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加藤 智大を擁護する人が多いのは何で?
2ちゃんねるやYAHOO掲示板などでは http://find.2ch.net/?STR=%B2%C3%C6%A3%A1%A1%C3%D2%C2%E7 このように彼の擁護のスレがたくさん立っています。 いくら派遣社員の酷い実態を国にわからせたと言っても 一応は殺人犯なわけなのに なんで彼を擁護する人達がこんなにもいるんですか? 今までも殺人事件っていくらでも起こってきたけど その犯人を擁護するスレなんてほとんど目にしなかったけど。
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他の事件の犯人と加藤容疑者を比較した訳ではありませんが、私が秋葉原無差別殺傷事件にまつわる報道を聞いている中で感じたことです。 加藤容疑者は、非常に不安定な契約社員で、常に契約を打ち切られる不安を抱えながら勤務していたことと思います。事件の直前には、自分が契約を打ち切られることに決まったと誤解をしたと報道されました。 恐らくその落胆から八つ当たり的に事件を起こしたということなのかと理解しています。 もちろん言うまでもなく、加藤容疑者の個人的な事情がどうであれ他人に危害を与えることは、絶対に容認しません。 しかし、彼がやった殺人行為には同情できませんが、彼が置かれた社会的に弱い状況には同情できます。彼がやった犯罪を断罪することと、彼のような弱者を生み出す社会的構造を改善していくことは両立することです。 現在は、勝ち組負け組という言葉が流行することからも分かるように、経済面や社会的地位などで上位から下位への漸進的な格差が少なくなり、優位な層と劣位な層がそれぞれ厚く存在するようになってきたと言われています。 そのような偏差では、優位層に入れなければその下はすぐに劣位ということになり、「中庸で満足」という人が少なくなるでしょう。 日本は資本主義社会であり競争社会ですから、優位層に入るためには競争で限りなく一番に近づくしかありません。しかし競争ですから、100人いればどんなに優秀な人々の集まりでも、1番がいれば100番もいます。 現在の日本の経済は成熟し、これ以上の成長の芽がほぼありません。従って競争で上位になった少数の人にしか安定した雇用や十分な賃金、社会的保障などはなく、選ばれなかった人は加藤容疑者のように日々不安を抱えながらの生活しか獲得できません。 加藤容疑者のような「先の見えない不安」というのは、期間の定めのある契約社員だからこそ特に先鋭に見えてくるものですが、今はそうではないあらゆる人にも同様の不安があります。 私も「もし今の生活を支える無数の歯車のうち、ひとつでも欠けたらどうなるのだろう」と思うことがあります。今の日本では、明日も同じ生活を送るのに不可欠な条件が、必ず安泰であるとは限らないからです。 そうなったときを考えると、経済的社会的に孤立し誰も助ける人もなく自力だけではそこから這い出せない加藤容疑者の不安が分かるような気がします。
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- hiko3323
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案外、同類が多いってことじゃない? あぁー怖っ!
お礼
参考になりました