは高度な機能のある個体に進化するのは信じられないとおっしゃってますが、突然変異にはそれ以上の退化ももちろん含まれています。そして意識して突然変異なんてできませんから、あなたのいう消極的な自然淘汰によって今の生体系があるんだと思います。下手な鉄砲を数撃って当たったものだけが生き残っているのではないのでしょうか。 エントロピーについてですが、一部の系で一見減少しているように見えても、全宇宙では増加しつづけています。むしろ一部の系でエントロピーを下げる無駄な反応が起きていることは全宇宙での増大に起因していると思います。

welovekobe
質問者

補足

どうも早々に有難うございます。 >むしろ一部の系でエントロピーを下げる無駄な反応が起 >きていることは全宇宙での増大に起因していると思います。 というご説明は、かなり難しくて、私の知識理解を 超えているので、ちょっと意味が分かりません。が、 よく創造論者の方が、エントロピーは増大するのに、 より高度な秩序ある生物が、自然現象に任せて 進化するはずはない  と仰りますが・・・ それについては、どうなのでしょうかね? >一部の系 とは、地球や太陽系のことなんでしょうか? PS 因みに、神様の願いに反して堕落したのが、現在の 我々堕落人間なのであり、原罪を清算しなければ ならない(=救い)が必要な理由は、 まさにそこにあります・・・ 老婆心ながら。

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回答No.9

エントロピーについては、地球は太陽エネルギーを利用することでエントロピーを減らす努力をしています。例えば、光合成は太陽エネルギーを用いて、二酸化炭素よりも低エントロピーな(熱力学的によりエネルギーの高い不安定な分子)酸素を供給しています。こういった働きのことをネゲントロピーと呼ぶこともあります。生命は低エントロピーな食物(ネゲントロピー)を食べ、熱などの高エントロピーを排出しています。 地球の生命が、宇宙に由来するとする説をパンスペルミア説(他の天体で発生した微生物の胞子が地球にたどり着いた)といいます。他にも様々説が提案されています(生命誕生5大仮説http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/~ctakasi/first/08minj/vocab.html#origin)。この5つの仮説の中では、細胞様高分子説が一番妥当で無理のない説のように思います。 生命の最小単位は細胞膜で覆われてできています。細胞膜(生体膜)は、自己組織化によって形成されるといわれています。自己組織化の駆動力となるのがエントロピーです(キーワード=複雑系、散逸構造)。 不斉については、野依さんが不斉反応の化学でノーベル賞を取ったことでも有名になりました。アミノ酸分子は左手と右手の関係を持った二種類の分子が存在し、どの生命もその一方の種類の分子(l型)のみでできています。

welovekobe
質問者

補足

有難うございました。 生命になりうるアミノ酸はすべてL型(左巻き)だと 聞いています。 しかしミラー実験室で作られたアミノ酸のほとんどが R型(右巻き)でしかなかったそうです。 しかも、若干残ったL型(左巻き)も非常に不安定で、 紫外線やX線が当たるととすぐにR型(右巻き)に なってしまうのだそうです。 そう考えると、アミノ酸が、DNAなしで、 最初に、生物学的に意味のある配列をなして、 自動的にタンパク質を合成したとは、ちょっと 信じられませんよね。 進化論では、生命の誕生それ自体は、何ら説明して いないということですね。

noname#15238
noname#15238
回答No.8

またまた済みません、大事なことを忘れていました。 進化の件ですが、welovekobeさんは、現在の人間を見てそこから進化を考えていませんか?始めから人間のような機能的な生物を作る為に進化があると考える結果、皆さんのおっしゃる偶然性より、目的を強調することになるのではないでしょうか。 人間があつて進化があるわけではなく、逆だと思いますが。 任意の事実を信じるのは内的な根拠からではなく、それを伝える人を信じるからである。信じられるのは何かではなく誰かである。 ジンメル welovekobeさんには、いつまでも神を信じていて欲しいですね。 余計な一言失礼しました。

noname#15238
noname#15238
回答No.7

いま、偶然、見つけてしまった以上、お答えするのは私の義務ですね。もちろん私の少ない知識の範囲ですが。 エントロピー拡大の法則は、別名、「熱力学の第二法則」ともいいます、大胆に言えば、熱い物は冷めることです。 ところで、生命はこれに反して、定常性というのでしょうか、外部からエネルギーを吸収して、エントロピーの拡大を防ぐと申しますか、熱エネルギーを利用して、動物で言えば体温を維持するわけです。 別の言い方をすれば、生命は、低エントロピーの生命を吸収(平たく言えば食べちゃう)事により、自らの生命を維持するわけです。 此処から、エントロピーを価値とする説もありますが、私は、今の所、支持しません。 愛は意志に属する事柄ではなく、感情に属する事柄であって、愛しようと思って愛せるものではないし、ましてや、愛すべきだからといって愛せるものではない。とカントは言っていますが。 勿論生命の誕生は、偶然です(笑っていいのかな。

