ソレノイドコイルの考え方
研究で、鉄やコバルトなどのまわりにコイル(銅線)を巻いたとき、その物体内部を通る磁場を計算する必要があります。
ある参考書に
「1cmあたりの巻き数が20の長いソレノイドに10Aの電流を流したとき、その中心部につくられる磁束密度は、
B=μnI(B:磁束密度 μ:透磁率 n:巻き数 I:電流)
より、B=(4π×10-7)×(20×100)×10
=2.5×10-2【T】」
という例題がありました。
※上記の(20×100)は、メートルあたりの巻き数にする必要があるからと判断しました。
この考え方を適用しました。
例題は空気中(真空中?)ですが、自分はそこに材料をいれようとしています。なので使用する材料の透磁率を代入しようと考えました。単純にそう考えましたが合っていますでしょうか?
問題中の「長いソレノイド」というのも気になっています。
今回自分が製作しようと考えているのは、径数mm・長さ数十mm程度の材料(鉄やフェライトなど)に、Φ1mm以下の銅線を数百回程度、巻こうと考えています。
実際に計算してみると「透磁率3000の物体にコイルを100回巻き、1mAを流すと物体内部の磁束密度は30000T」という非常に疑わしい結果になりました。
(B=3000×10000×0.001=30000【T】)
真空中(空気中)であれば、透磁率「4.7×10-7」の10-7が効いて、実際に想像しやすい値になるのですが(例題)「1mAで30000T」となると、とても信じがたいです。
本当は実際に製作してみて実際に測定が出来ればいいのですが、材料の内部の磁界が知りたいので測定手段も分かりませんでした。
考え方・計算方法・単位などで何か間違ってる部分がありましたらどうかお教えください。
「合ってるんじゃない?」という場合も一言いただけるとありがたいです。
宜しくお願い致します。
お礼
なるほど。とても参考になりました。ありがとうございます