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使用済み核燃料の再処理の是非について
使用済み核燃料の再処理については、 推進派・慎重派(反対派)があると思います。 慎重派の方は、 再処理によって、低放射性の物質の体積が増大(再処理施設も放射性廃棄物だと)し、 使用済み核燃料の輸送や再処理施設の安全性(事故・テロ)、プルトニウムの危険性の問題とともに、 高速増殖炉の建設の建設計画が頓挫しているために、核燃料サイクルが稼働しないことを問題視していると理解しています。 仮に、高速増殖炉の建設等プルトニウムの(当然、平和的な)活用・処分法が確立された場合、 慎重派の方は、(大勢として)再処理を容認するのでしょうか?
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核燃料リサイクルについては推進派、反対派という2分法では実情を表現できないと思います。 誤解をおそれずに大胆に分類しても (1)原子力賛成、リサイクル賛成 (2)原子力賛成、リサイクル反対 (3)原子力反対、リサイクル反対 の3つになると思います。 少なくとも(3)の人々はそもそも原子力自体の必要性を認めていないのでリサイクルの完成には関係なく反対のままでしょう。 (2)はカーター政権以降の米国の立場でしたが、これは近年、GNEP構想にみるように(1)へ立場が変化しつつあります。 ただし、これは技術の完成による態度変更ではなく、経済的にエネルギー源の供給不足が懸念されるための態度変更です。 (技術についてはこのニーズに引かれてGNEPで開発するという立場) ようはリスク、パフォーマンスとコストを秤にかけてどの人も判断するので、「高速増殖炉の建設等プルトニウムの(当然、平和的な)活用・処分法が確立された」という技術的要因での態度変更は少ないと思います。
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- h1r0s13
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核そのものが、近い将来、不要なものとなる可能性があります。 たぶん、無公害の水素発電になるかとは思いますが、ここは慎重には慎重に判断するべきものだと私は考えます。