welovekobe
質問者

お礼

いつもどうも有難うございます。 エントロピーにもお詳しいんですね。 参考にさせていただきます。 それではまた。

  • mojitto
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回答No.6

#1です。補足に対して回答しますね。 >むしろ一部の系でエントロピーを下げる無駄な反応…について。 例えば壷を作る場合、成形して加熱することでパラパラの土が秩序をもった物体になります。しかし成形と加熱は人間の労力と燃焼などを引き起こし、宇宙全体のエントロピーは増大しています。生命の誕生も含めてどんな反応でも宇宙全体でのエントロピーの増大はまぬがれないのです。 人間に関していえば大量の石油を燃やし、森林を伐採して地球のエントロピーを著しく増大させてます。エントロピーは宇宙全体では増加をたどるだけです。エントロピーの立場からして、激しく増大させる存在こそ進化だと思います。だから加速的に増大させる破壊者が生き残れるのです。創造論者たちは進化した生物たちによってどれだけ地球が壊されたかを考えていないと思います。 >一部の系…について 先ほどの壷の例なら一部の系は『土』 あなたの質問なら『より高度な秩序のある更なる個体へと進化』です。いずれの場合も確実に宇宙全体のエントロピーは増大しているはずです。宇宙全体で減少していたらエントロピーの根底を覆してしまいますからね。 アミノ酸に電圧をかけてタンパク質が合成できたというのは推論に対する検証であって、成功したということはその推論が当たっている『可能性』があることを示唆します。 ただ、神の愛なんですが、確率や偶然を『神の愛』や『運命』と定義してしまえば話は別ですが、神という存在が検証不可なものだと考えます。ですから神の愛を科学に変換することはできないのではないのでしょうか。また神は科学論で縛れるものではないですから。

welovekobe
質問者

補足

どうも済みませんでした。エントロピーという概念を よく知りもせず使用したのがまずかったですね。 マクロ的というよりも、ミクロ的な観点で、 ただ何となく用いただけなんです。 ご容赦を・・・ 「生殖細胞のDNAの進化」だけを取れば、 エントロピーは減少していると言っても差し支えない んでしょうか???

  • mogula
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回答No.5

専門外の人間なのであまり詳しくはないのですが、 既に回答があるように生命の起源と進化は全く別の議論です。 進化に関しては、もしお読みでないのなら 木村資生先生の分子進化の中立説について一読されてみてはどうでしょう。思考の指針として役に立つと思います。  生命の起源に関しては、生命自体の定義をどうするかと言う議論に帰結してしまうのですが、最近では地球外に求める学説が注目されています。この分野は、生物屋さんよりも物理屋さんや化学屋さんが熱心に研究されています。  生命は不斉反応場ですから、生命の起源を求める上では有機化合物の不斉の起源を知ることが重要に成ります。これに関して日本では、北海道大学の香内晃先生や、国家プロジェクトとして大阪大学の井上佳久先生が井上光不斉反応プロジェクトを立ち上げておられました。  こちらに関しても、書籍や論文が多数報告されておりますので、一読される価値はあるでしょう。  手軽な所ではHPですが、書籍としては    日本化学会編 先端化学シリーズ1     (有機金属・キラル・触媒・高分子)    丸善 3,500円 のキラルの項にお二方の記述があります。

welovekobe
質問者

お礼

どうも有難うございます。参考になります。 不斉反応場の「不斉」という言葉ははじめてです。 勉強してみます。 地球外ということは、神様の愛のエネルギーというのも あながち見当はずれな推論でもなさそうですね。 私は、「有利な突然変異」が自然界に偶発的に起こる 確率が0に近い・・・という事実を以って、 科学的推論の有力な根拠にしたいと思っております。 それでは、どうも失礼致します。    感謝

noname#25358
noname#25358
回答No.4

>電圧を掛けると、「ばらばらだったアミノ酸」が、 >たんぱく質になって動くということでしょうか??  えとですね。  高温高圧の状態で特定のアミノ酸が出揃うと、それが結合現象を起こして「電圧でピクピク動くタンパク質」が生まれます。  でもこれ、NHKで見たものなんで、HPがどこにあるかは分かりません。すみませぬ(^_^;  専門知識ですから、本屋の方が早いかもしれませんよ。

welovekobe
質問者

お礼

どうも早々に有難うございます。 参考にさせて頂きます。 感謝

noname#25358
noname#25358
回答No.3

 自然淘汰という言葉自体が、すでに「生き残っていくための理論」ですから、「生命の誕生」には適用できない言葉です。  生命がなぜ生まれたのかは、今はまだ分かっていません(それを調べるのも、今火星に行ってる探査機の仕事でもあるんですよ)。  現在は、「『電圧をかけると動くタンパク質』が自然環境内で生まれることはありうる」ところまでは分かっています。  ですが、それがどうやって単細胞生物まで進化するのか、細かい道筋みたいなものは分かっていないはずです。  まぁ、現在不明であるその要因を「神の手」と呼ぶことは自由ですが、俺は「浪漫エネルギー」に一票(笑)

welovekobe
質問者

お礼

どうも有難うございます。 >現在は、「『電圧をかけると動くタンパク質』が自然環境 >内で生まれることはありうる」ところまでは分かっています。 電圧を掛けると、「ばらばらだったアミノ酸」が、 たんぱく質になって動くということでしょうか?? これに関するサイトを何かご存知ないですか? ご存知でしたら、是非、お教え下さいませんか? 浪漫エネルギー いいですね。漢字で書くところなんか。 ではでは。  

  • sowow
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回答No.2

出来ません。 進化のエネルギーですか。 「単語がたくさん引っ付いたら文章ができる」 と言うのはどうでしょうか? うまく説明できないんですが、「果てしない繰り返し」「大規模淘汰」それと「密度」のようなものがそういう力なんじゃないかな?と思っていますが・・・。 いまいちわかりません。 「ほかに何かある」という考えにはだいぶ賛成です。

welovekobe
質問者

お礼

どうも有難うございました。 「ほかに何かある」という考えは、私は 正しいと信じています。早くそれが科学的に 解明されることを希求します・・・ それでは、どうも失礼致します。    感謝