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市場の失敗

自動車のシートベルト着用規制 自動車の排気ガス規制 国防 の3つにおける市場の失敗にはそれぞれどのようなものがあるのでしょうか?

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回答No.2

#1の方の回答に補足します。排ガス規制、国防サービスについては#1の回答のとおりだと思います。 しかし、シートベルトは確かに受益者と支払い者が一致していて私的財の性質をもつのですが、 完全に公共性がないとは言い切れません。 例えば、シートベルトをしない人が多いと、結果として運転者の事故時のダメージが多くなり、 医療にかかる社会全体の負担があがるという側面があります。 また当然、生産性の低下も招きそうそうです。 このような財をメリット財(価値財)と呼びます。 初等教育の導入、麻薬の規制などがこれに相当すると言われています。 ただし、シートベルトやマリファナなどは社会によっては市場に任せることを選択している場合もあるため、 その線引きは公共財(国防サービスや灯台がよく例にあげられる)ほど明確ではないことも確かです。 ちなみに質問者の方が経済学の宿題をやろうとしているならば、 シートベルト メリット財 排ガス規制  技術的外部性 国防     純粋公共財 という組合せでキーワード検索をかけるとよいと思います。

回答No.1

1.シートベルト ・ 自動車を買う人は、シートベルトが搭載された車を買えば、搭載していない車よりは安全だということを知っていますから、相応の市場価格を支払います。市場の失敗はあまりないと思います。 2.排ガス規制 ・ 排ガス規制を撤廃しても、排ガス規制装置を載せた車の方がいいのはみんな知っています。しかし排ガス規制によって助かる人は車に乗らない人も乗る人も差別できません。それでも車に乗らない人は税金などの公的規制がないかぎり排ガス規制車のコストを負担しませんから、だれも自ら進んで排ガス規制費用を負担しようとせず、自動車会社はそうした車を作らなくなってしまうかもしれません。 3.国防 ・ 国防も、費用を払って守ってもらおうという人と費用を払わずにフリーライダーになろうとする人を区別できないので、強制がないかぎり誰も費用を負担しようとせず、(愛国心は別として)誰も国防しようとしなくなります。

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