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どこの国で裁判するか

A国からB国へ出発したC国で製造された航空機があります。 D国上空を通過中に航空機で犯罪がありました。すぐに 犯人は取り押さえられたとします。 ここで質問ですが、このときどこの国で裁判をするのでしょうか?また、理由もお願いします。 1、出発地A国 2、目的地B国 3、事件があった航空機を製造したC国 4、航空機が通過中だったD国 5、A~D国以外の国E国 (法律に詳しい方に答えていただけるとありがたいです。)

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  • ken200707
  • ベストアンサー率63% (329/522)
回答No.5

刑法に以下の規定があります。 第一条 (国内犯) この法律は、日本国内において罪を犯したすべての者に適用する。 2  日本国外にある日本船舶又は日本航空機内において罪を犯した者についても、前項と同様とする。 ここで、“日本航空機”とは 国際民間航空条約(昭和二十八年十月八日条約第二十一号:S28.10.8発効) 第十七条 (航空機の国籍)  航空機は、登録を受けた国の国籍を有する。 によって、“日本”において登録をうけた航空機です。 A~Dが日本以外の国であり、当該航空機が日本で登録されているのであれば、5であり、Eは日本となります。 しかし、 刑法第二条 (すべての者の国外犯) この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯したすべての者に適用する。 二  第七十七条から第七十九条まで(内乱、予備及び陰謀、内乱等幇助)の罪 により、幾つかの犯罪は、当事者が日本人、非日本人であることや、国内、国外(外国籍航空機を含む)であっても、日本で裁判を行うことができます。 また、 第三条 (国民の国外犯) この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯した日本国民に適用する。 六  第百九十九条(殺人)の罪及びその未遂罪 により、幾つかの犯罪では、犯人が日本人の場合、国内、国外(外国籍航空機を含む)であっても日本で裁判を行うことができます。 また、 (国民以外の者の国外犯) 第三条の二  この法律は、日本国外において日本国民に対して次に掲げる罪を犯した日本国民以外の者に適用する。 二  第百九十九条(殺人)の罪及びその未遂罪 により、幾つかの犯罪では、被害者が日本人であれば、国内、国外(外国籍航空機を含む)であっても日本で裁判を行うことができます。 そして、ICAOの規定により、各機体の国籍による裁判権を認めていますが、 第五条 (外国判決の効力) 外国において確定裁判を受けた者であっても、同一の行為について更に処罰することを妨げない。ただし、犯人が既に外国において言い渡された刑の全部又は一部の執行を受けたときは、刑の執行を減軽し、又は免除する。 により、日本国法に基づく裁判を行うことができます。

noname#258183
質問者

お礼

日本の刑法にこんなことが書いてあったんですね。・・・となると、1~5のうちのいずれかに日本が当てはまると日本で裁判を行うことができる、若しくはその可能性があるということですか! ものすごく細かくてすごくわかりやすかったです。ありがとうございました!

その他の回答 (4)

  • kanpyou
  • ベストアンサー率25% (662/2590)
回答No.4

JAL、ANAという登録機体ならば「日本」。デルタ、ノースウェスト、アメリカン航空ならば「アメリカ」が裁判権を持つというのが基本ですが、上掲1~5の中からとなると、「2番」が合理的でしょう。ただし、その目的国が訴追・引渡し条約に加盟していることが前提となります。 外務省: 4.テロ防止関連諸条約の締結 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/terro/kyoryoku_04.html ・上掲サイト内、(2)訴追ないし引渡 以下の各条約をご確認ください。(東京条約、ヘーグ条約、モントリオール条約などが根拠とされます。)

  • ok2007
  • ベストアンサー率57% (1219/2120)
回答No.3

刑事手続の場合、No.2のni14niさんお書きのとおり、基本的には航空機材の登録国が裁判管轄を有するため(属地主義)、1~5のいずれでもない、となります。 ただ、犯罪の内容により別の裁判管轄も同時に生じる場合が多いものです。

  • ni14ni
  • ベストアンサー率41% (16/39)
回答No.2

航空機は国ごとに登録されています 原則としてその航空機の登録国が裁判の管轄権を持ちます。 製造した国がアメリカの日本の旅客機などあるので、a国~e国どれかといわれると断定できないです。 ただ、刑事上の管轄は国ごとに法律も違うので、よく管轄が重複しますので、ぜったいにこのとおりになるとは断定できないのです。

  • v101d
  • ベストアンサー率35% (82/228)
回答No.1

まず原則でいえば「C国」です。 国際線の飛行機の中で発生した事件については、航空会社の属する国の法律が適用されます。これが一応、国際ルールです。 ただし繰り返しますが、これは「原則」です。 起こった事件が殺人など、大事件の場合は「犯人の国籍のある国」で裁かれることが多いようです。

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